外国人の恋人や両親を日本に招聘しようとしたときに、ビザが下りない危険性があります。
今回は、ビザが下りない理由・ロシア人が日本の日本の短期滞在ビザが不許可となってビザが取れなかった原因は何か?
招聘経緯書の別紙はいらない・不必要なのか紹介します。
ビザが下りない理由!ロシア人が日本の日本の短期滞在ビザ不許可や取れなかった原因
ビザが下りない理由は何か、
ロシア人が日本の日本の短期滞在ビザが不許可で取れなかった原因は何かを私の実体験をもとに解説していきます。
ビザの審査期間・日数はどれくらいかかるか?
ビザの審査を日本大使館・日本領事館にお願いして、どれくらいで許可・不許可が分かるのかをいつも気にしてしまいます。
外務省によると、審査期間は
標準処理期間は5業務日です。ただし,何らかの確認(追加書類提出や本人面接,照会等)が必要になる場合や,在留資格認定証明書の交付を受けずに長期滞在目的のビザ申請をする場合等には,審査に5業務日以上(数週間から数か月)を要することもありますので,早めに申請されることをお勧めします。
とのことですが、実際に5営業日で答えがあったことはありません。
私の場合はロシア人の招聘のために日本大使館にビザ発給申請をお願いしてきたのですが、大抵の場合は日本大使館に書類が届いてから返事があるまで2週間です。
何か問題が発生した場合も、すんなりOKされる場合もなぜだか2週間です。
時期的にはあまり関係なさそうで、夏前であっても冬ごろであっても特に忙しさには違いがある訳ではなさそうです。
ビザが下りない理由・ロシア人が日本の日本の短期滞在ビザ不許可で取れなかった原因
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ビザが下りない理由、ロシア人が日本の日本の短期滞在ビザが不許可で取れなかった原因を知りたくなりますが、正式には返答をしてくれません。
OKかアウトかの2択が分かるのみで、問い合わせをしたところで「何がどう問題だったのか?」が明かされることはありません。
外務省を次のように説明しています。
拒否の理由は,その申請がビザの原則的発給基準を満たしていなかったためと理解してください。
なお,個々の案件について具体的な拒否理由を回答することは,それらの情報が不正な目的を持って日本に入国しよう/させようとする者により,審査をかいくぐるために悪用されることも考えられ,その後の適正なビザ審査に支障を来し,ひいては日本社会の安全と安心にとってもマイナスとなるおそれがありますので,回答しないこととなっています。なお,行政手続法3条1項10号は,「外国人の出入国に関する処分」については,審査基準・拒否理由等を提示する義務の適用除外としています。
別に犯罪者を招聘しようとしている訳ではないとあなたは分かっているのに、「審査をかいくぐるために悪用される」から言えないというのは心外です。
とはいえ、外務省にとっては日本という国を守るためには可能性がゼロでない人は入国させられないのでしょう。
端的に言えば、申請時に提出した書類がビザ発給を許可するだけの根拠として不十分だったから不許可になったということです。
この点に関してよく言われるのが
- 嘘を書いていないか?
- 話を盛っていないか?
