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香港の暴力団無差別暴行の理由は議員の指示?逃亡犯条例改正案と警察の無視についても

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香港の逃亡犯条例の改正案が事実上の廃案と言われ、日本ではニュースで取り上げられることもほとんどなくなりました。

しかし香港ではデモの規模は大きくなり、警察は攻撃的になるとともに暴力団までも駆り出されてデモに参加する市民を無差別に暴行する事態になっています。

今回は香港の逃亡犯条例の改正案に反対するデモに参加した市民、その他無差別に暴行を加えてくる暴力団について、

また警察が暴力団の暴行を見逃し、議員が指示したと思われる腐敗について紹介します。

香港・逃亡犯条例改正案の反対デモとは?

香港の逃亡犯条例の改正案をめぐる反対デモとはどういったものでしょうか?

香港・逃亡犯条例改正案とは何か?

香港政府は4月に容疑者を中国本土へと引き渡すことが可能になる逃亡犯条例の改正案を立法会(国会)に提出しました。

改正案によって、中国は法廷に一応の証拠を提出すれば直接香港政府へ容疑者の身柄引き渡しを申請することができるようになります。

香港法廷は提供された証拠で引き渡しの判断をし、香港政府は中国から不正な疑いのある申請があった場合に拒否することができるのかという点について心配の声が上がっています。

改正案の最終決定権を持つのは香港特別行政区の行政長官ですが、行政長官は中国の中央人民政府に任命された人物であり、中国からの要求で行政長官は公平公正な判断をしないのではないかと市民は危惧しています。

今回の改正案は香港に住む外国人も対象となっており、日本人も他人事では済まされません。

香港・逃亡犯条例改正案の反対デモの経緯は?

香港の市民は2019年3月31日と4月38日の2回にわたって抗議デモを行い、3回目のデモが6月9日に行われました。

主催者発表では参加者は103万人に達し、香港がイギリスから返還されて以来最大規模のデモとなりました。

6月9日夜に香港政府は抗議デモについてコメントを発表するとともに、6月12日に改正案をめぐる議会を実施することを発表します。

抗議デモが効果がなかったために、6月10日深夜にデモ参加者と警察の間で衝突が起こりました。

その後も抗議デモは行われており、7月21日の抗議デモの際には暴力団がデモ参加者だけでなく無差別に市民を集団で棒などをもって暴行する事件が起こりました。

香港・逃亡犯条例改正案の反対デモを暴力団が無差別暴行

香港の逃亡犯条例の改正案に対する反対デモ参加者だけでなく、一般市民を巻き込んだ暴力団による無差別暴行について見ていきます。

デモ参加者の帰宅を狙った暴力団による無差別暴行

ツイッター上には香港人を名乗る人たちから日本人に向けて香港で起きている異常な事態を拡散してほしいという声や、実情を訴える投稿・動画がアップロードされています。

2019年7月21日に抗議デモが行われ、主催者発表では43万人がデモに参加しました。

デモが終了した後に一部が中国政府の在香港連絡事務所に集まり、正門に飾ってある中国共産党の国章に黒インクや卵を投げたりして中国による支配への反抗を表明する行動を取りました。

その後、香港・北西部の元朗駅に白いTシャツを着た集団がつめかけて、棒のような物を振りかざして乗客に無差別暴行を加えたり電車の破壊を始めます。

 白いTシャツを着た集団は地下鉄駅周辺で抗議デモに参加していた若者たちを待ち伏せており、帰宅に合わせて襲撃したものと思われます。

抗議デモ参加者は黒いTシャツを着ており、黒いTシャツを着ている若者が主に標的とされていましたが、そうでない人たちも木製の丸棒や竹の棒、傘などを使って若者であれば無差別に殴ったり集団で暴行を加えてきます。

警察が暴力団の暴行を見逃し

警察は通報して30分ほど経過してから到着しますが、すでに逃亡した後でした。

新聞記者が元朗駅の無差別暴行事件を中継していたところ、白いTシャツの集団に囲まれて殴られました。

地下鉄駅構内から逃れようとした人たちも途中で暴行を受けます。

警察が現場到着までに30分も要した理由は特になく、白いTシャツの集団が無差別に市民を暴行している様子を見て見ぬふりをして、集団が立ち去るのを待ってからやってきます。

白いTシャツを着た集団は元朗を拠点とする暴力団と思われます。

数日前からデモ参加者を標的とする犯行予告を行っていたようです。

また、警察が立ち去った後にも再び暴力団が無差別暴行をし、若者以外にも妊婦や老人も構わず暴行を加え、立法会議員・林卓廷や元ニュースキャスターの柳俊江が頭を強打して出血。

警察は通報しても無視をし、999番という緊急通報用の電話番号に発信しても着信拒否やつながっても支援や救助の対応はなく、消防に連絡して怪我人の処置だけでもしてもらうことに。

国会議員が暴力団や警察を指揮してデモ隊を暴行させた?

暴力団の拠点に立法会議員・何君尭が現れ、暴力団員と見られる人物と握手し拍手喝采を受け、さらに暴力団員は何君尭に対して「お前は私たちの英雄だ」と話していたそうです。

つまり、立法会(国会)議員が抗議デモの鎮圧にあたり暴力団をけしかけて警察も服従させたと考えられます。

暴力団の新たな犯行予告

改めて暴力団から犯行予告が出されており、無差別暴行が行われることを注意するツイートが投稿されました。

屯門、天水圍や元朗が狙われる可能性が高い都市とのことで、特に地下鉄の利用には注意をするよう促しています。

まとめ

・香港・逃亡犯条例改正案とは何か?

香港政府は4月に容疑者を中国本土へと引き渡すことが可能になる逃亡犯条例の改正案を立法会(国会)に提出しました。

・香港・逃亡犯条例改正案の反対デモの経緯は?

6月9日夜に香港政府は抗議デモについてコメントを発表するとともに、6月12日に改正案をめぐる議会を実施することを発表します。

・デモ参加者の帰宅を狙った暴力団による無差別暴行

白いTシャツを着た集団は地下鉄駅周辺で抗議デモに参加していた若者たちを待ち伏せており、帰宅に合わせて襲撃したものと思われます。

・警察が暴力団の暴行を見逃し

警察が現場到着までに30分も要した理由は特になく、白いTシャツの集団が無差別に市民を暴行している様子を見て見ぬふりをして、集団が立ち去るのを待ってからやってきます。

・国会議員が暴力団や警察を指揮してデモ隊を暴行させた?

暴力団の拠点に立法会議員・何君尭が現れ、暴力団員と見られる人物と握手し拍手喝采を受け、さらに暴力団員は何君尭に対して「お前は私たちの英雄だ」と話していたそうです。

・暴力団の新たな犯行予告

屯門、天水圍や元朗が狙われる可能性が高い都市とのことで、特に地下鉄の利用には注意をするよう促しています。

 

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シゲゾウ
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