映画「パラサイト半地下の家族」相関図！関係をネタバレ解説

映画「パラサイト半地下の家族」は2019年に韓国で公開された韓国社会の闇を描いたブラックコメディ映画です。

今回は、映画「パラサイト半地下の家族」相関図を紹介します。

また、キャスト・登場人物の関係をネタバレ解説していきます。

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映画「パラサイト半地下の家族」相関図・家族構成ネタバレ

映画「パラサイト半地下の家族」のパク家とキム家の家族構成はどうなっているのかを見ていきましょう。

わかりやすさのために、家系図・相関図をつかって図解で紹介します。

パク家とキム家の家族構成：一男一女の4人家族

映画「パラサイト半地下の家族」には大きく2つの家族が登場します。

タイトルである「パラサイト(Parasite)」の英語の意味通りに、寄生虫に寄生されたかのように高台の大豪邸に暮らすパク家がキム家によってどんどん寄生されていきます。

パク家、キム家はともに一般的な家族です。

特に血縁関係がないにもかかわらず同居しているといった特殊な事情は持っておらず、裕福な家庭と貧困な家庭という対立構造です。

半地下は朝鮮戦争に備えて防空壕的な意味合いを持って建築された設備で、韓国の貧困を象徴するものです。

あえて一男一女の4人家族という部分も同じにすることで、より一層「貧困」がこの2つの家族をこれほどまでに引き裂いたという事実を印象付けます。

映画「パラサイト半地下の家族」相関図ネタバレ

映画「パラサイト半地下の家族」の相関図は以下の通りです。

裕福な人間たちは黄色や赤色といった暖色系で表しています。

グレーの縁取りをしているキム家や家政婦のムングァンなどは、貧困な人間たちを表しています。

さらに詳しく映画「パラサイト半地下の家族」の相関図、登場人物の関係性を見ていきましょう。

映画「パラサイト半地下の家族」キャストの関係をネタバレ解説

映画「パラサイト半地下の家族」の登場人物・キャストの相関図、関係をネタバレ解説していきます。

キム・ギテク

ソン・ガンホが演じるギテクは半地下の家族の父親です。

楽天的な性格で、これまでにも数多くのビジネスに手を出していますがどれも失敗しています。

気の良い父親なので、なんだかんだ家族にも愛されており、息子にも絶大な信頼と愛情を注いでいます。

最終的にはパク家の大豪邸に潜伏していたグンセの匂いに嫌悪感を露わにしたドンイクの様子に、半地下で生活する匂いを持つ自分も拒絶されたと思い刺殺してしまいます。

ラストでは、今もなおパク家が住んでいた大豪邸にあるグンセが潜伏していた地下部屋で隠れて生活しています。

 

映画「パラサイト半地下の家族」と関係があるかは不明ですが、キム・ギテクという同名の詩人が存在するので、もしかすると命名するにあたって何か意図があるかもしれません。

キム・チュンスク

チャン・へジンが演じるギテクの妻で、元ハンマー投げのメダリストという異色の経歴の持ち主。

恐妻家としての姿を見せつけてくれます。

キム家の長女・ギジョンの策略によって、パク家にいた家政婦を追い出すことに成功し、その後釜として家政婦に就任します。

キム・チュンスクも同名の役が映画「オグ」という韓国映画にあるため、意図的な印象を受けます。

ハンマー投げのメダリストという経歴を持っている必要性がいまいち分かりませんが、このあたりはブラックコメディとしてのお笑い要素の割り切って良いでしょう。

あるいは、そのようなスペシャリストであっても半地下で生活を余儀なくされるような、厳しい世界が韓国には今も存在することを表していると言えます。

キム・ギウ

チェ・ウシクが演じるギテクの息子。

これまでに大学受験を4度経験していますが、いずれも落ちてフリーター生活をしています。

受験大国である韓国においては学歴こそがすべてであるため、半地下から富裕層へのし上がるためには受験に勝つしかないと言えます。

そんな中、友人のミニョクからパク家の長女・ダヘの家庭教師の後任をお願いされます。

 

本来は学歴がないギウが受験生の指導などできるはずもありませんが、受験本番には弱いものの英語が得意だったこともあり、学歴を捏造して家庭教師を務めることに。

名門大学に通い、海外留学をするミニョクはギウの心優しく真面目な性格と本来の学力を信じていました。

さらには家庭教師先のダヘに対する好意もギウに告げていました。

それにもかかわらず、ギウとダヘは親交を深めるうちに恋愛関係へと発展してしまい、友人・ミニョクの信頼を完璧に裏切ることになってしまいます。

キム家がパク家へと寄生するきっかけとなった人物でもあります。

最後まで生き残って執行猶予で刑務所入りを免れたり、父を大金を稼いで助け出そうとヒーローのような素振りを見せたり・・・。

キム・ギジョン

パク・ソダムが演じるギテクの長女です。

美大を目指すものの、ギウ同様に落ちてしまいますが策略家としてかなりのキレものっぷりを披露しています。

ギウに偽造した大学の証明書を用意したり、ギテクやチュンスクがパク家に雇われるように前任者たちを追い出す算段を練ったりします。

さらにはパク家の可愛くもわがままな息子・ダソンをうまくコントロールしてしまうほどですが、唯一の汚点はパク家への規制計画を短期間に詰め込みすぎたこと、あるいは自分たちの持つ「匂い」という共通点を消さなかったことです。

