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映画「万引き家族」家系図・相関図ネタバレ!名前や偽名の意味考察についても

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是枝裕和監督の映画「万引き家族」は第71回カンヌ国際映画祭・コンペティション部門でパルム・ドール賞を受賞したことで、その後日本国内でも一気に知名度が上がり、数々の映画賞を総なめした作品です。

今回は映画「万引き家族」の家族構成や家系図・相関図を紹介します。

また、万引き家族の名前・偽名の意味について解説・考察します。

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映画「万引き家族」家系図・相関図や家族構成ネタバレ!

映画「万引き家族」の柴田家の家族構成はどうなっているのかを見ていきましょう。

わかりやすさのために、家系図・相関図をつかって図解で紹介します。

映画「万引き家族」柴田家の家族構成は?

映画「万引き家族」の柴田家は、本物の柴田家偽物家族の柴田家、そして柴田初枝(樹木希林)の絶縁状態の息子夫婦である柴田家の3つが存在します。

そして本物の柴田家の長女・柴田亜紀(松岡茉優)が偽物家族の柴田家に逃げ込んでいたりとややこしくなっています。

言葉で説明してもいまいち分かりにくいので、家系図・相関図を用意して見ましたので、そちらをご覧ください。

映画「万引き家族」家系図・相関図の図解!

柴田家の家族構成や、どのようにして偽物家族である柴田家が完成したのかといった関係性を把握すると、同時に登場人物たちが使っていた偽名に込められた意味も理解しやすくなります。

そして偽名が他の登場人物の本名と関係していたりもします。

少し矢印が多いので見にくいですが、ざっくりまとめると下の画像のようになります。

名前の部分に注目してもらえれば、どうして偽名が治や信代だったのか?という点も理解しやすいと思います。

また、家族内では実際に戸籍上も関係のある柴田初枝(樹木希林)と柴田亜紀(松岡茉優)だけは本名だったということがわかります。

それでは、名前や偽名の意味を詳しく見ていきましょう。

映画「万引き家族」名前・偽名に込められた意味を考察

映画「万引き家族」の登場人物の名前や偽名に込められた意味は何でしょうか?

柴田治(本名:榎勝太)

主人公でもある柴田治(リリー・フランキー)の本名は榎勝太(えのきしょうた)と言います。

この本名自体に大きな意味はありませんが、名前「勝太(しょうた)」の読み方が息子に当たる柴田祥太(しょうた)に活かされています。

 

柴田治(リリー・フランキー)という偽名の理由は、柴田初枝(樹木希林)が夫が出て行ったあとに残された一人息子の名前が「柴田治」だったためです。

本物の「柴田治」は結婚し、柴田初枝(樹木希林)と3人で暮らしていましたが、柴田初枝(樹木希林)と奥さんとの嫁・姑関係が悪く、本物の「柴田治」の転勤をきっかけに絶縁状態となります。

 

つまり、柴田治(リリー・フランキー)という偽名に込められた意味は、柴田初枝(樹木希林)の元へと転がり込ませてもらったせめてものお礼の気持ちとして、息子のフリをしようという思いが込められています。

柴田初枝(樹木希林)がそれをやめさせなかったことから、その優しさに感謝していたことが伺え、夏に家族で海に行ったときに「ありがとうございました」と告げた一言からも推察できます。

 

余談ですが、柴田治(リリー・フランキー)はホステスであった柴田信代(安藤サクラ)に入れ込んでいたこともあり、童貞を貫いていたそうです。

劇中の「できたな!」の台詞は念願の童貞喪失を喜ぶ姿を表しているとのことです。

ますます、子供っぽい幼稚さを持っている人物だということがこの設定にも現れています。

柴田信代(本名:田辺由布子)

柴田信代(安藤サクラ)の本名は田辺由布子です。

この名前は作中では特に活かされていません。

「信代」という偽名は柴田初枝(樹木希林)の絶縁した息子の妻の名前でした。

つまり柴田治(リリー・フランキー)と柴田信代(安藤サクラ)は2人とも、迎え入れてくれた柴田初枝(樹木希林)の家族を実際に演じようとしていたことを表します。

また、柴田信代(安藤サクラ)の母親は幼き頃に愛情を注いでくれる人ではなかったことから、柴田初枝(樹木希林)の娘を演じてあげることで必然的に柴田初枝(樹木希林)からの愛情を受けることができます。

愛情を受けることができなかったかつての「田辺由布子」をやり直す意味でも、柴田信代(安藤サクラ)と名乗ることの意味がありました。

柴田亜紀(源氏名:さやか)

柴田亜紀(松岡茉優)は柴田初枝(樹木希林)の継孫にあたります。

柴田初枝(樹木希林)の亡き夫が後妻との間に作った息子・柴田譲の長女が柴田亜紀(松岡茉優)で、次女として柴田さやかがいます。

JKビジネスとして働く風俗店で名乗る源氏名が「さやか」である理由は、実の妹・柴田さやかに由来しています。

 

柴田亜紀(松岡茉優)が実家から飛び出して柴田初枝(樹木希林)の元で暮らしている理由は、妹・柴田さやかが親の愛情を独占したことに対する嫉妬の当て付けです。

普通の親であれば、父親の前妻のもとに家でした娘のことを心配するものですが、月に一度の月命日に現れる柴田初枝(樹木希林)に慰謝料を払うだけで、柴田亜紀(松岡茉優)のことを黙認していることから異常な両親であることは間違いないでしょう。

むしろ都合よく邪魔な長女が出て行ったことを喜び、養育費がわりに慰謝料を払っているつもりでいると言えます。

 

