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スパイダーマン:ホームカミングにベンおじさんが出てこない理由は?原作との違いについても

映画「スパイダーマン:ホームカミング(2017)」はマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)としてリブートされた新しいスパイダーマンシリーズです。

スパイダーマン単体の世界ではなく、マーベルコミックのヒーローが出てくる世界観、原作コミックに最も近いピーター・パーカー(トム・ホランド)に注目が集まりました。

今回は映画「スパイダーマン:ホームカミング」にベンおじさんが出てこない理由や原作との違い、ベンおじさんは死んだのかについて解説していきます。

映画「スパイダーマン:ホームカミング」にベンおじさんが出てこない理由は?

映画「スパイダーマン:ホームカミング」にベンおじさんが出てこない理由はなんでしょうか?

ベンおじさんとはどんなキャラクター?

ベンおじさん(ベンジャミン・パーカー)はメイおばさんの夫で、ピーター・パーカーの叔父にあたる男性です。

映画「スパイダーマン:ホームカミング」には一切登場せず、原作コミックや歴代スパイダーマンの映画作品を知っているファンにとっては「あれっ?」と思わせた点の一つでもあります。

原作コミックなどと同じく、ベンおじさんは存在しており、メイおばさんと結婚しましたが子供を作らず、飛行機事故で両親を亡くしてしまった6歳のピーター・パーカーを預かり、ニューヨーク州クイーンズで3人で暮らしていました。

ベンおじさんがどのようにして亡くなったのかについても一切映画で触れられていませんが、原作コミックなどと同じく「大いなる力には大いなる責任が伴う」という名言を残したと脚本家は発言しているため、映画「スパイダーマン:ホームカミング」でもスパイダーマンがベンおじさんの死に関係していたと考えられます。

そしてベンおじさんの死に関係しているため、ピーター・パーカーは自分がスパイダーマンであることをメイおばさんに隠し通そうとしていました。

映画「スパイダーマン:ホームカミング」にベンおじさんが出てこない理由は?

ベンおじさんは原作コミックや歴代のスパイダーマンの映画では、メイおばさんとともに登場し、序盤でスパイダーマンが未熟なヒーローだったがために犠牲になり、ピーター・パーカーに「大いなる力には大いなる責任が伴う」という言葉を残す重要な役どころにありました。

しかし映画「スパイダーマン:ホームカミング」では、ほとんどベンおじさんの存在は消されています。

これはピーター・パーカーがスパイダーマンになった理由が省略されていることと同じく、「みんなすでに知っている」という見方もできますが、メイおばさんの設定変更に伴うことと言えます。

 

メイおばさんが原作コミックなどの80代の女性という設定から30代の女性に変更され、映画「スパイダーマン:ホームカミング」の脚本の初期段階ではボーイフレンドもいる設定があり、デートシーンもある予定でした。

そして脚本を担当したジョナサン・ゴールドスタインは、「メイおばさんが夫を亡くした未亡人である必要はない」とインタビューで答えているため、そもそもベンおじさんが本作には存在していないという可能性すらありました。

映画「スパイダーマン:ホームカミング」原作との違いやベンおじさんは死んだのか?

映画「スパイダーマン:ホームカミング」のベンおじさんと原作との違いについて。

またベンおじさんは死んだのかについて紹介します。

ベンおじさんの原作との違いは?

ベンおじさんの存在や死については大筋は同じですが、作品によって設定が異なります。

原作コミックにおけるベンおじさんはメイおばさんとともに両親を幼くして亡くしたピーター・パーカーを受け入れ、自身の息子であるかのように多くの愛情を注いで育ててきました。

あるとき、ピーター・パーカーは蜘蛛の能力を手に入れ、スパイダーマンというキャラクターを完成させてスパイダーマンのスーツも自作していました。

あるときにピーター・パーカーはスパイダーマンとしてテレビにも出演することになり、その帰り道で泥棒を追いかけている警備員と出会します。

警備員はスパイダーマンに泥棒を捕まえる助けをしてほしいと言ってきますが、ピーター・パーカーは犯罪者を捉えることは自分の仕事ではないと考えて無視して泥棒を逃してしまいます。

