実写版映画「ムーラン」が2020年に公開されます。
今回は、実写版映画「ムーラン」とディズニー長編アニメ版「ムーラン」との違いをキャラクターの設定や悪役、新しい登場人物やストーリーについて紹介します。
映画「ムーラン」の実写版とアニメ版設定の違いは何か?
実写版映画「ムーラン」とアニメ版の設定の違いを見ていきましょう。
キャラクター設定の違い:名前が違う
実写版映画「ムーラン」とアニメ版にはキャラクター設定上の違いがあるかを見ていきましょう。
敵の侵略により全ての家から男子を一人ずつ兵士として徴収する命令が下ります。
ファ家には男子が一人もいないことから、足が悪い父が自ら志願しますが、歩くことすら難しい父に代わり、息子として戦地に赴きます。
実写版では長い髪を束ねてファ・ジュンとして、アニメ版では長い髪を切り落とし、ファ・ピンという名前で男装しています。
ムーシューやシャンユー・リーシャン:登場しない
アニメ版で主人公ムーランの手助けをする仲間たちが、実写版では登場しないようです。
一人目はファ家の元守り神のムーシューです。
以前、ファ家の一人を死なせてしまい、守り神から銅鑼叩きに降格しましたが、ムーランを英雄とすればまた守り神に戻れるだろうと考え、ムーランと共に旅をし、彼女をそばで支える赤竜です。
二人目は、ムーランの祖母がお守りとして持たせてくれた幸運のコオロギのクリキーです。
ムーシューといいコンビで、ムーランのことを見守る優しいコオロギです。
三人目は、ニワトリへのエサやりを手伝ってくれるファ家の飼い犬であるチビちゃんです。
登場シーンは最初にムーランの家事を手伝うシーンと、最後にムーランの功績をお祝いするシーンで守り神たちと一緒にダンスするところです。
四人目は中原侵略をもくろむ敵役として登場した、フン族のリーダーのシャン・ユーです。
雪山でムーランの奇策により、馬や剣を失いますが、自分は無傷という強靭な身体を持っています。黒いハヤブサを飼いならしており、主に偵察をまかせています。
五人目はムーランが配属された隊の隊長であるリー・シャン隊長です。
正義感が強く、リーダーシップのある男性です。リー・シャン隊長はムーランとともに過ごすうちに、彼女への想いを寄せる登場人物です。
実写版オリジナルキャラクター
一方、実写版ならではの登場人物もいます。
一人目はムーランが入隊した指導役としてムーランをサポートする、師匠のタン司令官です。
アニメ版ストーリーでいくと、タン司令官が恋の相手となりますが、実写版では司令官ではなく、彼の部下が恋の相手となります。
二人目はムーランと同じ隊で、彼女に恋するチェン・ホンフェイです。
最初は男装したムーランにライバル心を抱きますが、彼女が女性である事情を知った後、彼女への感情が変化していきます。
三人目は、敵が味方につけている魔女のシェン・ランです。
ムーランと戦うシーンもあり、敵の中でも主力の存在です。
四人目はムーランの妹です。名前は出てこないのですが、アニメ版とは違って姉妹がいる設定になっているようです。
五人目は詐欺師のスカースです。仲間なのか敵なのか、判明していない中立なポジションのようです。
映画「ムーラン」の実写版とアニメ版のストーリーの違い
実写版映画「ムーラン」とアニメ版「ムーラン」のストーリーの違いを見ていきましょう。
ストーリーの違い:髪を切らない
登場人物だけでなく、ストーリーにも違いがあります。
アニメ版ではムーランはファ家の一人娘で、大事な髪を切り落としてファ・ピンとして男装します。
入隊した隊のリーダーはシャン隊長です。
彼はムーランと次第に惹かれあっていく存在でもあります。
戦いにはムーシュー、クリキーという仲間も一緒です。
国を侵攻してくる敵はフン族でリーダーはシャン・ユーという屈強な男です。
また、物語はムーランのお見合いの話から始まり、仲人さんを怒らせて家に帰った後に国から徴兵令が下ります。
一方、実写版ではムーランに妹がいます。
男装する際に髪は切り落とさず束ねるのみで、ファ・ジュンとして入隊します。
入隊した隊のリーダーはタン司令官です。
司令官の部下のチェン・ホンフェイはムーランをライバル視しますが、ともに戦っていく中で心境が変化してきます。
実写版ではこのチェン・ホンフェイがムーランに恋心を抱きます。
侵攻してくる敵には魔女がおり、アニメ版でのシャン・ユーに該当します。
物語は徴兵令が下るシーンからのスタートとなります。
悪役ヴィランの違い:シェンランとボーリーカーン
映画の悪役(ヴィラン)もアニメ版と実写版で違います。
アニメ版ではフン族リーダーのシャン・ユーという男です。
狂気を感じさせる鋭い目をしており、がっしりとした巨体で強い力の持ち主です。
ムーランが考えた雪崩作戦でも無傷であったり、太い柱を剣で切り倒したり、屋根を突き破っている場面から強さがうかがえます。
最後は花火が積み込まれたやぐらに閉じ込められ、爆破します。
黒いハヤブサを飼いならしていて、見張り、偵察、味方への合図、攻撃などをこなす優秀なハヤブサです。
実写版では皇帝の命を狙う敵の首領ボーリー・カーンという男と、その側近の魔女、シェン・ランという女です。
首領のほうがムーランと対峙するかと思いきや、魔女との対峙がメインに描かれています。
シェン・ランは「本当の姿をみられたら、どんな罰が待っていることか」とムーランのメンタルを苦しめるようなセリフを発します。
ミュージカル要素:実写版も変わらず
監督ニキ・カーロのインタビューから、実写版にはミュージカルシーンがないという噂もありましたが、ニキ・カーロは「実写版ムーランに新しい歌は入らないだろう」とは言ったが、歌がないわけではないと否定しました。
ミュージカル、音楽要素ではアニメ版と実写版で大きな違いはないと思われます。
今、ディズニーアニメーション作品が続々と実写化されてきています。
ディズニー過去作品の実写化からよみとれる変化を見てみると、作品の知名度が上がることが挙げられます。
アニメーションは子どもが見るものというイメージを持っている人もいます。
作品を実写化することで、大人への知名度が上がり、実写版を見てから、元々はディズニーアニメーション作品なんだ!と気づく人もいるのではないかと思います。
また、生身の人間が登場していることでアニメーションよりも更に親近感が湧き、内容を理解しやすいことも挙げられます。
このことから、ディズニー作品の中で知名度が低かったムーランも、たくさんの人に知ってもらえる機会があるということです。
まとめ
・キャラクター設定の違い:名前が違う
実写版では長い髪を束ねてファ・ジュンとして、アニメ版では長い髪を切り落とし、ファ・ピンという名前で男装しています。
・ムーシューやシャンユー・リーシャン:登場しない
アニメ版で主人公ムーランの手助けをする仲間たちが、実写版では登場しないようです。
・実写版オリジナルキャラクター
一方、実写版ならではの登場人物もいます。
・ストーリーの違い:髪を切らない
男装する際に髪は切り落とさず束ねるのみで、ファ・ジュンとして入隊します。
・悪役ヴィランの違い:シェンランとボーリーカーン
実写版では皇帝の命を狙う敵の首領ボーリー・カーンという男と、その側近の魔女、シェン・ランという女です。
・ミュージカル要素:実写版も変わらず
ミュージカル、音楽要素ではアニメ版と実写版で大きな違いはないと思われます。
いつもたくさんのコメントありがとうございます。他にも様々な情報がありましたら、またコメント欄に書いてくださるとうれしいです。
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