「バ美肉」や「バ美肉おじさん」という言葉が知名度を増してきています。
今回は、バ美肉の方法や機材まとめを紹介します。
また、バ美肉をする上で必要なものや費用・予算がどれくらいかかるのかも見ていきましょう。
バ美肉の方法や機材まとめ
バ美肉をするための方法や機材のまとめを紹介します。
バ美肉の方法:3種類
バ美肉・バ美肉おじさんはバーチャルYouTuberに属し、自分自身の行動や表情をアニメーションに変換してキャラクターが演じるというものです。
バ美肉の方法には費用・予算や機材のおけるスペースの関係もあり、どこまでのクオリティのものをやりたいのか?によって大きく3種類に分けられます。
- スマホを使う
- PCを使う
- VR機材を使う
これら3つに分けられます。
スマホを使う
スマホのカメラ機能にもアバターを作成して表情の動きに合わせて、キャラクターを動かすことができるものが増えてきています。
iPhoneの標準のカメラ機能やSNOWなどにもあります。
その中でも配信に特化したものとして
- REALITY
- カスタムキャスト
- SHOWROOM V
- エモモ
- パペ文字
- トピア
- ナカノヒトライブ
といったものがあります。
PCやVR機材を利用したものに比べると、スマホのアプリに依存するため使い勝手は低いですが、バ美肉の入り口として雰囲気を掴むという意味では一度試してみると良いでしょう。
スマホの性能が向上していることもあり、アバターもテンプレートの数が増加したり、自作データを取り込んで利用することができるものなど増えてきています。
ただし、ある程度スマホのスペックが求められるためか、iPhone以外では使用できないアプリも多くあります。
PCを使う
PCを利用したものには
- FaceVTuber
- Hitogata
- FaceRig
があります。
Webカメラやマイクを使って手軽にバ美肉入門ができます。
スマホよりは自由度が高くなります。
3DCGモデルは
- Vカツ
- VRoid Studio
- セシル変身アプリ
といったソフトを利用することで作成することができ、FaceVTuberなどは、自作したモデルデータを読み込んで利用することも可能です。
口の動きの再現度も増していたり、キャラクターだけでなく背景や室内空間のデザインをすることも可能です。
ただし、Webカメラを利用して自身の画像に貼りつける形でキャラクターを投影しているため、自分の顔が出てしまう可能性があります。
VR機材を使う
一般的なバ美肉・バ美肉おじさんとして知られるような、完璧なキャラクターがバーチャルな空間で動いているものを作り上げるにはVR機材が必要です。
3DCGモデルをVR手足などにつけた機材の動きによって操作します。
スマホやWebカメラと違ってあなた自身の顔が出てしまうという可能性はありません。
VR機材で主流なメーカーは
- Oculus
- Vive
の2つです。
バ美肉の機材:OculusかVive
バ美肉に必要なVR機材のメーカーは大きく
- Oculus
- Vive
の2つが挙げられます。
ざっくりと言ってしまえば
価格 | 性能 | |
Oculus | 5万円〜 | 手軽 |
Vive | 10万円〜 | 拡張性が高い |
このような違いがあります。
それぞれ見ていきましょう
Oculus
Oculusには
- Oculus Rift S
- Oculus Quest
- Oculus Go
といったものがあります。
Oculus Goは2万円台から購入できるので最も手軽ではありますが、VR内で手を動かすような動作はできません。
バ美肉のことを考えると、Oculus Goは選択肢から外れます。
価格 | PC接続 | |
Oculus Rift S | 49,800円 | 必須 |
Oculus Quest | 64GB:49,800円 128GB:62,800円 |
可能 |
Oculus Rift SとOculus Questはどちらも両手にコントローラーを持つことになり、コントローラーのトリガーを引いたり、手指がコントローラーから離れることでキャラクターの指が開いたり閉じたりさせることができます。
Oculus Rift SはPC接続が必須です。
Oculus QuestはPCがなくても使用できますがバ美肉をする上で3DCGモデルの種類が限定されてしまうので、PC接続をした方がオリジナルキャラクターを使ったバ美肉を十分に楽しめるでしょう。
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Oculusのデメリットはヘッドセットとコントローラによってキャラクターの頭や手指は動作させることができますが、足腰の動きを反映させることは現在のところできません。
Vive
Viveには
- VIVE Cosmos
- HTC VIVE Pro
- HTC VIVE Pro Eye
- Valve Index
の4つがあります。
HTC VIVE Pro Eyeはその名からも分かるとおり、HTC VIVE Proの上位互換で、あなた自身の目の動きをキャラクターに反映させることができるというものです。
HTC VIVE Pro Eyeは業務用とも言われていますが、買えないことはありません。
Valve Indexは5本の指先の動作も忠実に再現され、コントローラーを手放して落としてしまうリスクも低い設計になっているなど評価が高いです。
製造終了になりましたが、HTC VIVEの在庫分であれば5万円台から購入することができます。
価格 | |
VIVE Cosmos | 79,882円 |
HTC VIVE Pro | 70,455円 スターターキット:99,990円 フルキット:139,545円 |
HTC VIVE Pro Eye | 186,120円 |
Valve Index | 62,800円 VRキット:125,800円 |
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VIVE Cosmosは今後の拡張性が不明ですが、その他についてはトラッカーを追加して設置することで顔や手だけでなく、足腰も動かすことができます。
キャラクターの全身を自由にあなた自身で動かすことができるという意味では、Viveがもっとも完璧なバ美肉機材だと言えます。
トラッカーは12,500円〜です。
バ美肉に必要なものや費用は?
