台風が上陸し、甚大な被害をもたらすことが多くなりました。
今回は、車のカバーは台風対策としてアリなのか?
窓ガラスや冠水・飛ばされない置き場所や駐車場について解説します。
車のカバーは台風対策としてアリ?
車のカバーは台風対策としてアリなのか、それとも効果がないのでしょうか?
車のカバーは台風対策として効果ありか?:へこむ時はへこむ
車のカバーを台風対策としてつけた方がよいと思う人は、台風の風で飛ばされる飛散物から車を守ろうと思っているでしょう。
基本的に停車している家庭用の乗用車が横転する可能性は台風であってもほとんどなく、カバーをしていたところで瓦やトタンが飛んでくればへこんでしまいます。
車のカバーで完璧に、すべての飛散物によってつけられる傷や汚れを防ぐことはできません。
ただし、小石やガラス片などの細かい飛散物からは車を守ることができます。
台風時の車のカバーの注意点:裏起毛とカバーバンド
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車のカバーは基本的には直射日光から車を守り、紫外線による色あせを防ぐ役割をします。
雨の日にはカバーをすることで湿気が充満するため、あまり好ましくはなくカバーが風などで擦れることで車体に傷がつくことにもなるため、本来は車体の汚れを掃いた後にカバーをするべきです。
台風時の風が吹く中でも傷がつきにくいカバーとしては条件は大きく2つです。
- 裏起毛のカバー
- カバーバンドで車体とカバーを固定する
裏起毛のカバー
どうしても台風時のような強風の中では、カバーが風で動くことは止めきれません。
裏起毛のカバーであれば、車体と触れる面が柔らかいので擦れたとしてもダメージが少なくて済みます。
カバーバンドで車体とカバーを固定する
台風時には通常では考えられないような強さの風、風向きになります。
せっかくカバーをしていても、カバーがはがれたり飛んでいってしまっては意味がありません。
カバーバンドで車体とカバーを固定しておいた方が精神的にも安心できます。
あまり安物のカバーを選んでしまうと、十分に機能を果たしてくれない可能性があります。
異常に安いものは避けて、レビューの評価を参考にして購入してください。
不安な場合は、お持ちの車のメーカーが販売している純正カバーを購入されると良いです。
台風通過後はカバーを外す:湿気がこもる
基本的に雨の日に車にカバーをかけておくと、湿気がこもりやすくなるので車体にもよくありません。
できるだけ速やかにカバーを外して、車内にも留まっている湿った空気を出してあげましょう。
台風時の車の窓ガラス対策は?:飛散防止フィルムが効果的
台風時の車の窓ガラスはカバーをしたとしても、大きな飛散物の場合には割れてしまうことがあります。
車の窓ガラスは小さな欠片となって割れ、飛び散りにくい傾向にあります。
なので万が一割れた場合に飛び散らないような対策は、家の窓ガラスほどは必要ではないと考えられます。
そのため、養生テープやガムテープを貼り付ける必要はありません。
また、車の窓ガラスが割れてしまうような飛散物の場合は養生テープやガムテープでは全く意味をなしません。
たとえ窓ガラスが割れたとしても、車内への被害を少なくしたいのであれば飛散防止フィルムが効果的です。
カバーをしていたとしても、勢いよく瓦やトタンなどが飛んできて窓ガラスが割れるような場合はカバーも裂けてしまっているでしょう。
窓ガラスに開いた穴から雨が車内に降り注ぐことにもなるので、窓ガラスが割れたとしても剥がれ落ちないように飛散防止フィルムを貼ることは意味があります。
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台風時の車が飛ばされない・冠水しない置き場所や駐車は?
台風時の車が飛ばされない置き場所や、冠水しない駐車場はどこでしょうか?