グンセによって刺殺されてしまい、そのまま絶命します。

策士らしい最後とも言えます。

パク・ドンイク

イ・ソンギュンが演じるIT企業の社長。

落ち着いた低音の渋い声が裕福な人物っぽさを高めてくれます。

映画「パラサイト半地下の家族」では対比が色濃く描かれていますが、キム家の父・ギテクとパク家の父・ドンイクの事業での成功と失敗は特に分かりやすいです。

子供たちには特に対比が見られませんが、妻の権力の強さも一つの対比だと言えるかもしれません。

ギテクはチュンスクを妻に持つことに対して負い目を感じていたのかは分かりません。

 

ダソンの誕生日パーティをしていた時に、豪邸の地下部屋から現れたグンセに襲われ、その際にグンセの放つ匂いに嫌悪感を示し、その様子に激怒したギテクによって殺されてしまいます。

パク・ヨンギョ

チョ・ヨジョン演じるドンイクの美人妻であり、騙されやすい性格。

料理もロクに作れない上に、掃除も全くできないものの、その美貌ゆえにドンイクから愛され続けています。

教育熱心であるかのように見えますが、実際はダソンやダヘに対して愛情を持って接しているのでしょうか？

典型的な金持ちの使えない嫁といったステレオタイプなイメージで描かれているように感じます。

パク・ダヘ

チョン・ジソ演じる高校2年生で大学受験のために勉強に勤しむ女の子。

・・・のはずですが、実際のところは家庭教師にうつつを抜かす恋に恋する女の子といった印象です。

ミニョクがギウに家庭教師を引き継いだのは、自身の海外留学のためだけでなく、このままではダヘの誘惑に勝てずに手を出してしまうと感じたからなのでは？

とはいえ、この点でミニョクは理性で打ち勝って手を出さなかったものの、ギウはミニョクがダヘに対して好意を持っていることや、大学生になった暁には恋人同士になりたいと思っていることも知っているにもかかわらず、ダヘの誘惑に屈してしまいます。

パク・ダソン

チョン・ヒョンジュンが演じるドンイクの愛息子。

人の言うことを聞かずに自分勝手に遊びまわる躾の行き届いていない男の子です。

見かねたヨンギョがダソンの扱いについて信頼するギウに相談すると、ギウは実の妹・ギジョンを有名なアートセラピストとして紹介します。

ギジョンの出来合いの心理学用語に騙されたヨンギョは、ギジョンをダソンの指導係として雇います。

幸いにもギジョンの指導はダソンの性格を好転させ、さらには絵の才能を開花させることに・・・。

すべては岩のおかげかに思われましたが、ダソンの誕生日パーティでグンセが暴れ回り、その姿を見てダソンは失神してしまいます。

ムングァン

イ・ジョンウン演じるパク家の家政婦。

厳密にはパク家の家政婦ではなく、古くからパク家が住んでいる高台の大豪邸で家政婦を務めていた女性です。

パク家の家事を完璧にこなすためドンイクをはじめヨンギョたちから全幅の信頼を寄せられています。

しかし、人の2倍は食事をするという欠点を抱えていました。

ギジョンによるパク家への寄生計画のために、家政婦枠を奪われてしまいます。

その際に桃アレルギーで苦しむ姿を結核患者だとギテクによって捏造され、それを信じたヨンギョによって失職へと追い込まれます。

しかし、その後も「忘れ物」をしたと言って大豪邸へと侵入してきます。

その「忘れ物」とは、大豪邸に古くから隠れていた夫。

ムングァンが人の2倍の食事をする理由はここにありました。

また、ムングァンは大豪邸で家政婦として生活をしており、身なりもそれなりに整っていますが、出自は決して裕福だとは言えず、キム家と同じ部類にあたります。

グンセ

ムングァンの夫であり、かつて借金をしてしまい借金取りから逃げ延びるために大豪邸の隠された地下部屋で生活を送っていました。

ムングァンが家政婦の職を追われることになり、潜伏生活を続けられなくなったことからグンセの人生も狂ってしまいます。

ギテクらによって暴行・拘束されたこともあり、激昂しますがチュンスクらに制止されてそのまま殺されてしまいました。

ミニョク

パク・ソジュンが演じるギウの友達であり、ダヘの元家庭教師。

山水景石という不思議な形をした岩をギウにプレゼントします。

名門大学に通い、ダヘの家庭教師をしていましたが海外留学を機にその職をギウに引き継がせます。

決して貧困家庭出身とは思えず、ギウ家との関係も良いためどのような経歴をもっているのかが不明です。

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まとめ

・パク家とキム家の家族構成：一男一女の4人家族

パク家、キム家はともに一般的な家族です。

特に血縁関係がないにもかかわらず同居しているといった特殊な事情は持っておらず、裕福な家庭と貧困な家庭という対立構造です。

・映画「パラサイト半地下の家族」相関図ネタバレ

映画「パラサイト半地下の家族」の相関図を紹介しています。

・映画「パラサイト半地下の家族」キャストの関係をネタバレ解説

映画「パラサイト半地下の家族」の登場人物・キャストの相関図、関係をネタバレ解説しています。

 

 

※本ページの情報は2020年2月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。