映画「スパイダーマン:ホームカミング(2017)」はマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)としてリブートされた新しいスパイダーマンシリーズです。
スパイダーマン単体の世界ではなく、マーベルコミックのヒーローが出てくる世界観、原作コミックに最も近いピーター・パーカー(トム・ホランド)に注目が集まりました。
今回は映画「スパイダーマン:ホームカミング」に登場するワシントン学力コンテストは実在するのか?
またスパイダーマンが救出に登ったワシントン記念塔とはどのようなものか?
本当に奴隷が建てたものなのかについて紹介します。
映画「スパイダーマン:ホームカミング」ワシントン学力コンテストは実在する?
映画「スパイダーマン:ホームカミング」に登場するワシントン学力コンテストは実在するのでしょうか?
映画「スパイダーマン:ホームカミング」のワシントン学力コンテストとは?
映画「スパイダーマン:ホームカミング」でピーター・パーカーが通うミッドタウン科学技術高校はワシントン学力コンテストに出場するために、ワシントンD.C.に向かいます。
ピーター・パーカーはバルチャーたちの本拠地がワシントンD.C.にあるという理由から、再びワシントン学力コンテストの選手として出場させてもらえないかと交渉し、無事にバスに同乗してワシントンD.C.に向かうことができました。
ワシントン学力コンテストは毎年秋に行われ、このときは10月13日から15日までの3日間にわたって全国の高校生があつまりさまざまな分野で学校ごとの学力を競い合いました。
ミッドタウン科学技術高校はその名の通り、出場種目は科学に関する競技で活躍する様子が出てきており、見事に全国大会で優勝することができました。
大会の後にチームのメンバーは近くのワシントン記念塔に訪れていますが、ネッドが所持していた爆弾のせいで危機的状況に陥りましたが、スパイダーマンによって救助されてトロフィーを持って学校に帰ることができました。
ワシントン学力コンテストは実在する?
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映画「スパイダーマン:ホームカミング」で「ワシントン学力コンテスト」と言われていますが、英語では「ACADEMIC DECATHLON (アカデミック デカトロン)」と言います。
直訳すると「学術の10種競技」となります。
ワシントンD.C.で毎年開かれているものは実在しませんでしたが、「アメリカ学業的十種競技」というものは1982年から行われているようです。
出場できるのはアメリカだけでなく、イギリスやカナダ、中国の学生もOKです。
十種競技の内容は「芸術、経済学、随筆、インタビュー、語学と文学、数学、音楽、科学、社会科学、スピーチ」で、映画「スパイダーマン:ホームカミング」にもあったように筆記試験が各科目30分・50問が行われ、5分間のインタビューとスピーチを行ないます。
映画にも登場したクイズをしているシーンは超級クイズというリレー方式の科目のシーンを表していると思われます。
かなりハードな戦いが行われていることが想像できます。
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スパイダーマンが救出したワシントンDCの記念塔とは?
映画「スパイダーマン:ホームカミング」でスパイダーマンがリズたちを救出したワシントンD.C.の記念塔とはどういった建物なのでしょうか?
ワシントン記念塔とは何?
ワシントン記念塔はワシントンD.C.の中心部にある建物です。
1776年のイギリスとの間で行われたアメリカ独立戦争の勝利とその時の大統領ジョージ・ワシントンの名誉と功績のために建てられました。
3万6000個以上もの石で作られた塔で、パリのエッフェル塔(312m)が1889年に完成するまでの間は169mで世界で最も高い建物でした。
ワシントン記念塔は黒人奴隷が作った?
映画「スパイダーマン:ホームカミング」では、ワシントン記念塔にリズたちが見学にいく中で、ひとりミシェル・ジョーンズだけは記念塔の外にいました。
それを見た先生は疑問に思い声をかけると「奴隷によって建てられた建物に入ることはできない」と言います。
すると先生は「奴隷によって建造されたのではない」と答えますが、後ろにいた警備員が手でサインを出しています。
この警備員がした手のサインは「まぁ、そんな感じ(kinda)」という意味があります。
ワシントン記念塔の建設が始まったのは1848年で、地方の奴隷解放が行われたのは1862年です。
しかし、奴隷がやらされたと考えると石積みの技術があまりにも熟達しており、熟練の技術者や監督が必要不可欠です。
では、先生の言っていた通りに奴隷ではないのかと言えば、奴隷の中にも技術者はたくさんいました。
石工として働いた奴隷がいたことは事実なので、ワシントン記念塔の建設に奴隷が関わっていたと考えられます。
しかし、当たり前かもしれませんが「ワシントン記念塔の建設に奴隷が関わっていた」と記された文献など証拠は出てくるはずもないので、「証拠がない以上はないことと同じ」と考えれば先生の言っていたことが正しいと言えます。
まとめ
・映画「スパイダーマン:ホームカミング」のワシントン学力コンテストとは?
ワシントン学力コンテストは毎年秋に行われ、このときは10月13日から15日までの3日間にわたって全国の高校生があつまりさまざまな分野で学校ごとの学力を競い合いました。
・ワシントン学力コンテストは実在する?
ワシントンD.C.で毎年開かれているものは実在しませんでしたが、「アメリカ学業的十種競技」というものは1982年から行われているようです。
・ワシントン記念塔とは何?
1776年のイギリスとの間で行われたアメリカ独立戦争の勝利とその時の大統領ジョージ・ワシントンの名誉と功績のために建てられました。
・ワシントン記念塔は黒人奴隷が作った?
「ワシントン記念塔の建設に奴隷が関わっていた」と記された文献など証拠は出てくるはずもないので、「証拠がない以上はないことと同じ」と考えれば先生の言っていたことが正しいと言えます。
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