カレーやカレー鍋をした後に、スポンジで食器や鍋を洗うとスポンジに汚れや色がついてしまいます。
今回は、スポンジについたカレーの落とし方、色や汚れの取り方を紹介します。
また、カレー鍋のスポンジが汚れない処理方法についても解説します。
スポンジのカレーの落とし方・色や汚れの取り方は?
スポンジについたカレーの落とし方、カレーの色や汚れの取り方を紹介します。
スポンジのカレー色が付着する原因・理由は?
カレーやカレー鍋をした食器や鍋をスポンジで洗うと、スポンジにカレーの黄色い色が付着してしまいます。
この黄色はカレールゥに含まれている黄色成分「ターメリック(ウコン)」というスパイスの色素の影響です。
カレーにとってはあの黄色を出すためには欠かせないものですが、なかなか洗っても落ちない強力さも併せ持っています。
スポンジのカレーの色の取り方
|
|
カレーの黄色はターメリック(ウコン)によるもので、色だけであれば太陽などの紫外線を浴びることで色素が分解されて色を薄くしていくことができます。
スポンジに付着したカレーの黄色の取り方として、もう一つは漂白剤を使うパターンです。
手順は
- 食器用洗剤などでスポンジ自体をある程度洗う
- 漂白剤を薄めた液につけ置きする(約2分)
- すすいで水切りして干しておく
この手順でカレーの黄色を落とすことができます。
有毒ガスの発生がない酸素系漂白剤がオススメです。
スポンジのカレーの汚れの取り方:2つのポイント
カレーやカレー鍋をした後の鍋や食器をスポンジで洗ってしまい、スポンジにカレーの色だけでなくベタベタとした汚れが付着してしまった場合は、スポンジを洗いましょう。
ポイントは2つです。
- スポンジの裏から水・お湯を流してすすぐ
- アルカリ系の洗剤を使う
それぞれ解説していきます。
スポンジの裏から水・お湯を流してすすぐ
スポンジにカレーの汚れが付着した際には水やお湯を流してすすぐことになります。
その際に気をつけなければいけないのが、スポンジの表と裏のどちらから水・お湯を流すか?という点です。
例えば下の画像の場合、画像の手前側に汚れが付着しているので手前側から水・お湯を流すと汚れがどんどん奥に入ってしまいます。
手で持っているスポンジの裏側から水・お湯を流して、落とせる汚れは中にしみ込んだり入っていかないように気をつけましょ。
アルカリ系の洗剤を使う
カレーの黄色だけでなく、油っぽいヌメリのある汚れの場合は酸性石鹸と呼ばれる油汚れと洗剤が混ざり出来上がってできた汚れである可能性が高いです。
酸性ということは、アルカリ系の洗剤を使ってあげることで落ちやすくなります。
アルカリ性と言えば固形石鹸が代表的な例になります。
アンモニアなどは塩素系漂白剤を使用している場合には有害ガスが発生する危険があるので避けましょう。
固形石鹸を擦り付けて手でよく揉み込んだり、使い古した歯ブラシを使いましょう。
ガンコな汚れの場合は何度か繰り返して洗う必要があります。
もとは油汚れなので、水ですすぐよりもお湯を使ってすすいであげる方が落ちやすいです。
|
|
カレー鍋の処理方法は?
カレー鍋の処理方法はどうすればスポンジを汚さなくて済むでしょうか?
熱湯で汚れを落ちやすくする
鍋やフライパンのカレーの黄色い汚れの場合、火にかけて煮沸することで洗い流すことができます。
チーズや時間が経って固形になってしまった油汚れは熱してあげることで溶けます。
これを利用して、
- 鍋やフライパンに半分ほど水を入れて火にかける
- 数分間熱して油が溶け出させる
- シンクに流し捨てる
という手順でほとんどの汚れを手を使わずに処理することができます。
問題点は、
- 食器ではポットなどでお湯を沸かしてやる必要があるため応用しにくいこと
- 水やガスを使うのでもったいない気がする
という点です。
ガス代は15℃の水を2L沸騰させれば
都市ガス | |
中火:約2.1円 | 強火:2.3円 |
プロパンガス | |
中火:約16円 | 強火:21.3円 |
と言われており、水道料金は2Lだと約0.48円です。
鍋の大きさや素材によっても左右されますが、1Lの水で行ったとして沸騰まではさせる必要がないことを考えると
- 都市ガス:約1.5円
- プロパンガス:約9.5円
といったところでしょうか?
スポンジが1個20円と考えると、都市ガスだったらやっても良いかなと思います。
下の動画は英語ですが、煮沸することでトマトソースの汚れを洗い流している動画です。
ちなみに、煮沸する時に重曹を大さじ2杯程度入れて沸騰させると、重曹はアルカリ性なので油汚れを効果的に落とすことができます。
キッチンペーパーや布・素手で汚れを拭き取っておく
お湯を使うのはもったいない場合は、洗う前にキッチンペーパーで油汚れを拭き取っておきましょう。
キッチンペーパーも2ロールで200円程度するため、もったいないと感じるのであれば使い捨てしなくて良いスクレーパーというシリコン製のゴムベラや新聞紙やボロ布を使うと良いです。
道具を一切使いたくない場合は素手で水やお湯を流してこすり洗いをすれば、ある程度のカレーの汚れを落とすことができます。
さらにある程度汚れを拭き取った後に、たらいなどにお湯を張り洗剤を落としてつけておくことで、汚れが落ちやすくなります。
カレー用の汚れて良いスポンジを用意する
スポンジの値段がそこまで高くないのだから、割り切ってカレーの黄色が付着しても良いスポンジを用意してしまうのも一つの手です。
わざわざ煮沸したり、キッチンペーパーを利用したりすすいだりする手間もなくなり、
- 第1段階:汚れを落とすためのスポンジ
- 第2段階:食器や鍋をきれいにするためのスポンジ
というように、用途を分けて汚れてしまう用のスポンジを作ってしまうのもアリです。
スポンジの色も、カレーの黄色が付着しても目立たないように黒いスポンジを選んでおくのも良いでしょう。
汚れにくいスポンジを使う
スポンジは1個20円くらいで購入することができるので、実際にカレーで汚れてしまえば少しの手間でない限りは新しいものに交換するのがラクです。
そんな中、文具などで知られる3M社が汚れやニオイに強いスポンジを開発しました。
全くカレーの汚れがスポンジに残らないのではなく、今までのスポンジに比べて20%以下の汚れ残りに抑えられるとのことです。
完璧な商品ではなくて1個300円です。
まとめ
・スポンジのカレー色が付着する原因・理由は?
カレーの黄色はカレールゥに含まれている黄色成分「ターメリック(ウコン)」というスパイスの色素の影響です。
・スポンジのカレーの色の取り方
カレーの黄色はターメリック(ウコン)によるもので、色だけであれば太陽などの紫外線を浴びることで色素が分解されて色を薄くしていくことができます。
・スポンジのカレーの汚れの取り方:2つのポイント
- スポンジの裏から水・お湯を流してすすぐ
- アルカリ系の洗剤を使う
・カレー鍋の処理方法は?
- 熱湯で汚れを落ちやすくする
- キッチンペーパーや布・素手で汚れを拭き取っておく
- カレー用の汚れて良いスポンジを用意する
- 汚れにくいスポンジを使う
いつもたくさんのコメントありがとうございます。他にも様々な情報がありましたら、またコメント欄に書いてくださるとうれしいです。