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映画ジョーカーの生い立ち・過去は?サイコパスやソシオパス・バットマンについても

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映画「ジョーカー」は人気コミック「バットマン」の悪役・ヴィランであるジョーカーがどのような経緯で誕生したのかを描いた作品です。

今回は、ジョーカーの生い立ちや過去について。

また、バットマン作品におけるジョーカーの性格・サイコパスやソシオパスについても紹介します。

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映画「ジョーカー」の生い立ち・過去は?

映画「ジョーカー」でのジョーカーはどのような生い立ちや過去を持っているのでしょうか?

映画「ジョーカー」における生い立ち・過去

映画「ジョーカー」に限らず、ジョーカー自身の生い立ちや過去に関しては今までにもジョーカー本人が異なるストーリーを語ってきました。

それらは、ジョーカーの生い立ちを語ることで同情を誘う目的をもっていたり、行動の理由として用いられてきました。

そのため、映画「ジョーカー」で語られている生い立ちや過去が事実であるという保証はなく、一つのジョーカーの生い立ちのようなものという認識に留めておくべきです。

これは、ジョーカーの解離性人格障害(多重人格)とも関わる点でもあります。

 

映画「ジョーカー」の主人公であるアーサー・フレックは映画の終盤でジョーカーへと変貌していきます。

アーサー・フレックはペニー・フレックを母親に持ち、ある男との間にゴッサム・シティで生まれました。

本当の父親に関してはトーマス・ウェインだという説が映画「ジョーカー」でも示唆されますが、これが真実かどうかは不明です。

アーサーは若い頃から、世界的に人気のあるコメディアンになりたいと思っていました。

母ペニーとその彼氏によって育てられ、その彼氏から幼少期にアーサーが精神疾患を生じるまでの身体的・精神的な非情な虐待が行われました。

その結果、情動調節障害として不適切な場面でも笑いを制御できないようになりました。

成人になったアーサーは1981年、アーカム病院でソーシャルワーカーから情動調節障害の治療を受けていました。

アーサーは治療薬を処方されており、うつ病・解離性人格障害・サイコパスとしての兆候が見られました。

映画「バットマン(1989)」のジョーカーの生い立ち・過去

1989年に公開された映画「バットマン」に登場するジョーカーは1937年にアメリカ・ブルックリンにジャック・ネイピアとして生まれました。

その後、ゴッサム・シティに住むようになり幼少期から感情が不安定であることが見受けられました。

しかし、非常に知的で芸術・科学・化学に秀でていました。

また、暴力や犯罪を常習的に繰り返しており、15歳の時に事件を起こし有罪判決を受けました。

1963年、26歳の時にジャックは当時の相棒とともにブルース・ウェイン(のちのバットマン)の両親のもとに強盗に押し入り、両親を銃殺しました。

その際、ブルース・ウェインをも殺そうとしましたが、相棒に逃走するよう促されて殺し損ねました。

 

1989年の映画「バットマン」におけるジョーカーは、典型的なサイコパス的特性を幼少期から見せていました。

また、ジョーカーが白い肌になった理由はピエロのメイクではなく、バットマンとの戦闘で薬品槽に転落して漂白されたものです。

この設定は原作コミックにも共通するものです。

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映画「ダークナイト」のジョーカーの生い立ち・過去

映画「ダークナイト」に登場するジョーカーの本名は明かされておらず、生い立ちや過去はジョーカーがターゲットを脅すために語られたのみです。

劇中で2度、自身の生い立ちが語られていますがどちらも異なる話をしているため、真実かどうかは不明です。

 

映画「ダークナイト」ではジョーカーはピエロのような白塗りメイクをしており、口元は大きな傷跡で笑ったような形になっています。

その理由として、次の2つが語られています。

  1. アルコール依存症の父親が母親をナイフで傷つけた後、その様子を見つめるジョーカーにナイフを突きつけて無理矢理笑顔になるように傷をつけられた。
  2. 顔に傷を負った妻を心配させないために、笑わせようと自分の顔を笑顔にしようとカミソリで切りつけた。

どちらも真実であるという保証はなく、ジョーカー自身の意図がターゲットの感情を揺さぶるための嘘という意識だったのか、その瞬間は少なくとも真実だと思い込んでいたのかも不明です。

ただし、「1つ目のアルコール依存症の父親による傷」だという話をしていたときのジョーカーは父親という存在への憎しみを口にしているため、記憶のどこかに父親との不仲や虐待を想起させる欠片があったと考えられます。

ジョーカーの過去については、

  • アーカム州立病院から逃亡して世に放たれた
  • ヘイリーブラザーズサーカスでピエロとして働いていた
  • 兵士として働いていたがPTSDで帰国した

といった推測がなされていますが、確定には至っていません。

映画「スーサイド・スクワッド」のジョーカーの生い立ち・過去

映画「スーサイド・スクワッド」にもジョーカーが登場していますが、メインキャラクターではないため、あまり掘り下げられていません。

本名も生い立ち・過去もすべてが不明で、容姿も作品の雰囲気にあったパンク調にアレンジされたキャラクターになっています。

ハーレイ・クインとともに薬品槽に落下したシーンなどから、映画「バットマン(1989)」や原作コミックと同じく、漂白されて白い肌を手に入れたり人格が変化したものと思われます。

バットマン「ジョーカー」がサイコパスやソシオパスの理由や経緯は?

バットマン作品に登場するジョーカーがサイコパスやソシオパスと言われる理由や経緯はどのようなものでしょうか?