バ美肉に必要なものは何か、費用・予算はいくらぐらいなのかを紹介します。
バ美肉に必要なもの:VR機材とPC
バ美肉は手軽なものであればスマホからでも始められますが、ここではVR機材を使った一般的なバ美肉を想定します。
その場合にはVR機材(OculusかVive)とPCが必要になります。
最低構成で言えば、Oculus Questを使うことでPCもなしでバ美肉を行うことができます。
ただし、使用できるキャラクターや行動に制限があるため思うように楽しめない可能性があります。
多くの場合はPCが必要になりますが、どんなPCでも良いという訳ではなく3DCGを処理できてリアルタイムトラッキングに耐えられる性能が不可欠です。
特にグラフィックボードの性能は欠かせません。
HTC VIVE Proの必要動作環境には以下のように書かれています。
CPU : Intel® Core™ i5-4590 もしくは AMD FX™ 8350 の同等品またそれ以上
GPU : NVIDIA® GeForce® GTX 970 もしくは AMD Radeon™ R9 290 の同等品またそれ以上
メモリ : 4 GB 以上
必要動作環境なので、カクツキの一切ない配信を望むのであれば
NVIDIA GeForce GTX 1070/Quadro P5000以上、もしくはAMD Radeon Vega 56/Pro WX7100/FirePro W9100以上
このような性能が求められます。
普通のPCではなく、ゲーミングPCと呼ばれるものを選択する必要があります。
バ美肉の費用:5万円〜
バ美肉の費用は最安で始めるのであれば、Oculus Quest単体の5万円です。
Oculus Questで始めた後に、他のバ美肉おじさんたちとコラボしたりコミュニケーションをVRChat上で図りたい場合には、PCを買い足していくという選択肢が初心者には馴染みやすいでしょう。
その場合、PCのパッケージにこだわりがないのであれば、比較的安価に性能の良いPCを購入できるのはTsukumoやドスパラです。
8万円台から購入することができます。
ただし、今後のアップデートなどによって要求されるPCのスペックが向上することを考えると、あまり最低限の構成で購入しすぎるのも考えものです。
このあたりは予算と相談しつつ、もしもの時にはグラフィックボードだけ交換して対応するのか、今の間にある程度余裕のあるスペックのものを購入しておくのか選びましょう。
キャラクターの全身を動かしたい場合にはOculusではなく、現時点ではViveを購入する必要があります。
その場合は例えば
- HTC VIVE Proのスターターキット:約10万円
- トラッカー3個(腰・左足・右足):約4万円
- PC:約9万円〜
- PCモニタ:約1万円〜
といった内容で、約15万円の費用がかかります。
少し安く抑えたい場合は生産終了になったHTC VIVEにすることで5万円ほど安くすることができます。
まとめ
・バ美肉の方法:3種類
- スマホを使う
- PCを使う
- VR機材を使う
・バ美肉の機材:OculusかVive
バ美肉に必要なVR機材のメーカーは大きく
- Oculus
- Vive
の2つが挙げられます。
・バ美肉に必要なもの:VR機材とPC
最低構成で言えば、Oculus Questを使うことでPCもなしでバ美肉を行うことができます。
ただし、使用できるキャラクターや行動に制限があるため思うように楽しめない可能性があります。
・バ美肉の費用:5万円〜
バ美肉の費用は最安で始めるのであれば、Oculus Quest単体の5万円です。
キャラクターの全身を動かしたい場合にはOculusではなく、現時点ではViveを購入する必要があります。
いつもたくさんのコメントありがとうございます。他にも様々な情報がありましたら、またコメント欄に書いてくださるとうれしいです。
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