という点が不許可の理由だと書かれているページがあったりします。
しかし、本気で招聘しようと思っている人がわざわざ話を盛ったり嘘を書いたりする理由がありません。
ましてや相手は国です。
日本滞在中の費用負担なども身元保証人として宣誓している裏付けを提出書類以外にも、調べようと思えばいくらでもできます。
わざわざリスクを負って捏造する必要性がありません。
すぐに化けの皮が剥がれます。
あくまで推測に過ぎませんが私の場合であれば、ロシア人を招聘するにあたり日本大使館が危惧していたのは詐欺だと思っています。
若いロシア人女性が出稼ぎとして日本に入国しようとする事例が多くあると言われています。
おそらくは、日本大使館・日本領事館の職員はビザ申請人の性別や年齢ごとに大体のイメージをもって「詐欺を働こうとしているかもしれない」とか「働こうとしているかもしれない」といった可能性を考えているのだと思います。
つまり、ビザが下りない理由は
ビザ申請人の犯罪の可能性を拭えなかった
この一点に集約できるでしょう。
ひどい話です。
裁判でも疑わしきは罰せず、推定無罪と言われているにもかかわらず、日本大使館・日本領事館の職員が疑いの目を向けてきて、その否定をこちら側がしきれなかったら有罪になるということです。
しかし、申請後になんの音沙汰もなく不許可の結果だけが伝えられることは今までの経験上ありませんでした。
- 電話での問い合わせで、本人確認や事情説明を求められる
- 日本大使館への出頭命令
これらのどちらかが求められました。
ちなみに、招聘ではなくツアー会社を通じて、ただの観光目的のビザを申請した時には電話での問い合わせが彼女のもとにありました。
はじめて知人訪問として短期滞在ビザを申請した時には、彼女にモスクワの日本大使館へ出頭するよう連絡がありました。
今までに追加の資料請求を求められたことはありませんが、このあたりは申請に伴う必要書類の内容を正しく理解して用意できていれば大丈夫です。
モスクワの日本大使館への出頭命令はひどかったです。
わざわざ彼女の仕事を休んでもらい、モスクワ行きの飛行費とホテルを予約して行ってもらいました。
そして大使館で待たされて面談をしたかと思えば、中身は何もなかったのです。
何か疑わしいことがあるから呼ばれたのかと言えば、職員は「何もない。ただあなたと話がしたかった」と答えたと彼女から聞かされました。
意味不明でしたが、職員にとってはそういうことなのでしょう。
私が彼女と知り合ったのがネット上だということもあり、特に隠す必要がないのでそのまま招聘経緯の中に出会いとして書いていました。
そのため、実在する人物で偽物ではないか?という点が疑われていたのだと思います。
とはいえ、わざわざモスクワに出向かせるのはけっこうな費用がかかります。
ロシアは賃金格差もすさまじいので、地方都市で普通に仕事をして生活をしているのと、モスクワで生活をしているのとでは給料も職種などによりますが10倍の差があります。
さすがにひどいなと思いつつも、結果的にはビザが発給されたので結果オーライだったかと納得させようとしています。
一番気をつけなければならないことはビザがおりなかった・不許可で終わったという事実です。
この事実だけは作ってしまってはいけません。
6ヶ月間は同じ理由でビザ申請ができないと言われていますが、ペナルティは期間だけでは終わりません。
すべての履歴が外務省に残り続けるため、次回も同じ理由でビザ申請をしたときには通常よりも厳しく審査されることにもつながります。
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招聘経緯書の別紙はいらない・不必要?
招聘経緯書の別紙はいらないのでしょうか、不必要なのかどうなのでしょう?
招聘経緯書の別紙が必要だと言われる理由:慣例と不安感
招聘理由書・招聘経緯書の枠が狭い上に「必要なら別紙で添付するように」と注意書きが記載されています。
インターネットで私も招聘のための書類を準備している際に、招聘経緯書の別紙は必要だということが書かれたページがたくさん出てきました。
「日本大使館・日本領事館の職員はあなたのことを知らないのだから、できるだけ詳しく関係性をアピールしないといけない」
といったことがまことしやかに書かれています。
また、招聘経緯を詳細に書き記すことで職員の感情を揺さぶってビザがおりやすくなると言われています。
確かにその通りだと思う部分もあり、詳しい情報が得られない以上は足りないよりは多い方が良いだろうと思う人も多いため、慣例として招聘経緯書の別紙を添付することが多くなっていると考えられます。
招聘経緯書の別紙はいらない・不必要?
個人的には招聘経緯書の別紙はいらないと考えます。
蛇足になりやすく、あらぬ疑いをかけられる理由にもなるため不必要です。
その理由は
- 私たちの関係を証明する資料は別途用意している
- 不法滞在をさせる懸念があるとみなされる
- プライベートを晒け出す必要性が分からないし嫌
それぞれ説明します。
私たちの関係を証明する資料は別途用意している
そもそも、知人訪問での短期滞在ビザ申請の場合には「知人関係を証明するための資料」を別途用意しなければなりません。
- メールのやり取り
- 国際電話の通話履歴
- 二人の写真
これらがその具体例として挙げられています。
招聘経緯を別紙の形で書き込むとなれば、私たちの関係や出会い・思い出話を伝えることになるでしょう。
確かに情に訴えられるデータにはなるかもしれませんが、その役割は「知人関係を証明するための資料」が行います。
招聘経緯書はあくまでも招聘経緯が分かれば良いと言えます。
不法滞在をさせる懸念があるとみなされる
情に訴えるという意味では、私たちの思い出話やどれだけ恋焦がれているのかを伝えることに意味はあるでしょう。
しかし、私たちがいかに愛し合っているかを伝えれば伝えるほど、「帰国日になっても帰国させないかもしれない」という懸念を持たれてしまいます。
実際問題、恋人同士であればなおのことで、別れ際になって「嫌だ、帰りたくない!」といったやりとりは日本人同士であってもなされています。
ましてや日本人と海外に住む外国人であれば、その言葉は冗談や儀式ではなくより一層の現実味を持ちます。
情に訴えるのも一つの手かもしれませんが、どれだけの職員がノロケ話を読みたいのでしょうか?