そのような両親の態度を理解しているため、風俗店という両親としては恥辱でしかない場所での源氏名に愛情を注いでいる妹・柴田さやかの名前をとって「さやか」と名乗っています。

とはいえ風俗店での「さやか」は不人気嬢であり、「さやか」として働くことに対しては気が向かないことがわかります。

常連客の「4番さん」との間に恋愛感情を抱くようになり、その際に「さやか」は「亜紀」として愛されることを願っています。

 

傷つくことは「さやか」にさせたいが、その旨味部分である愛情は両親からの愛を受けられないでいた「亜紀」の物にしたいというねじ曲がった思いがあります。

だからこそ「亜紀」としての姿を見せていた家族たちが自分を裏切っている事実を突きつけられたときに、強い復讐心が現れて家族崩壊の最後の一手を打つことになります。

柴田祥太

柴田祥太の本名は分かりません。

「祥太」の名前は柴田治(リリー・フランキー)の本名である「榎勝太(えのきしょうた)」から名付けられています。

幼少期の柴田治(リリー・フランキー)は親の愛情を受けることができませんでした。

それゆえに幼稚ながらも「家族」を形作ろうと必死になってきました。

その中で自分自身の本名からもじった「祥太」と名付けた理由は、自己投影です。

幼き頃の自分自身を重ね合わせることで、愛されなかった「勝太」をも愛していたことにしようとしたわけです。

理想の家族として「お父さん」や「父ちゃん」と呼ばれることを願っているだけでなく、「祥太(勝太)」が呼ぶことによってかつての自分が達成できなかった親子の愛情を再現しようとしています。

柴田凛(北条じゅり)

柴田凛の本名は「北条じゅり」と言います。

当初は「ゆり」と柴田治(リリー・フランキー)らは呼んでいましたが、誘拐事件がニュースとして取り上げられたことで少しでも発見を遅らせようと、より離れた名前「凛」を柴田信代(安藤サクラ)によって名付けられます。

柴田信代(安藤サクラ)が「凛」と名付けた理由は、かつての旧友からとったものです。

柴田信代(安藤サクラ)の母は水商売をしており、同級生からそのことを理由に忌避されていました。

そんな中でも気にすることなく接してくれた友人の名前が「凛」です。

 

かつての友人が自分に優しくしてくれたように、柴田凛にも友人を投影して優しく接してくれることを望んでいると言えますし、そのような優しい子に育ってほしいという「母親」然とした感情も内包されています。

残念ながら最後まで柴田凛が柴田信代(安藤サクラ)のことを「お母さん」や「母ちゃん」と呼ぶことはありませんでした。

しかし唯一、柴田凛が元の家族のもとに帰されても救われる部分があるとすれば、「教育としての家族」という面では成長することができたことです。

 

映画「万引き家族」でさまざまな社会問題が取り上げられている中で、「家族とは?」というテーマも盛り込まれています。

その一つの答えとして、「戸籍や血縁の繋がりが家族ということではない」ということ。

そしてそういった場合の家族には、戸籍や血縁のような拠り所の代わりに何か通過儀礼となるものが不可欠だということが描かれています。

柴田治(リリー・フランキー)は祥太が用意した通過儀礼を乗り越えることができず、父親であることを諦めてただのおじさんになりました。

 

そして教育的な役割を担う家族の側面が柴田信代(安藤サクラ)と柴田凛の関係の中に描かれています。

「教育」と聞くとすぐに「学校」がイメージされてしまいますが、「教育」には3つのカテゴリーがあります。

「学校教育」、「社会教育」、「家庭教育」。

柴田信代(安藤サクラ)と柴田凛は「家庭教育」の重要性を説くために描かれた関係性です。

間違った「家庭教育」の側面は「万引き」を教え込むことで描かれてきましたが、正しい「家庭教育」として柴田信代(安藤サクラ)は柴田凛に対して数の数え方を教えました。

映画「万引き家族」のラストシーンにその正しい家庭教育の成果を映したことは、単純に家庭教育に関する価値観を問いただすという意味と柴田凛の唯一救われた要素を表しています。

まとめ

・映画「万引き家族」柴田家の家族構成は?

映画「万引き家族」の柴田家は、本物の柴田家と偽物家族の柴田家、そして柴田初枝(樹木希林)の絶縁状態の息子夫婦である柴田家の3つが存在します。

・映画「万引き家族」家系図・相関図の図解!

柴田家の家族構成や、どのようにして偽物家族である柴田家が完成したのかといった関係性を把握すると、同時に登場人物たちが使っていた偽名に込められた意味も理解しやすくなります。

・柴田治(本名:榎勝太)

柴田治(リリー・フランキー)という偽名の理由は、柴田初枝(樹木希林)が夫が出て行ったあとに残された一人息子の名前が「柴田治」だったためです。

・柴田信代(本名:田辺由布子)

「信代」という偽名は柴田初枝(樹木希林)の絶縁した息子の妻の名前でした。

・柴田亜紀(源氏名:さやか)

JKビジネスとして働く風俗店で名乗る源氏名が「さやか」である理由は、実の妹・柴田さやかに由来しています。

・柴田祥太

「祥太」の名前は柴田治(リリー・フランキー)の本名である「榎勝太(えのきしょうた)」から名付けられています。

・柴田凛(北条じゅり)

柴田信代(安藤サクラ)が「凛」と名付けた理由は、かつての旧友からとったものです。

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シゲゾウ
アラサーのエンタメ好き兄ちゃんデス。 教育関連の仕事に就いています。 エンターテイメントを肌で体感してあなたに新鮮な感動と興奮する情報をお届けします!!! やってみなきゃ分からない!をモットーに何にでも前のめりで挑戦していきます!!