超実写版映画「ライオン・キング」は1994年のディズニーの長編アニメーション映画をフルCGでリメイクした作品で2019年8月に日本で公開されました。
今回は映画「ライオンキング」の超実写版とアニメ版の違いについて詳しく紹介していきます。
ライオンキング超実写映画とCGアニメーションの違いは?
2019年に公開された実写版映画「ライオン・キング」はディズニーが公式見解として「超実写版」だと主張しています。
実写を超えた作品ということで、実際のところは実写でないということです。
フルCGアニメーションで作られた作品であるため、「実写版ライオン・キング」という表現は誤りということになります。
動物たちの王国を描いた作品であるため、現実問題として実写で表現することは不可能であるため、2019年のCG技術の粋を結集した作品だと言えます。
ライオンキング超実写映画とアニメ版の違いや小ネタは?
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2019年に公開されたライオンキングの超実写映画と、1994年のディズニーアニメ版との違いについて見ていきましょう。
1994年のアニメ版の特徴は赤色、2019年の超実写映画の特徴は青色で表現しています。
超実写版のみに登場する動物がいる
1994年のアニメ版に登場しなかった動物が2019年の超実写映画「ライオン・キング」に登場しています。
ツチブタ、コウモリ耳のキツネ、ショウガラゴ、トンボ、ゾウトガリネズミ、ホオジロカンムリヅル、灰色のオウム、ウィーバーバード、コウノトリが挙げられます。
ハイエナトリオのシェンジのキャラクターの違いは?
1994年のアニメ版に登場するスカーの協力者であるハイエナトリオ。
シェンジは賢いリーダーとして描かれ、バンザイやエドという他の2匹とは異なり明るかったりコミカルすぎたりすることはありませんでした。
南部のアクセントが特徴としてありました。
2019年超実写版ではシェンジのキャラクターは真面目で冷酷で獰猛な3匹のハイエナのリーダーとして描かれ、アフリカのアクセントに変わっています。
ミュージカル「Circle of Life」での違いは?
「Nants ingonyama」の2節目、トピではなくオリックスが登場しています。
ラフィキはバコラの杖の代わりに赤い根を持ってきます。
スカーが食べようとしたネズミの違い
1994年のアニメ版では、ネズミは映画の冒頭にのみ登場します。
スカーはネズミを掴んで食べようとしますが、ザズーがスカーの注意を逸らしたため、ネズミはいなくなってしまいます。
2019年の超実写版では、スカーが食べようとしたネズミはプライドロックに避難場所を見つけようとします。
映画の終わりにも他の動物がプライドロックに戻るときに登場します。
ラフィキがシンバの絵を描くシーンの違いは?
ラフィキがシンバの絵を描くシーンで、1994年のアニメ版はひょうたんのジュースの代わりに、虫を使ってシンバの絵を完成させます。
ザズーがプライドランドのニュースを得る方法の違い
1994年のアニメ版では、プライドランドに関するニュースを堀ネズミからザズーは手に入れます。
2019年の超実写版ではホリネズミは登場しません。
代わりに、ザズーは自ら飛び回ってプライドランドで起こっているニュースを探します。
ホリネズミは実際にはアフリカ原産ではないことが影響していると思われます。
ミュージカル「The Lion Sleeps Tonight」の違い
ティモンとプンバアがナラを追いかける前に「The Lion Sleeps Tonight」を歌うシーンは拡大されています。
仲間の草食動物もナラが中断するまでの間、デュオに参加しています。
1994年のアニメ版にはプンバアがカブトムシを捕まえようとするシーンがあります。
2019年の超実写版では、カブトムシを捕まえようとする役割はシンバに変更されました。
ミュージカル「I Just Ca n’t Wait To Be King」の違いは?