基準は「日本に入国させても大丈夫な人間か?」という点です。
何の差し障りのない文面が一番ベストだと言えます。
オリジナリティはたいして求められていません。
個人的には、一度くらいは日本大使館・日本領事館への出頭命令を受ける覚悟をしておくべきかと思っています。
その後の招聘では別紙をつけないで2行程度の招聘経緯、招聘理由であっても許可が出ています。
実在する人物か、詐欺ではないか?といったことを疑われていたとしても、招聘経緯書の別紙はただの作文です。
そこに事実があるとは限りません。
口裏を合わせることもできますし、いくらでも2人の思い出を捏造することもできてしまいます。
プライベートを晒け出す必要性が分からないし嫌
私もネットの情報を信じて、招聘経緯書の別紙を作成して見たことがあります。
その後、彼女にどちらを提出すべきだと思うか聞いて見たところ、短文でいいということだったので、別紙が日本大使館に送付されたことはありません。
招聘経緯書の別紙に私たち2人の馴れ初めや思い出話を書いているときに思ったことは、「なんでわざわざ2人の大切な思い出を興味もどうせないような職員に暴露しなければならないんだ?」という怒りにも似た疑問でした。
普通の日本人同士ならわざわざプライベートを晒け出す必要は一切ないのに、たかだか国籍が違うだけで暴露しなければならないのか?
なんだこれは?
とイライラしていました。
個人的には、そもそもプライベートを晒け出すのも嫌ですし、日本大使館・日本領事館の職員も興味がないと考えています。
彼女が言っていたことは、職員は頭の中で恋愛のストーリーを構築しているのだそうです。
「日本人と外国人のカップルの恋愛のストーリーはこのような紆余曲折を経るべきだ」というイメージがあり、そこから外れた場合には疑われるのだと分析していました。
職員にとってはそのようなつもりがなかったとしても、いくつもの事例を見ているうちに公式のようなものが出来上がっていると思います。
なので、いくらプライベートを晒け出したところで職員が思い描いたストーリー通りでない場合には、出頭命令を受けたり追加書類を求められたりします。
それならば不必要なことはしないほうがいいと考えています。
そもそも、招聘理由書・招聘経緯書には2〜3行分のスペースしかありません。
「必要であれば別紙で書くように」という指示からも分かるとおりで、別に別紙が必須ではありません。
多ければ多いほど良いという価値観を捨てるべきだと思います。
まとめ
・ビザの審査期間・日数はどれくらいかかるか?
私の場合はロシア人の招聘のために日本大使館にビザ発給申請をお願いしてきたのですが、大抵の場合は日本大使館に書類が届いてから返事があるまで2週間です。
・ビザが下りない理由・ロシア人が日本の短期滞在ビザが不許可で取れなかった原因
ビザが下りない理由はビザ申請人の犯罪の可能性を拭えなかったからです。
・招聘経緯書の別紙が必要だと言われる理由:慣例と不安感
「日本大使館・日本領事館の職員はあなたのことを知らないのだから、できるだけ詳しく関係性をアピールしないといけない」
といったことがまことしやかに書かれています。
・招聘経緯書の別紙はいらない・不必要?
- 私たちの関係を証明する資料は別途用意している
- 不法滞在をさせる懸念があるとみなされる
- プライベートを晒け出す必要性が分からないし嫌
いつもたくさんのコメントありがとうございます。他にも様々な情報がありましたら、またコメント欄に書いてくださるとうれしいです。