この泥棒の名はバグラーと言います。

その数週間後のある夜、スパイダーマンとして夜の街を警備するためにピーター・パーカーが家を出ているときにバグラーがパーカー宅に侵入してきました。

バグラーは銃を構えて室内にいたベンおじさんとメイおばさんを脅し、さらにメイおばさんを人質にとったため、ベンおじさんはメイおばさんを解放するようにと要求しながらバグラーに近づいていきます。

するとバグラーはとっさに引き金を引いてしまいベンおじさんを射殺します。メイおばさんは救急車を呼ぼうとしましたがベンおじさんはすでに助からないことを悟っており、0:04に死亡してしまいます。

家に帰りベンおじさんを射殺した泥棒がウォーターフロントの倉庫で発見したことを聞かされたピーター・パーカーは、再びスパイダーマンのスーツを着て倉庫街に立てこもっていた泥棒を捕らえます。

このときにピーター・パーカーはこの泥棒がかつてテレビスタジオで捕えなかった泥棒と同一人物であることに気づきます。

以来、ピーター・パーカーはこのことを後悔し続け、大いなる力を手に入れた自分自身は社会をより良くするために犯罪を減らすことが使命だと考えるようになっていきます。

映画「スパイダーマン:ホームカミング」でベンおじさんは死んだのか?

映画「スパイダーマン:ホームカミング」ではベンおじさんが死んだとは描写はされていませんが、設定としてメイおばさんは未亡人になっているため、ベンおじさんは死んでしまっていると言えます。

スパイダーマンになった理由となる遺伝子組換えの蜘蛛に噛まれるシーンが省略されていることと同じく、「すでにみんな知っている」から省略されたとすると、ベンおじさんの死は泥棒が家に押し入り、メイおばさんを助けようとした結果、射殺されたと考えられます。

映画「スパイダーマン:ホームカミング」でベンおじさんが出てこない理由の考察

映画「スパイダーマン:ホームカミング」にベンおじさんが出てこない理由を考察していきましょう。

映画「スパイダーマン:ホームカミング」のテーマとベンおじさんの必要性

映画「スパイダーマン:ホームカミング」のテーマは「本当のヒーローとは何か?」という点です。

真のヒーローであるためにはスパイダーマンのスーツを着ている必要はあるのか?という問いに対してピーター・パーカーは自問自答し続けることになり、最後のリズの父バルチャーとの戦いで瓦礫の下敷きになった時にも、水にうつるスパイダーマンの幻想を見て葛藤しています。

なので根本的に「大いなる力には大いなる責任が伴う」という教訓を与えてくれるベンおじさんはテーマに合っていません。

すでにそのステージを超えたピーター・パーカーがそこにはいます。

責任の重さを理解しているため、メイおばさんにはスパイダーマンのことをひた隠しにしようとし続けてもいます。

「大いなる力には大いなる責任が伴う」という教訓を担っているのは誰か?

映画「スパイダーマン:ホームカミング」の考察として、ベンおじさんの代わりに他の登場人物が「大いなる力には大いなる責任が伴う」という教訓をピーター・パーカーに与える役割を担っているという意見があります。

しかしこれは本作のテーマを正しく理解できていないことを表しています。

そうした意見の根拠とされているのはトニー・スタークやリズの父バルチャーの姿がベンおじさんの代役だと言っていますが全く違います。

ベンおじさんの役割をトニー・スタークが担っている?

トニー・スタークは「大いなる力には大いなる責任が伴う」ことを伝えているのではなく、映画「スパイダーマン:ホームカミング」のテーマである「スーツを着ていなければ何もできないならば、ますます持っていてはいけない」という言葉からもわかる「真のヒーローとはその矜恃にある」ことを教えてくれるためにいます。

そしてストーリーを楽しむ上では、本当の父親やベンおじさんのいないピーター・パーカーにとっての父親代わりとしての役割、倫理観や歯止めとしての役割を担っています。

トニー・スタークは映画「シビルウォー/キャプテン・アメリカ」の時点でピーター・パーカーを見つけ、スパイダーマンとして協力を要請しています。

そしてメイおばさんに対してスパイダーマン=ピーター・パーカーであることを頑なに隠し通そうとする姿や、どうしてスパイダーマンとしての活動をしているのか?をその時に尋ねています。

今更「大いなる力には大いなる責任が伴う」ということを映画「スパイダーマン:ホームカミング」でも伝える必要がありません。

ベンおじさんの役割をリズの父バルチャーが担っている?