1994年のアニメ版ではナラのソロパートは1つだけで、残りの歌唱シーンはシンバと一緒に歌われています。
2019年の超実写版ではナラのソロパートは多くなり、シンバによって歌われていた部分もソロで歌っています。
1994年のアニメ版ではシンバはライオンのたてがみに似た草を身にまとい、大人のライオンのふりをしており、泥だらけの水たまりに使った後、象の耳を使って体を掃除します。
2019年の超実写版では、3匹のチーターの子供がシンバとナラに続いて草原を駆け回っています。
シンバとナラは、ダチョウに乗ります。
2019年の超実写版では2匹はダチョウに乗りませんが、その代わりにダチョウはザズーを突いているシーンがシマウマの群れのシーンの後にあります。
1994年のアニメ版にはザズーが川から落ちていたシーンがあります。
2019年の超実写版ではカバの上に立っていましたが、カバは突然水中に沈んでしまいザズーがサッと飛び去るシーンに変わっています。
歌の終わりのシーンで1994年のアニメ版では動物の塔の上に立つシンバとナラが描かれ、動物の塔は崩壊してサイがザズーの上に落ちてきます。
2019年の超実写版ではシンバとナラは、ザズーやウィーバーバードの群れ、大きな動物の群の中で戯れています。
象の墓場のシーンでの違い
1994年のアニメ版では、ナラはシンバと同じくらい興味津々の状態です。
2019年の超実写版ではナラは象の墓場へ立ち入ることを心配しています。
1994年のアニメ版ではシンバと奈良を追いかけるハイエナは3匹だけです。
ハイエナが2匹を発見する前にザズーがすぐに追いつきます。
2019年の超実写版ではハイエナ一族が全員で追いかけてきます。
ハイエナがシンバとナラを発見した後にザズーが到着することに変わっています。
ハイエナは間欠泉をザズーに向けて発射していません。
峡谷のシーンの違い
スカーからの指示を待っている間にヌーを捕まえようとするシーンが省略されたために、シェンジのバンザイに対するセリフがなくなりました。
1994年のアニメ版ではカメレオンはツノのあるカメレオンが登場しました。
2019年の超実写版ではツノのあるカメレオンではなく、トンボを食べる別の種類のものに変わっています。
ヌーが渓谷を越えてやってくる場面で、シェンジはヌーを捕まえようとして失敗する場面が省略されています。
1994年のアニメ版では、ムファサはヌーが立っている枯れ木を駆け抜けると、空中に吊られているシンバを救出します。
2019年の超実写版では、ムファサがシンバのしがみついている木のところに到着し、ヌーがムファサを木に押し込みます。
1994年のアニメ版ではスカーはプライドのために戻ることを勧めたザズーを叩きます。
2019年の超実写版では、スカーはザズーにムファサとシンバを助ける間、プライドを得るように言います。
スカーはシンバの父ムファサに関する「サプライズ」があると伝え、その準備をする間、峡谷で待っているように指示します。
2019年の超実写版では、スカーはシンバに対して、峡谷にいけば父ムファサが幼き頃にそこで咆哮をあげる姿を見つけられるという話をします。
1994年のアニメ版では、ムファサを死にいたらしめたスカーはムファサを大群の中に突き落とします。
2019年の超実写版ではスカーはムファサを叩きのめし、ムファサが倒れる前に落とします。
ムファサの名前の扱いの違い
2019年の超実写版では、スカーはムファサの名前について言及することを誰に対しても禁止していません。
スカーのサラビへの対応の違い
1994年のアニメ版では、スカーはムファサの妻サラビを言葉や肉体的に虐待しながらも、プライドロックを去ることを許しませんでした。
2019年の超実写版では、サラビがスカーの妻となることを拒絶したために虐待をします。
ここには1994年のアニメ版にあるナラをスカーが誘ったものの拒否されたというエピソードを削除しつつ、要素だけ取り入れたと考えられます。
シンバが砂漠で気絶するシーンの違い
シンバは1994年のアニメ版では砂漠で気絶する際に左側に倒れます。
2019年の超実写版では右側に倒れています。
ミュージカル「ハクナ・マタタ」の違い
歌の前にはティモンとプンバアによるカウントオフがあります。
プンバアのフラッシュバック中に、大人のイボイノシシの代わりにレッドリバーホッグピグレットに置き換えられています。
ティモンとプンパアはジャングルで一緒に住んでいます。
