2019年6月28日に公開が決まった映画「凪待ち」は白石和彌監督と香取慎吾が初めてタッグを組んだ作品です。
本作の主な舞台になっているのは宮城県の石巻市です。
今回はなぜ石巻が舞台として選ばれたか、その理由とロケ地や撮影場所などの情報についてご紹介します。
映画「凪待ち」のあらすじは?
映画「凪待ち」はある一人の男の人生における喪失と再生の物語です。
ギャンブル依存症で目的もなく荒んだ日々を送っていた木野本郁男(香取慎吾)は、恋人の昆野亜弓(西田尚美)とその連れ子・美波(恒松祐里)と暮らしていました。
あるとき、亜弓(西田尚美)が故郷である石巻に帰ることになります。
これをきっかけにギャンブル依存から抜け出すために郁男(香取慎吾)も石巻に引っ越し働き始めることを決意します。
亜弓(西田尚美)は美容院を開業し、美波(恒松祐里)は定時制の学校へ通い始めます。
郁男(香取慎吾)は近所に住む小野寺(リリー・フランキー)の紹介で印刷工場で働き始め、穏やかな暮らしが始まるかと思われました。
しかし、同僚に誘われた郁男(香取慎吾)は再びギャンブルに手を染めてしまい、亜弓(西田尚美)と美波(恒松祐里)も些細なことで衝突し、美波(恒松祐里)は家を飛び出してしまいます。
家出した美波(恒松祐里)を探す郁男と亜弓でしたが、車中で口論になり亜弓を車から降ろして去ってしまいます。
その後、美波(恒松祐里)は見つかるものの亜弓(西田尚美)がある事件に巻き込まれ・・・。
映画「凪待ち」の予告編がすでに公開され、1分半の映像ながらも今までに見たことがない香取慎吾の演技に2019年6月28日の公開が待ちきれない人が続出しています。
映画「凪待ち」が石巻を舞台にした理由
|
|
白石和彌監督は助監督時代に岩手県の大船渡で撮影したことがあり、それ以来大船渡への親交がありました。
自身が監督としてデビューして以降に東日本大震災があり、映画作家として被災地に何かできないかと考えていたそうです。
そんな折、「喪失と再生」をテーマに作品を作ることになり、そのテーマと「震災と復興」が重ねられたことで被災地を舞台にすることが決まりました。
しかし当初は宮城県の石巻ではなく、監督の思い入れのあった岩手県の大船渡を舞台にして制作されていました。
石巻が舞台とされることになった理由には、監督の得意とするアウトローなヤクザといった登場人物たちが出てくる街の規模として大船渡では合致しなかったためです。
石巻は漁港都市であり、震災からの復興の途中であったり、街の雰囲気が作品の世界観と合うことから、石巻を舞台にすることになったそうです。
こちらの写真からも、大船渡は復興が進んでいることがわかります。
|
|
映画「凪待ち」のロケ地や撮影場所と登場シーンは?
映画「凪待ち」の主なロケ地は宮城県の石巻です。
この他にも宮城県塩竈市や茨城県龍ケ崎市、神奈川県川崎市でも撮影されていたようです。
宮城県・スナックミハラ
今日5時から夜にかけて映画の撮影で矢本駅スナックミハルという店に香取慎吾君が来ます!
矢本の皆さん暇なら色紙持って集合だ~— ★児玉侑也★ (@kodamayuya0524) 2018年7月5日
目撃情報は多数存在しますが、どのようなシーンが撮影されたのかは今のところ確認できていません。
追って更新します。
宮城県石巻・仮設大森第3団地5号棟
目撃情報からもここで郁男(香取慎吾)の恋人・亜弓(西田尚美)の葬儀のシーンが撮影されたことがわかります。
宮城県・石巻赤十字病院
母情報(仙台 勤務. たまたま出張) 石巻赤十字病院でも行われました #香取慎吾 #白石和彌 #飯島 management team
— Taku2 sub, (@SubTak2) 2018年7月7日
郁男(香取慎吾)の恋人・亜弓(西田尚美)が事件に巻き込まれた際に搬送された病院と思われます。
日中に撮影されたようで、来院された人たちにもある程度の影響が出てしまったようです。
追って更新します。
宮城県石巻・ホテル林屋 駐車場
石巻の飲み屋のど真ん中に、香取慎吾とリリーフランキーが撮影してるらしく、人だかりが凄ぇね。立ちんぼの飲み屋の姉ちゃんも仕事そっちのけ。あわよくば、飲みに来ねぇかなぁ✨ いらっしゃいませ~ pic.twitter.com/fAJHZkBbTL
— KENNY (@KENNY6022) 2018年6月22日
郁男(香取慎吾)と小野寺(リリー・フランキー)の撮影だったということは、事件の前後で小野寺が郁男を気遣うために飲み屋に呼んだところが撮影されたのでしょう。
宮城県・石巻のお地蔵さん&石巻市立桜坂高等学校
桜坂の近くに香取慎吾いる!撮影!
— ひより (@kimu_JUMP) 2018年6月22日
この通りの近くには石巻市立桜坂高等学校もあります。
亜弓(西田尚美)の連れ子・美波(恒松祐里)が通う定時制高校として撮影されたと思われます。
宮城県・塩釜水産物仲卸市場
こんにちは。今日は朝から仲卸市場で撮影があり、香取慎吾さんやリリーフランキーさんが来てました。もうみんな仕事も手につかないドキドキでこんな時間に。撮影スタッフさんから、うみおむすびが食べたいとのリクエストをいただき、急きょ作りました。喜んでもらえますように…。#仲卸市場
— 間宮商店 (@mamiya_shoten) 2018年6月18日
亜弓(西田尚美)の父・勝美(吉澤健)が漁師なので、そのつながりもあって市場での撮影がされたのでしょう。
一見するとおじゃマップの撮影か?と言いたくなる美味しそうな市場です。
もし今でもおじゃマップが放送されていたら、番宣も兼ねてここでのロケがあったでしょうね。
宮城県石巻・雲雀野中央埠頭
さすがに画像のような大きさの大型客船は映画「凪待ち」には出てこないでしょうが、「フェリー乗り場のシーン」にて撮影に使われた場所です。
郁男(香取慎吾)たちは陸路ではなく、石巻に船でやってきたところを撮影したと思われます。
宮城県・女川港
女川町にある女川港でも撮影がされました。
目撃情報は確認できませんでしたが、エキストラ募集がされています。
予告編映像にも出てくる船の上での郁男(香取慎吾)と亜弓の父・勝美(吉澤健)との会話のシーンなどが撮影されたと思われます。
茨城県・竜ヶ崎駅
宮城県だけでなく、こちらの茨城県の龍ヶ崎駅でも通勤シーンがエキストラを集めて撮影されています。
神奈川県・川崎競輪場
View this post on Instagram
#映画 #凪待ち #クランクアップ しました! #白石和彌 #監督 #香取慎吾 #2019年 #公開 です! 楽しみにしてて下さい! からの #パワスプ #つよぽん
香取慎吾本人がinstagramにクランクアップの報告とともに、こちらの神奈川県の川崎競輪場の近くの「サンピアンかわさき」で撮った写真を投稿しています。
序盤のギャンブルにハマる郁男(香取慎吾)のシーンで登場すると思われます。
まとめ
さて、映画「凪待ち」の舞台がどうして石巻になったのかという理由と合わせて、今現在確認できるロケ地や撮影場所とその登場シーンについてご紹介してみました。
まだ多くの情報が公開されていないので分かり次第、更新をしていきます。
ご拝読いただきありがとうございました。