映画「関ヶ原」は木村拓哉×二宮和也主演で話題にもなった「検察側の罪人」の原田眞人監督が司馬遼太郎原作の歴史小説「関ヶ原」を映画化した作品です。
あまりにも難解で歴史が頭に入っていない人には何を話しているのかも聞き取りづらい初見殺しな作品ですが、噛み砕いていけば楽しめる作品になっています。
とはいえ、どれだけの人が楽しく面白く見ることができるのでしょうか?
ネット上の感想や評価とともにどういった点がつまらないと感じさせるのか見ていきましょう。
映画「関ヶ原」はつまらないし駄作で見る価値ない評価・感想
映画「関ヶ原」の評価や感想をネット上の意見とともにご紹介します。
ネット上ではつまらない、駄作だし見る価値がないといった意見が多くありましたが、好意的な意見も少数ですがありました。
それらも含め、さまざまな種類の意見をまとめてみました。
早口で方言で何喋ってるか分からないからつまらないし見る価値ない
関ヶ原みてきたけども
つまらないとゆーな難しいしなに喋ってるかわかんなかて初めて映画館で寝てしまった— H (@teddybearCAT12) 2017年9月13日
岡田准一が主役の関ヶ原を観たが、戦の臨場感をかもし出すために、大声で怒鳴り合い、方言が強烈すぎて、セリフが聞き取れない。事前に歴史を勉強していかなければ、とてもつまらない映画です。ひらみきじろうの息子は、かっこよかった。 #関ヶ原
— かのま (@kanoma3873) 2017年8月27日
映画「関ヶ原」はできる限りリアルに当時の合戦や時代背景を忠実に再現しようと試みた作品になっています。
なので、登場人物たちも尾張弁や近江弁といった方言をふんだんに使いまくっており、島津藩の人たちは薩摩弁を駆使しているのでそれだけでも「何を言っているんだ???」となりやすくなっています。
そして映画っぽい演技というものも極力避けられており、自然な発声をするのでぼそぼそと分かりにくく言葉を発している場面が多いです。
方言出まくりでさらに声も乗りづらいという二重苦が挫折させる要因となりやすいです。
日本人が見る日本語作品なのに字幕が欲しくなるという稀有な作品です。
人物や歴史の流れが分かっていないとつまらないし見る価値ない
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さらに本作は関ヶ原の合戦を盛り立てるために、かいつまんで石田三成(岡田准一)を中心とした豊臣秀吉(滝藤賢一)や徳川家康(役所広司)らとのエピソードが散りばめられています。
ネタばれ注意 #関ケ原#映画 自己評価2/10 正直つまらん。関ヶ原の戦い以前に 大河ドラマのような注釈解説が一切無いので人物の名前や歴史の流れが分かって無いと更につまらない物になる。効果音もダサい。セリフも昔言葉の上、早くて聞き取れない。有村架純がかわいい(*^^*) 以上!
— ぴっかぴかの実 (@pikamsgumi) 2017年8月28日
それらも、「三条河原・京都」といった場所のみの字幕が少しはいるだけなので、方言出まくりで内容を理解できていないうちに場面転換されてしまいます。
そして少し何をしているのか分かったころには、また別の場面に切り替わってしまうので、歴史の流れをかなり詳しく分かっていて場所の名前だけで「あぁ、ここの話ね」と思える人でないと楽しめないでしょう。
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映画「関ヶ原」を面白いし楽しいと思える人はこんな人
映画「関ヶ原」を面白い・楽しいと思える人はどのような人なのか、意見やポイントを見ていきましょう。
V6の岡田准一を目当てで見ると面白いし楽しめる
映画「関ヶ原」の面白いところは主人公として西軍の石田三成(岡田准一)が選ばれていることです。
そして岡田准一といえば人気テレビドラマで映画化もされた「SP」や「図書館戦争」などで見せたアクションシーンの数々。
本作でも合戦シーンなどではかっこいいアクションで岡田准一ファンを魅了してくれています。
映画 関ヶ原…
観てきました(^_−)−☆三成の正義✨うるっと感動…
岡田くん演じる三成…かっこいい💞
そして何より、強さを感じました♪
私の中で、東出くん演じる小早川秀秋の印象が変わり⤴️✨