ホロホロチョウ、ブッシュベイビー、ガゼル、ゾウトガリネズミ、コウモリ耳のキツネなどの他の動物が一緒に住んでいます。
ティモンは葉っぱで作られた毛虫プレートを持ち、シンバが毛虫を食べるようにします。
2019年の超実写版ではシンバは葉っぱのプレートに乗っていない毛虫を渡されます。
シンバが成長したときに、シンバとティモンとプンバアが巨大なマルタの上を一緒に歩くシーンがあります。
2019年の超実写版では、ジャングルの中で異なる場所にシーンに変更されています。
ナラがティモンとプンバアを追いかけるシーンの違い
ティモンとプンバアの2匹がナラに追われているシーンで、プンバアは追いかけられる前に身を隠してティモンから離れます。
2019年の超実写版では、ナラが追ってくる間に2匹は分かれて行動し、シンバが救助にやってくる直前にプンバアが壁に追い詰められています。
シンバとナラの再会の違い
シンバとナラが再開したときに、ナラはすぐにシンバのことを認識します。
ミュージカル「Can You Feel the Love Tonight」の違い
歌の最後の部分が悲しげに歌われていますが、1994年のアニメ版ではティモンとプンバアの叫びで終わりません。
シンバは水に飛び込んだり、ナラを引き込むのではなく、2匹は曲の終わりに向かって、高い丘に登ります。
ザズーの投獄の違い
ザズーはスカーが支配者となっている間、投獄されています。
2019年の超実写版ではザズーは自由のみですが、スカーやその手下に発見されたときに嫌がらせや追跡をしてくるハイエナから隠れています。
ラフィキが杖でザズーを救うシーンの違い
1994年のアニメ版ではハイエナからシンバを救います。
ラフィキは杖を使ってハイエナからザズーを救います。
スカーの女王への執着心の違い
1994年のアニメ版では、スカーは支配者となった後に女王がいないことをそれほど気にはしていません。
2019年の超実写版では、ムスファの妻だったサラビを自分の女王にしたいと考えています。
シンバが支配者となることを計画するシーン
シンバがプライドロックに戻り、新しい支配者となることを計画しているときに、ナラがティモンとプンバアに計画の内容を伝えるシーンがあります。
2019年の超実写版では省略された代わりに、眠っているティモンとプンバアを横切り走っていくシンバが挿入されています。
シンバはプライドロックに戻って指示に従うことを決定するまで、ナラのことを信頼していませんでした。
シンバがムファサに王としての地位を与えられた後にプライドロックに戻るために砂漠を走るシーンで流れる曲が1994年のアニメ版では「ブサ」です。
2019年の超実写版ではビヨンセの「スピリット」です。
ラフィキの杖の扱われ方の違い
1994年のアニメ版ではラフィキの杖はよく出てきます。
2019年の超実写版ではラフィキの杖はほとんど出てこず、クライマックスで杖を呼ぶまでみられませんでした。
ティモンとプンバアがライブを行うシーンの違い
ティモンとプンバアが、シンバとナラがハイエナから逃げ果せるためにライブを行うシーンがあります。
2019年の超実写版では、美女と野獣の「Be Our Guest」の曲のイントロをパロディしたものに置き換えられ、ティモンが歌い出す前にハイエナが2匹を追いかけます。
スカー・ハイエナとシンバの戦闘シーンの違い
スカーがシンバに、ムファサに対してスカーがした秘密を教えると、シンバの記憶がフラッシュバックされ赤い背景の映像が思い出されます。
2019年の超実写版では、ムファサが崖から落ちていく様子がスローモーションで流れ、シンバの前足を掴んだものの落ちていくムファサの映像が流れます。
シンバはスカーが真実を語るように強く求め、拒否した場合には締め殺します。
2019年の超実写版では、嘘つきと罵流ことに抵抗はなく、シンバの真実を信じることを拒否し、シンバがムファサを殺したことを伝え、シンバをも殺すことを計画しています。
しかし、ムファサの妻サラビはすぐにスカーの嘘を見抜いています。
スカーが「渓谷に到着するのが遅すぎた」という指摘と「ムファサの目には恐怖の表情があった」という言葉に矛盾があったためです。
ライオンとハイエナが戦うシーンでは、シンバがプライドランドの全員が聴くことができるようにスカーに真実を告げた後、スカーは自分がムファサを殺したと主張し、ハイエナがシンバを攻撃する前にライオンたちがシンバを救うために攻撃します。