飛ばされない車の置き場所は?:カーポートは危険
基本的にはトラックであったり、車高があり重心が高い車でない限り、駐車している家庭用の乗用車が風で飛ばされることはありません。
自転車やバイクのようにチェーンやワイヤーでフェンスや柱にくくりつけておくということも現実的ではありません。
むしろ屋外に駐車している場合に気をつけなければならないのは、周囲に風で煽られて倒れる木や柱であったり、飛んできそうな植木鉢などがあったりしないか?という点です。
自宅の敷地内や駐車場の周りにそのような倒れたり飛ぶ危険があるものがあれば、室内に移動させるべきです。
木や柱のように移動できないものの場合は、車を別の安全な場所に移動させましょう。
また、シャッターがついているような車庫をお持ちの場合は車庫が吹き飛ばされない限りは雨風や飛散物からも車を守ってくれます。
カーポートのように屋根がついているだけの駐車スペースは、カーポートが風を受けて支柱から抜けて飛んだり車に落ちてきたりする可能性があります。
冠水しない置き場所・駐車場:24時間の立体駐車場
猛威を振るうような台風が上陸した場合、頻繁に河川が氾濫して車が水没している映像が報道されます。
あまり風の影響で飛ばされている車は見ませんが、冠水してしまったことで駐車場などにとめていた車が水没してしまい、電気系統が故障して買い替えを余儀なくされるケースが多いです。
台風時の車の駐車場として避けた方が良いのは
- 屋外の平場の駐車場
- 地下駐車場
- 自宅の車庫
この3つです。
屋外の平場は高台に住んでいない限りは冠水して車が水没してしまう危険性があります。
自宅の車庫も同様に、雨風からは車を守ってくれても浸水は避けられません。
地下駐車場は雨量が多い場合には逃げ場もなく、もっとも水没の危険が高いです。
河川の近くにお住まいで堤防に守られている地域の方も車を移動させた方が良いです。
事前に雨量や土地的に冠水しやすいかを確認した上で、次のような場所に車を移動させましょう。
- 雨量が多くても安全だと想定される高台の駐車場
- 24時間営業の立体駐車場
ハザードマップや今までの経験から、雨量が多くなっても安全だと思われる高台に駐車場がある場合はそこに車を移動させましょう。
都会などの場合は立体駐車場がオススメです。
スーパーマーケットやショッピングモールの立体駐車場は24時間駐車しておく目的ではありませんが、24時間営業の立体駐車場も都会では多くなってきています。
3,000円程度で一晩駐車できる場所など、さまざまあります。
車両保険で自然災害は対応してもらえますが、保険を適用することで等級が下がることにもなり、買い替えの手間もかかります。
場所にもよりますが、水没してしまうくらいなら多少の駐車場代を支払う方がよっぽど安上がりでしょう。
まとめ
・車のカバーは台風対策として効果ありか?:へこむ時はへこむ
車のカバーで完璧に、すべての飛散物によってつけられる傷や汚れを防ぐことはできませんが、小石やガラス片などの細かい飛散物からは車を守ることができます。
・台風時の車のカバーの注意点:裏起毛とカバーバンド
- 裏起毛のカバー
- カバーバンドで車体とカバーを固定する
・台風通過後はカバーを外す:湿気がこもる
できるだけ速やかにカバーを外して、車内にも留まっている湿った空気を出してあげましょう。
・台風時の車の窓ガラス対策は?:飛散防止フィルムが効果的
窓ガラスに開いた穴から雨が車内に降り注ぐことにもなるので、窓ガラスが割れたとしても剥がれ落ちないように飛散防止フィルムを貼ることは意味があります。
・飛ばされない車の置き場所は?:カーポートは危険
自宅の敷地内や駐車場の周りに倒れたり飛ぶ危険があるものがあれば、室内に移動させるべきです。
木や柱のように移動できないものの場合は、車を別の安全な場所に移動させましょう。
・冠水しない置き場所・駐車場:24時間の立体駐車場
- 雨量が多くても安全だと想定される高台の駐車場
- 24時間営業の立体駐車場
いつもたくさんのコメントありがとうございます。他にも様々な情報がありましたら、またコメント欄に書いてくださるとうれしいです。