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ヨーロッパの街並みに統一感があって美しい理由!建築規制の関係についても

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ヨーロッパの街並みに惹かれる人はたくさんいます。

石畳の敷かれた通りに石や木が融合した家が立ち並びせめぎあっているのに、一体感を持ち調和しているサマは私たちを魅了します。

今回はヨーロッパの街並みに統一感があって美しいと感じる理由について。

また、その景観を守るためにどのような建築規制の内容と「アジール」という法律がヨーロッパの家に与えている影響についても考察していきます。

ヨーロッパの街並みに統一感があって美しい理由

私たちが暮らしている日本の街並みや家には規則性や美しさではなく、それぞれが主張し無秩序に立ち並んでいるように見えて、ヨーロッパの街並みと比べるとこの違いはなんなのかと思うことがあります。

もちろん、日本の街並みや家には独自の魅力があり、特に東京の新宿・歌舞伎町や原宿のようにその無秩序で煩雑な様子が海外の人たちにとっては珍しくも新しく感じられ、観光立国としての日本の評価もなされています。

いったいヨーロッパの街並みにはどのような魅力があり、私たちは「美しい」と感じるのでしょうか?

ヨーロッパの美しい街並みの特徴は?

ヨーロッパの街並みの特徴はやはり統一感と言い切ってもよいでしょう。

地中海に面した街並みの多くは赤レンガの屋根に白い外壁で統一されています。

あるいは外壁の色や屋根の形状は違っていても、それらの色には偶然か必然か調和が存在しており、街並みを形作っているという認識を与えてくれます。

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ヨーロッパの街並みをイメージした時に、日本のようにそこら中に電柱が立ちネオンや看板が目立っているという印象はほとんどないことも特徴の一つと言えます。

ヨーロッパの統一感のある街並みを美しいと感じる理由は?

私たちが美しいと感じるものとは、基本的には整理整頓されたものを指します。

煩雑で無秩序・不規則なものには苛立ったり落ち着かなさを感じるようにできています。

ヨーロッパの街並みを美しいと感じる理由は、やはりその統一感によるところは大きいです。

景観を保つために電柱や電線、看板・ネオンをはじめとした現代的なものが地中に隠されていたり存在しなかったりします。

ヨーロッパの統一感のある美しい街並みと建築規制の関係

ヨーロッパの街並みが統一感をもち、美しさを保てていたり、現代的な看板などが見られないことは、自然に行われているわけではありません。

ヨーロッパの美しい街並みと建築基準の関係

ヨーロッパの美しい街並みを保つために、建築物の高さや色遣いにも規制がなされていることが良い影響を及ぼしています。

またこうした規制を可能とするだけのヨーロッパに住む人々の建築や街並みに対する理解があることも大切な理由の一つです。

人々が街並みを保つことに理解がある理由には、ヨーロッパの人々の「家」に対する考え方が大きく関係しています。

まずは、ヨーロッパで行われている建築規制とはどのようなものか見てみましょう。

ヨーロッパの街並みと建築規制の内容は?

ヨーロッパの国々には街並みを保つための建築規制を定めた法律が多く存在します。

一部を例としてあげると次のようなものがあります。

イギリス イタリア ドイツ フランス
法令・都市計画 ディベロップメントプラン ガラッソ法(1985) 連邦自然保護法(1987) 風景法(1993)
内容 眺望の保全 歴史都市地区の設定、工事や都市計画の規制 屋根の傾斜、棟の方向、窓の形などの規制 全体的な景観保護のための高さ規制など

最も景観に関する建築規制を早く始めたのはフランスの風景法(1993)に先駆けて行われた1983年の法律です。

日本では建築規制をしている都市として思いつくのは京都があります。

しかし京都の規制も、歴史的な建築物がある地域のして保護されているのは京都市内でも鴨川を超えた東側がほとんどであったり、違法看板や建築があったとしても摘発されることはないと言い切ってよいレベルです。

ヨーロッパの建築規制に比べればかなり緩いものだと感じられます。

ヨーロッパの街並みや家とアジールの関係は?

こうしたヨーロッパにおける美しい街並みを保つための建築規制が人々に受け入れられてきた背景には「アジール」という法律的な慣習が影響していると言えます。

アジールとは何か?

「アジール」とは、いわゆる警察などが相手の身体や財産を差し押さえたりしようとしたときでも、これ以上は立ち入ってはいけないと決められた「聖域」のようなものです。

昔はこういった聖域、避難所としては教会がありました。

ヨーロッパにおけるキリスト信仰は絶対的なものであり、神の御許ともいえる教会には俗世的な人間は立ち入ることが許されませんでした。

 

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Sanctuary Exterior is yellow, but if you enter once …. so white One on the most beautiful charches in Munic

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このほかには警察や司法の場において「アジール」に当てはまる聖域としては「個人の住宅」が挙げられます。

これは日本でも同じで、容疑者が家屋の中にいるときには裁判所が発行した令状がなければ立ち入ることは許されません。

 

ヨーロッパにおいてはこの「アジール」という考え方での「個人の住宅」というものが重視されてきたと言えます。

どれだけ小さな家であっても庭を持っていたり、小さな城を思わせる外壁や窓や扉への美しさへのこだわりがそこにはあふれています。

ヨーロッパの家と人の関係

ヨーロッパにおいては古くは「アジール」は教会を指し、キリストは絶対的な存在であったことから、「アジール」という考え方が人々にも受け入れられ、「個人の住宅」も「アジール」であるためにただ単に居住するためだけの場ではなく、自分たちの城なのだという意識が生まれたと言えます。

だからこそ、インテリア一つを見てみてもこだわり抜いた家があり、それは家の大小や貧富には関わらず存在しています。

私たち日本の家はどうでしょうか?

まとめ

・ヨーロッパの美しい街並みの特徴は?

ヨーロッパの街並みの特徴はやはり統一感と言い切ってもよいでしょう。

・ヨーロッパの統一感のある街並みを美しいと感じる理由は?

私たちが美しいと感じるものとは、基本的には整理整頓されたものを指します。

ヨーロッパの街並みを美しいと感じる理由は、やはりその統一感によるところは大きいです。

・ヨーロッパの美しい街並みと建築基準の関係

ヨーロッパの美しい街並みを保つために、建築物の高さや色遣いにも規制がなされていることが良い影響を及ぼしています。

人々が街並みを保つことに理解がある理由には、ヨーロッパの人々の「家」に対する考え方が大きく関係しています。

・ヨーロッパの街並みと建築規制の内容は?

ヨーロッパの国々には街並みを保つための建築規制を定めた法律が古くから多く存在します。

・アジールとは何か?

「アジール」とは、いわゆる警察などが相手の身体や財産を差し押さえたりしようとしたときでも、これ以上は立ち入ってはいけないと決められた「聖域」のようなものです。

・ヨーロッパの家と人の関係

ヨーロッパにおいては古くは「アジール」は教会を指し、キリストは絶対的な存在であったことから、「アジール」という考え方が人々にも受け入れられ、「個人の住宅」も「アジール」であるためにただ単に居住するためだけの場ではなく、自分たちの城なのだという意識が生まれたと言えます。

 

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シゲゾウ
アラサーのエンタメ好き兄ちゃんデス。 教育関連の仕事に就いています。 エンターテイメントを肌で体感してあなたに新鮮な感動と興奮する情報をお届けします!!! やってみなきゃ分からない!をモットーに何にでも前のめりで挑戦していきます!!