2019年の超実写版では、スカーがハイエナをけしかけて全てのライオンを殺すように目論んでいたことなどを白状しなかったため、シンバはスカーのことを作人者と呼びます。
ザズーの活躍の違い
1994年のアニメ版では、ザズーは投獄されていた牢獄をプンバアによって破壊されるまでは檻の中に入れられていました。
ザズーは投獄されておらず、最後の戦いにも参加しています。
スカーの計画・裏切りの違い
シンバはスカーがシンバのことを裏切ったことを発見し、スカーは追い詰められたときには慈悲を乞います。
2019年の超実写版では、スカーがシンバだけでなくハイエナたちをも裏切ったことを発見し、スカーはシンバの代わりに自分だけが王になる権利を持っていると宣言します。
スカーはシンバとの戦いの直前にハイエナを敵と呼んでいます。
2019年の超実写版では、スカーはハイエナたちを反抗的なスカベンジャーと呼んだり、殺すと脅していたりします。
スカーとハイエナの関係性の違い
シンバはスカーに勝てないことを伝えますが、スカーはプライドロックに自分の王国を宣言することを聞くことを拒否します。
スカーは秋を生き延びた後、ハイエナとともにより大きな大軍作りシンバに対して報復を行う計画をしていましたが、ハイエナはスカーの残酷な行動や侮辱を受けていたため、計画を拒否します。
1994年のアニメ版では、スカーはハイエナは友人であると考えていますが、シェンジ・バンザイ・エドはリーダーを倒そうと計画しているときに、ハイエナを裏切るスカーの噂を耳にしたことを明らかにしています。
スカーの死のシーンの違い
スカーはあまりの恐怖に反撃することさえできずに、生きたまま食べられて大きな火に巻き込まれてしまいます。
2019年の超実写版では、ハイエナがスカーを連れ出す準備をしていると、スカーはハイエナたちに飛びつき、ハイエナたちがスカーを食い尽くす前に何匹かのハイエナがやられていました。
これは「ハイエナの腹は決して満たされない」というスカーの主張を反映したもので、生きているスカーを食べるハイエナの構図を強調しています。
ラストの「Circle of Life」の違い
1994年のアニメ版ではラストの「Circle of Life」でティモンとプンバアはシンバとナラと並んでプライドロックの上に立ちます。
2019年の超実写版では、ティモンとプンバアはプライドロックの上に立たず、ジャングルで他の動物たちと一緒に岩の上に立っています。
まとめ
・ライオンキング超実写映画とCGアニメーションの違いは?
2019年に公開された実写版映画「ライオン・キング」はディズニーが公式見解として「超実写版」だと主張しています。
・ライオンキング超実写映画とアニメ版の違いや小ネタは?
- 超実写版のみに登場する動物がいる
- ハイエナトリオのシェンジのキャラクターの違いは?
- ミュージカル「Circle of Life」での違いは?
- スカーが食べようとしたネズミの違い
- ラフィキがシンバの絵を描くシーンの違いは?
- ザズーがプライドランドのニュースを得る方法の違い
- ミュージカル「The Lion Sleeps Tonight」の違い
- ミュージカル「I Just Ca n’t Wait To Be King」の違いは?
- 象の墓場のシーンでの違い
- 峡谷のシーンの違い
- ムファサの名前の扱いの違い
- スカーのサラビへの対応の違い
- シンバが砂漠で気絶するシーンの違い
- ミュージカル「ハクナ・マタタ」の違い
- ナラがティモンとプンバアを追いかけるシーンの違い
- シンバとナラの再会の違い
- ミュージカル「Can You Feel the Love Tonight」の違い
- ザズーの投獄の違い
- ラフィキが杖でザズーを救うシーンの違い
- スカーの女王への執着心の違い
- シンバが支配者となることを計画するシーン
- ラフィキの杖の扱われ方の違い
- ティモンとプンバアがライブを行うシーンの違い
- スカー・ハイエナとシンバの戦闘シーンの違い
- ザズーの活躍の違い
- スカーの計画・裏切りの違い
- スカーとハイエナの関係性の違い
- スカーの死のシーンの違い
- ラストの「Circle of Life」の違い
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