台風が上陸し、猛威を振るうことが近頃多くなっています。
今回は、台風時の自転車対策のまとめを紹介します。
室内に保管するときやカバーを外しておくべきか、倒れない置き方や風速についても紹介します。
台風時の自転車対策まとめ!
台風時の自転車対策としてすべきことまとめを見ていきましょう。
台風時の自転車が倒れる風速:風向きと置き方が重要
台風は最大風速が秒速17.2m以上のものを指します。
一概にどれほどの規模の台風が来たときに、あなたの自転車が倒されてしまうのか?を決めることはできません。
自転車の真横から風を受けており、カバーもつけているのであれば風速が秒速3mでも倒れます。
バイクの場合は車重もあるので風速が秒速30m以上であっても耐えられることが多いですが20kg程度の自転車は基本的にすぐに倒れてしまうと思って問題ありません。
重要なのは自転車の置き方と風向きは自転車の真横からなのか正面からなのか?という点です。
台風時の自転車対策は室内がベスト:自転車置き場も飛ばされることが
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台風時の自転車対策のベストな選択は言うまでもなく室内に避難させることです。
台風の規模によってはマンションやアパートにある自転車置き場がまるごと吹き飛ばされてしまったという例もあります。
玄関に入れておくスペースがないのであれば、面倒ですがリビングなどに上げてしまいましょう。
タイヤを拭いても汚れが気になる場合はレジャーシートであったり、古新聞などを敷いておくと良いです。
台風の規模や、上陸したとしてもあなたの家が台風の西側か東側かによっても威力は変わってきます。
この辺りはある程度、経験則で考えていただくしかありませんが、あえて目安を示すならば
- 「猛烈な台風」というように報道される場合
- 風速が秒速30m以上
- 気圧が970hPa以下
で上陸する場合には対策をしておいた方が良いように思います。
できればめんどくさがらずに、毎回、室内に入れたり風があまり当たらない場所に避難させるなど対策をされる方が良いです。
場合によっては自転車が飛ばされてしまい、隣家の車に傷をつけてしまうこともあります。
台風時の自転車のカバーは外す・外さない?:カバーで倒れやすくなる
台風時に屋外に自転車を置いておく時には倒れないようにしておきたいところです。
そのためには自転車のカバーは外すべきか、外さないべきか?ということで悩んでしまいます。
自転車カバーをつけておくメリットは、台風で小石などが飛んできた時に自転車を傷から守ってくれる点です。
自転車カバーをつけておくデメリットは、カバーがヨットの帆のように風を受け止めることになるので、自転車が倒れやすくなる点です。
多少の傷はついてもいいと思えるのであれば、倒れるリスクを減らすために自転車にはカバーをつけない方が良いです。
どうしても自転車カバーをつけておきたいのであれば、できる限りカバーのバタツキをなくすために縛ることです。
ただし、上の画像を見てもらえば分かるでしょうが、縛ったところで限度があります。
電動自転車であっても基本的には雨水の影響がないように作られているので、屋内に保管できないのであればカバーを外して屋外に置いておきましょう。
ただし、万が一の可能性はあるので電子機器部分をラップやビニールでカバーしておくと良いです。
台風時の自転車は倒す・倒さない?:倒しておく方が安全
台風時の自転車は屋外に置いておくと倒れやすいです。
なので、最初から倒してしまうことで傷が入るリスクを減らすことができます。
倒れやすいものは最初から倒しておくことで接地面も増えるので、風に飛ばされにくくもなります。
新品の自転車だったり神経質でない限りは自転車を倒しておくことが屋外に置いておく場合には良い方法と言えます。
地面に倒すことでハンドルなどが傷ついたり汚れてしまったりすることが気になるのであれば、レジャーシートなどを敷いておくことで対策ができます。
電動自転車の場合は転倒時に電子機器が故障してしまう可能性があります。
とはいえ、転倒した状態で台風のような激しい雨に長時間晒され続けることで故障する可能性もあります。
ベストな選択は室内に保存ですが、どうしても不可能であれば電子機器部分をラップやビニールでカバーしておきましょう。
台風時の自転車の倒れない置き方は?:5つの方法