島左近♡やっぱり好きだなぁ✨✨パンフレット↓
読みごたえがありました♪ pic.twitter.com/kewwdwPf2l— applewine★ (@applewine68) 2017年8月29日
関ヶ原にまつわるエピソードを理解しようとか、方言が何言ってるのか分からないのを理解しようとせずに、「岡田准一かっこいい!」という一点に絞って見られるファンには面白く楽しめる作品でしょう。
とはいえ、西軍の大将なので仕方ないのですが岡田准一のアクションシーンが少ないのが残念です・・・。
戦国時代や歴史に詳しいと面白いし楽しめる
映画「関ヶ原」は視聴者の歴史に関する知識が高く要求された作品になっています。
「初心者や歴史が苦手な人でも楽しめる関ヶ原の合戦を描く」という要素を一切なくしており、「ついてこれる人だけ見ればいい」と言わんばかりの作品になっています。
これが歴史が大好きなマニアたちにとっては「求めている作品」に仕上がっていて面白いと感じられるようです。
映画『関ヶ原』の撮影の様子がちょこっと紹介されてるー!色々裏側を知ってからまた観ると違った見方が出来て面白いよね。https://t.co/ZrG8QbdCZE
— たっちゃん (@Hit08the27floor) 2018年2月10日
映画「関ヶ原」観た
戦国史の理解があると面白い— Maya Melpharia (@MayaMelpharia) 2017年9月1日
変に歴史が苦手な人たちに媚びておらず、岡田准一のように実力もあり、アイドルでもある人たちをきっかけに歴史の教養を身につけさせるという意味ではアリなのかもしれません・・・。
映画「関ヶ原」は「人」も面白いのですが、「場所」に注目すると面白さが倍増します。伏見城の千畳敷大広間で、小早川秀秋が裁きを受け、家康に籠絡しかかるところ、これは東本願寺でロケしたもの。最後、大津城謁見の間で家康と三成が沈黙で相対するところも東本願寺の白書院が使われていました。
— 龍谷ミュージアム元館長のつぶやき (@tirisawa) 2017年8月30日
どっぷりと映画「関ヶ原」の世界に浸れる人たちにとっては十分な作り込みがされた作品なので、映画のロケ地についてや小道具などについて知っていくとより多くを楽しむことができるようです。
関ヶ原についてだけを詳しく知りたい人には面白くオススメ
大河ドラマでも戦国時代は取り上げられることが多い時代ですが、関ヶ原の合戦についてだけ詳しく知りたい場合には向きません。
映画「関ヶ原」は関ヶ原の合戦を盛り上げるために必要な要素だけに絞って制作されている作品なので、純粋に「関ヶ原」について知りたいという人には面白く感じられるよう作られているので向いているようです。
映画の関ヶ原は大河ドラマで一々観るのは躊躇うけど関ヶ原の戦いだけ観たいって人にオススメしたい作品。清須会議みたいに関ヶ原の戦いだけを描いた作品で司馬遼太郎の同名小説を元にしており石田三成目線で面白いのでまだ観てないって人は地上波で放送されるのをご覧あれ!
— 黒谷 浩 (@hiro96valley) 2019年5月16日
映画「関ヶ原」観ました。面白い!
合戦がダイナミック。鎧で覆われていない部分への攻撃描写が細やか。そして岡田さんのナチュラルな頭の形が石田三成の才槌頭を連想させ、みょーにリアル!あっという間の2時間20分でした。— 加賀谷圭 (@kagayakei) 2017年8月28日
まとめ
・映画「関ヶ原」はつまらないし駄作で見る価値ない評価・感想
早口で方言で何喋ってるか分からないからつまらないし見る価値ない
人物や歴史の流れが分かっていないとつまらないし見る価値ない
・映画「関ヶ原」を面白いし楽しいと思える人はこんな人
V6の岡田准一を目当てで見ると面白いし楽しめる
戦国時代や歴史に詳しいと面白いし楽しめる
関ヶ原についてだけを詳しく知りたい人には面白くオススメ
日本人であってもそれほど日本の歴史に詳しくない人は多いので、この作品の初心者を寄せ付けない方言出まくりや歴史の説明ナシというスタイルは挫折する人が多くなるだろうな・・・と思います。
いつもたくさんのコメントありがとうございます。他にも様々な情報がありましたら、またコメント欄に書いてくださるとうれしいです。