サイコパスやソシオパスとは?:基本的には同じ

まずは、サイコパスやソシオパスについて見ていきましょう。

サイコパスとは何か

反社会的な人格・性格のことをサイコパスと呼びます。

犯罪心理学者ロバート・D・ヘアによると、サイコパスとは次のような特性を持っていると定義しています。

  • 良心が異常に欠如している
  • 他者に冷淡で共感しない
  • 慢性的に平然と嘘をつく
  • 行動に対する責任が全く取れない
  • 罪悪感が皆無
  • 自尊心が過大で自己中心的
  • 口が達者で表面は魅力的

サイコパスだから犯罪者になるといったことは成り立たず、サイコパス的な性格を持っていたとしても社会的に成功している人たちは大勢います。

そのため、昨今では反社会性を併せ持っているかが重要なポイントになっています。

ソシオパスとは何か

ソシオパスは、サイコパスに比べるとあまり聞き馴染みのない言葉でしょう。

ソシオパスは反社会的人格障害を持つ人を指した表現です。

  • 他人に害を及ぼしても罪悪感を感じない
  • 規則を破ったり衝動的な決断をする

といった特徴を持ちます。

普通の人ではなかなかできないことを平然とやってのけてしまうため、カリスマ性や魅力があるように感じられることがあります。

ソシオパスの症状としては、

  • 他人の生活に興味がない
  • ユーモア・知性・カリスマ性を利用し他人を操作する
  • 優越感と揺るぎない意見を持つ
  • 間違いから学ばない
  • 友情や友人関係を保てない
  • 他人を脅迫してコントロールしようとする
  • トラブルや犯罪行為
  • 自分や他者を犠牲にしてリスクを取る
  • 薬物・アルコールなどに依存している

が挙げられます。

サイコパスとソシオパスの違いは?

基本的にサイコパスとソシオパスに違いはなく、同じ症状や意味で使用されます。

研究者によっては、

ソシオパス 軽微な違反のみを行う人
サイコパス 身体的暴力を含む行為をする人

といった区別をしようとする場合もありますが、DSM-5という診断基準においてはこれといった違いがありません。

Britannica.comによれば、強いてあげれば次のような違いがあると言います。

ソシオパス ・後天的状態
・小児機に経験した身体的・精神的虐待や外傷
サイコパス ・先天的遺伝的状態
・感情・衝動コントロールの脳機能が未発達

症状的には似ているため、線引きは非常に難しいでしょう。

ジョーカーがサイコパスやソシオパスの理由や経緯は?

映画「ジョーカー」におけるアーサー(のちのジョーカー)は、世界的に有名なコメディアンになることを幼い頃から夢見ていました。

しかし、幼少期から母親の彼氏によって身体的・精神的な虐待を行われることでサイコパス・うつ病・解離性人格障害、情動調節障害を発することになります。

母親がアーサーが虐待されている場面から救おうとしなかったことにどのような理由があったのかは不明です。

おそらく母親の彼氏は、母親に対しても虐待を行っていたと考えられます。

 

アーサーがサイコパス・ソシオパスになった理由は虐待によるものと言えるため、この点だけを切り取って考えればソシオパスと考えられます。

映画「ジョーカー」のプロットとしては、幼少期のアーサーはサイコパスではなく、地下鉄で3人の証券マンから女性を守ろうとし、射殺したことでサイコパスになったとされています。

サイコパスの脳の反応として、血や暴力シーンを見ることで冷静になったり落ち着いたりすると考えられています。

アーサーも3人の証券マンを銃殺した後に、今までにない高揚感を感じていたという点からこのような解釈がなされたのでしょう。

 

ただし、映画「ダークナイト」におけるジョーカーから感じ取れることとして、ジョーカーは他者を堕落させることや社会を混沌とさせることを信条としていました。

ジョーカーをサイコパスやソシオパスだと決めつけることは適切ではありません。

ジョーカーが自身の過去を話すときに主張が矛盾したりブレたりすることと同じく、あくまで一つの側面を切り取ってみればサイコパス・ソシオパスのように見えるだけです。

まとめ

・映画「ジョーカー」における生い立ち・過去

アーサーは若い頃から、世界的に人気のあるコメディアンになりたいと思っていました。

母ペニーとその彼氏によって育てられ、その彼氏から幼少期にアーサーが精神疾患を生じるまでの身体的・精神的な非情な虐待が行われました。

・映画「バットマン(1989)」のジョーカーの生い立ち・過去

1989年に公開された映画「バットマン」に登場するジョーカーは1937年にアメリカ・ブルックリンにジャック・ネイピアとして生まれました。

・映画「ダークナイト」のジョーカーの生い立ち・過去

映画「ダークナイト」に登場するジョーカーの本名は明かされておらず、生い立ちや過去はジョーカーがターゲットを脅すために語られたのみです。

・映画「スーサイド・スクワッド」のジョーカーの生い立ち・過去

本名も生い立ち・過去もすべてが不明で、容姿も作品の雰囲気にあったパンク調にアレンジされたキャラクターになっています。

・サイコパスやソシオパスとは?:基本的には同じ

基本的にサイコパスとソシオパスに違いはなく、同じ症状や意味で使用されます。

・ジョーカーがサイコパスやソシオパスの理由や経緯は?

幼少期から母親の彼氏によって身体的・精神的な虐待を行われることでサイコパス・うつ病・解離性人格障害、情動調節障害を発することになります。

 

いつもたくさんのコメントありがとうございます。他にも様々な情報がありましたら、またコメント欄に書いてくださるとうれしいです。

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シゲゾウ
アラサーのエンタメ好き兄ちゃんデス。 教育関連の仕事に就いています。 エンターテイメントを肌で体感してあなたに新鮮な感動と興奮する情報をお届けします!!! やってみなきゃ分からない!をモットーに何にでも前のめりで挑戦していきます!!