台風時の自転車が絶対に倒れない置き方は室内に入れておくことです。
屋外にある以上は「絶対」はあり得ません。
ただし、できるだけ倒れない対策をすることは可能です。
- カバーを外しておく
- フェンスや柱などに固定する
- サイクルブロックで固定する
- ハンドルは左右どちらかでロックする
- 壁と車の間で挟んでおく
このあたりが屋外で倒れないようにする置き方としてできる対策です。
カバーを外しておく
自転車のカバーは風が吹いた時に、風を受け止めてしまって倒れやすくします。
自転車カバーは外しておく方が風が通り抜けやすいので倒れるリスクを減らすことができます。
フェンスや柱などに固定する
近くにフェンスや柱など一般的に倒れにくいものがあるのであれば、そうしたものにチェーンやワイヤーで固定しておくことで倒れるリスクを減らすことができます。
前輪用と後輪用の2か所を固定しておくとより安全です。
紐はちぎれてしまう危険がありそのまま飛ばされる可能性があります。
チェーンやワイヤーのロックを使うようにしましょう。
サイクルブロックで固定する
「サイクルブロック」と呼ばれる自転車の前輪を挟んで固定しておくものがあります。
本来は自転車の整理用に開発された商品ですが、重量が30kg程度あるため台風の強い風で倒れてしまうリスクを減らすこともできます。
価格は6,000円〜取り扱われています。
ハンドルは左右どちらかでロックする
サドル部分だけでなく、ハンドルにもロックがかけられる自転車の場合は、ハンドルを真っ直ぐの状態にしておくと倒れやすくなります。
左右どちらかにハンドルを切っておくことで自転車が傾くため、重力の影響を受けやすくなり、多少なり倒れにくくすることができます。
(サイクルブロックを使う場合は真っ直ぐの状態のままでOK)
壁と車の間で挟んでおく
自転車が風を受けて動いてしまうスペースをなくしてしまうのが屋外で倒れないために最も効果的ではあります。
車でなくても構いませんが、壁や車のような大きな重量のある物体で挟んでしまうことで、自転車が風を受けても倒れる可能性が格段に下がります。
さらに壁際にフェンスや柱があればチェーンやワイヤーで固定しておき、サイクルブロックも併用すれば対策としてはバッチリでしょう。
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台風通過後の掃除:ブレーキなどの確認
台風が通過した後、屋外に置いていた自転車は必ず使用する前にブレーキやライトなどが正しく機能するかを確認しておきましょう。
特にブレーキは水が入って効きにくくなりがちなので気をつけてください。
ブレーキ周りには油を差しておく方がよいのですが、分からないことのほうが多いので自転車屋さんに持っていきましょう。
汚れについても一通り確認し、サドルやハンドルなどにも飛んできたガラス片などが付着している可能性もあります。
水洗いだけでも全体的にして、気になる汚れはスポンジやタオルで拭き取りましょう。
それでも落ちない場合は汚れ落とし・洗剤を使用しましょう。
まとめ
・台風時の自転車が倒れる風速:風向きと置き方が重要
自転車の真横から風を受けており、カバーもつけているのであれば風速が秒速3mでも倒れます。
・台風時の自転車対策は室内がベスト:自転車置き場も飛ばされることが
台風時の自転車対策のベストな選択は言うまでもなく室内に避難させることです。
・台風時の自転車のカバーは外す・外さない?:カバーで倒れやすくなる
多少の傷はついてもいいと思えるのであれば、倒れるリスクを減らすために自転車にはカバーをつけない方が良いです。
・台風時の自転車は倒す・倒さない?:倒しておく方が安全
自転車のように倒れやすいものは最初から倒しておくことで接地面も増えるので、風に飛ばされにくくもなります。
・台風時の自転車の倒れない置き方は?:5つの方法
- カバーを外しておく
- フェンスや柱などに固定する
- サイクルブロックで固定する
- ハンドルは左右どちらかでロックする
- 壁と車の間で挟んでおく
・台風通過後の掃除:ブレーキなどの確認
台風が通過した後、屋外に置いていた自転車は必ず使用する前にブレーキやライトなどが正しく機能するかを確認しておきましょう。
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