海洋プラスチックという廃棄されたプラスチックが海に流れ出して汚染を引き起こしている問題が取り沙汰されています。
今回はプラスチック製のストローに代わって登場した竹ストローのカビ対策はどうなっているのか・どうすればいいのか?
竹ストローの価格や使い捨て、タピオカドリンクを飲めるのかについて紹介していきます。
竹ストローのカビ対策は?
竹ストローはプラスチック製のストローの代わりとして普及していくのでしょうか?
竹だけにカビの対策はどうなっているのでしょうか?
竹ストロー浜松の店舗で実証実験開始
プラスチックのゴミに関する問題、環境汚染が盛んに取り上げられるようになりました。
「海洋プラスチック問題」というものがあり、プラスチックは自然になかなかかえらないこともあり、海に捨てられたプラスチックが何千キロと離れた距離をペットボトルやボミ袋などがさ迷い続けることがあります。
また、海を汚染することにもなっており世界的にもプラスチックゴミを減らそうという動きが活発になっています。
その一つとして、プラスチック製のストローを使わないようにしようという方針が打ち出され、一部の企業ではすでにプラスチック以外のストローを導入しています。
2019年7月5日から、静岡県浜松市の一部の飲食店で竹を材料としたストローの実証実験が開始されています。
実証実験で使われている竹ストローは「ふじのくに竹王国企業組合」が浜松市から依頼を受けて試作したもので、切り口をやすりがけして煮沸消毒をしたものが合計1000本実験に使われています。
使用されているのは矢竹という矢にも使われていた細く、比較的真っ直ぐな竹を約20センチの長さに切ったもので、直径は5mm〜1cmとばらつきがあります。
竹ストローの店舗はどこ?
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静岡県浜松市内の2つの飲食店と、1つのホテルのラウンジで実証実験が2019年7月5日から行われています。
来店客のうち、実証実験に協力してもらえる人に使用してもらい、1000本の試作品がなくなり次第終了するとのことです。
竹ストローの使い回しはせず、希望者は持ち帰ることができます。
中区鍛冶町の「プティアミカフェ」
中区板屋町の「フォーハノイセカンド」
実証実験が行われている店舗は以上の2つです。
竹ストローの特徴やカビるか?
竹ストローとして、静岡県浜松市で行われた実証実験で用いられたのは繊維を取り出して加工したものではなく、矢竹をほぼそのまま使用したもののようです。
衛生面に関する心配があり、プラスチックのストローと異なりストローの内部が透けて見えるわけでもないため内部にカビが生えるのかということが心配されています。
材質をそのまま活かした竹ストローのメリットは、
- 乾きが早い
- 軽い・丈夫
- 抗菌作用
ですが、デメリットとしては
- 湿度が高いとカビが生える
- 乾燥に弱く割れる
があります。
竹ストローのカビ対策は?
竹ストローも、浜松市の実証実験で使われたような生の竹をそのまま活かしたタイプのものもあれば、竹の繊維を取り出して天然樹脂などと混ぜ合わせて作られたものもあります。
生の竹を利用した竹ストローには利用する上で次のような問題点があります。
乾燥で割れる
竹は水分を多く含んだ植物であるため、頑丈さは水分を含んでいるためにしなることができたりします。
乾燥が進むと割れてしまい、気温が高い夏などは保管場所によっては勝手に割れてしまうこともあります。
まっすぐではないので飲み物によっては詰まる
竹の中心部分の空洞は人工的に作られたものではないため、真円ではなくいびつであることが当たり前です。
また、上部と下部でも形に違いがあったりすることがあるため、粘りがあったりタピオカのような固形物を飲もうとした時には詰まってしまう可能性があります。
カビの発生
竹は水分を多く含んだ植物なので、カビが発生しやすい素材だと言えます。
だからと言って乾燥させすぎると割れてしまう可能性もあり、高温も多湿も避けなければならないため保管場所に気を使わなければなりません。
カビ対策を根本的に行おうとすれば薬品を使用することになります。
しかし飲み物に使用するストローで薬品として防カビ剤を使うことになると、新たな健康被害の可能性が出てきます。
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竹ストロー価格コストや使い捨て・タピオカを飲めるか?
竹ストローの価格・コストはどれくらいでしょうか?
竹ストローは使い捨てが再利用を繰り返すのか、またタピオカを飲むことができるのでしょうか?
竹ストローの価格・コストは?
静岡県浜松市の実証実験で使用された竹ストローは1本200円だそうです。
大量生産をすることで価格を下げてコストダウンを図れる可能性があると言われています。
しかし、カビ対策のことも考えると竹そのものではなく竹の繊維を使用した竹ストローが良いと考えられます。
「BambooFiberStraw 竹繊維ストロー」は私たちがマイストローとして購入することを想定していませんが、200本入りで2500円。
1本あたり約12円です。
実際に飲食店チェーンの「ワタミ」は竹ストローを導入しており、希望者にプラスチック製のストローの代わりに提供しています。
プラスチックの材料を含んでいないためダイオキシンなどを発生させず、土や海に流れたとしても3ヶ月〜6ヶ月程度で土にかえるようになっているようです。
竹ストローは使い捨て?
静岡県浜松市の実証実験で利用されている竹ストローは再利用せずに使い捨てされています。
竹ストローにもさまざまあり、洗って何度も再利用することを想定した商品もあります。
竹ストローは内部の洗浄が行き届いていないことでもカビや腐敗の原因となるため、洗浄用のブラシも販売されています。
割れやカビさえなければ、1年以上使い続けることができるでしょう。
竹ストローでタピオカは飲める?
竹ストローとして、生の竹を使用したものは内部の直径が一定でないことや大きさに5mm〜1cmのばらつきがあるため、タピオカドリンクのためのストローとして向いていません。
もちろんタピオカの大きさを5mm未満にすれば使えないこともないでしょう。
その意味では、生の竹ではなく竹の繊維を使用した竹ストローを使用する方がトラブルを回避でき、現段階ではコストパフォーマンスにも優れているため好ましいでしょう。
こちらは直径12mmで80本で2500円です。
まとめ
・竹ストロー浜松の店舗で実証実験開始
2019年7月5日から、静岡県浜松市の一部の飲食店で竹を材料としたストローの実証実験が開始されています。
・竹ストローの店舗はどこ?
静岡県浜松市内の2つの飲食店と、1つのホテルのラウンジで実証実験が2019年7月5日から行われています。
・竹ストローの特徴やカビるか?
衛生面に関する心配があり、プラスチックのストローと異なりストローの内部が透けて見えるわけでもないため内部にカビが生えるのかということが心配されています。
・竹ストローのカビ対策は?
飲み物に使用するストローで薬品として防カビ剤を使うことになると、新たな健康被害の可能性が出てきます。
・竹ストローの価格・コストは?
静岡県浜松市の実証実験で使用された竹ストローは1本200円だそうです。
・竹ストローは使い捨て?
静岡県浜松市の実証実験で利用されている竹ストローは再利用せずに使い捨てされています。
竹ストローにもさまざまあり、洗って何度も再利用することを想定した商品もあります。
・竹ストローでタピオカは飲める?
竹ストローとして、生の竹を使用したものは内部の直径が一定でないことや大きさに5mm〜1cmのばらつきがあるため、タピオカドリンクのためのストローとして向いていません。
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