ベンおじさんの役割をリズの父バルチャーが担っているという意見もあります。

家族を大事に思っていながら悪の道を進む姿、それが暴露された後に家族が犠牲になっている様子から「大いなる力には大いなる責任が伴う」ことを教えているという解釈です。

確かにそのような解釈をすることができるかもしれませんが、すでに映画「スパイダーマン:ホームカミング」で描かれているピーター・パーカーはそのステージにはいません。

また、「大いなる力には大いなる責任が伴う」というテーマを伝えているにしては、ピーター・パーカーは同級生で憧れの女性でもあるリズ・トゥームスの父親を捕縛・引渡しにあたり、あまりにもサバサバした対応をしています。

このことからも「大いなる力には大いなる責任が伴う」という教訓はピーター・パーカーは乗り越え済みであり、リズの父バルチャーから学んだという解釈は間違いだといえます。

「大いなる力には大いなる責任が伴う」という教訓をいつ学んだのか?

映画「スパイダーマン:ホームカミング」では「大いなる力には大いなる責任が伴う」という教訓を学ぶピーター・パーカーは登場しません。

ピーター・パーカーは映画「シビルウォー/キャプテン・アメリカ」よりも以前に「大いなる力には大いなる責任が伴う」という教訓を学んでいます。

 

映画「スパイダーマン:ホームカミング」の脚本家は、本作やMCU版ピーター・パーカーの明るい雰囲気を守るためにもベンおじさんをめぐる重苦しいストーリーを描きたくなかったと言っています。

映画「シビルウォー/キャプテン・アメリカ」でトニー・スタークが現れるピーター・パーカーは6ヶ月前にスパイダーマンとしての能力を身につけ、葛藤していたことがわかります。

その間にベンおじさんを原作コミックと同様に、街のパトロールに言っている間に強盗によって殺され、その強盗の正体を知って悩む時期などをすべて乗り越えています。

 

映画「スパイダーマン:ホームカミング」を映画「スパイダーマン(2002)」や「アメイジング・スパイダーマン(2012)」と同列に捉えて、「大いなる力には大いなる責任が伴う」を学ぶためのストーリーだという解釈は間違いです。

まとめ

・ベンおじさんとはどんなキャラクター?

原作コミックなどと同じく、ベンおじさんは存在しており、メイおばさんと結婚しましたが子供を作らず、飛行機事故で両親を亡くしてしまった6歳のピーター・パーカーを預かり、ニューヨーク州クイーンズで3人で暮らしていました。

・映画「スパイダーマン:ホームカミング」にベンおじさんが出てこない理由は?

ピーター・パーカーがスパイダーマンになった理由が省略されていることと同じく、「みんなすでに知っている」という見方もできますが、メイおばさんの設定変更に伴うことと言えます。

・ベンおじさんの原作との違いは?

ピーター・パーカーは泥棒をテレビスタジオで逮捕していればベンおじさんは生きていたかもしれないことを後悔し続け、大いなる力を手に入れた自分自身は社会をより良くするために犯罪を減らすことが使命だと考えるようになっていきます。

・映画「スパイダーマン:ホームカミング」でベンおじさんは死んだのか?

映画「スパイダーマン:ホームカミング」ではベンおじさんが死んだとは描写はされていませんが、設定としてメイおばさんは未亡人になっているため、ベンおじさんは死んでしまっていると言えます。

 

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シゲゾウ
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アラサーのエンタメ好き兄ちゃんデス。 教育関連の仕事に就いています。 エンターテイメントを肌で体感してあなたに新鮮な感動と興奮する情報をお届けします!!! やってみなきゃ分からない!をモットーに何にでも前のめりで挑戦していきます!!