映画「キングコング:髑髏島の巨神」はモンスターバースというさまざまな世界的に有名な怪獣・モンスターが同じ世界の中に存在したらどうなるか?という考えのもとに作られた作品の一つです。
今回は物語の序盤、そしてラストに出てきたモナークについて、どういった意味の言葉か、またラストシーンのその後どうなったのかについてご紹介したいと思います。
MONARCH (モナーク)とはどういう意味?
映画「キングコング:髑髏島の巨神」に登場するバツ印のようなロゴマークをもつ組織・MONARCH (モナーク)。
モナークはアメリカ合衆国の特別研究機関として1946年に大統領のトルーマンによって設立・組織された機関です。
その目的はキングコングやゴジラのような未確認巨大陸生生命体(M.U.T.O)を調査することにあります。
「モナーク」という言葉の意味は英語では「君主」と訳すことができます。
研究調査のための機関の名前としてはずいぶんと大胆な名称です。
そのままの言葉通りの意味で捉えるのであれば、「モナーク」は地球は未知の巨大生物たちの所有物であり、所有者である怪物・モンスターたち君主に仕えるための組織といえそうです。
彼らの最終的な目的はキングコングやゴジラといった怪物・モンスターたちに地球を返し、その支配に従いたいという思想をもっていると言えます。
映画「キングコング:髑髏島の巨神」でのモナークの目的・役割は?
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映画「キングコング:髑髏島の巨神」では、物語の原因を生み出した機関です。
ベトナム戦争はアメリカにとって国内からの反発も強く戦果も乏しい状態で終わりました、その煽りを受けてモナークは資金的に追い込まれた状態にありました。
モナークに所属するビル・ランダとヒューストン・ブルックスは上院議員に髑髏島へのモナークの調査に協力してくれるよう依頼します。
議員はモナークの存続に否定的な人物でしたが冷戦下で、「ソ連がまだ発見していない島への調査」という点に興味を示し、資金援助を承諾します。
民間人を巻き込みアメリカ陸軍兵士を犠牲にし、モナークは髑髏島でのM.U.T.Oの情報を収集することに成功し、アメリカへと帰国します。
そしてモナークのメンバーとともに上陸して生き残った二人の民間人をモナークの施設に連行し、コングだけではなくゴジラやモスラといったM.U.T.Oたちがこの地球を支配してきたことを示す壁画を見せます。
まだこのときのモナークは公の場に姿をあらわすことを望んでいないこともあり、秘密を知る人間たちを逃してはいけないという意図があったのでしょう。
その後、モナークが彼らをどう扱ったのかについては語られていませんが、作品としては2020年に公開される「ゴジラ VS キングコング」へとつながっていくことは明らかです。
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モナークの歴史や最終的な目的は?
映画「キングコング:髑髏島の巨神」の調査の結果、地球空洞説が信憑性を増すとともにコングという巨大化した猿に遭遇します。
髑髏島にはこの他にも独自の進化を遂げた生物たちがおり、モナークは人類はその協力で強大な生物たちのグループに属していない下等種族にあたることを理解します。
その後も目的を隠して秘密裏に調査を続けたモナークですが、2014年にゴジラがM.U.T.Oとサンフランシスコに現れ戦ったことで街を破壊され、巨大生物たちの存在が世界に明らかになります。
それまで秘密裏に活動をしており、それを是としているかに思われていましたが、巨大生物たちとともに公の存在となることを望んでいるようにも思われるので、モナークは秘密裏に地球を守りたいというのではなく利己的で自分達だけはM.U.T.Oたちのことを理解している存在としての地位を築きたい組織と言えます。
コングとの友好関係を築いていることから考えると、モナークの目的はM.U.T.Oを用いて人間のヒエラルキーを再構築することが目的ではないかという推測も生まれます。
ロゴマークはモナーク(MONARCH)の頭文字のMというだけではなく砂時計を模しているようにも見えます。
まとめ
・MONARCH (モナーク)とはどういう意味?
モナークは1946年にアメリカ大統領のトルーマンによって設立・組織された未確認巨大陸生生命体(M.U.T.O)を調査する機関です。
「モナーク」という言葉の意味は英語では「君主」と訳すことができます。
・映画「キングコング:髑髏島の巨神」でのモナークの目的・役割は?
モナークはアメリカ政府の非公式機関であったこともあり、資金的に追い込まれた状態にありました。
そこでモナークに所属するビル・ランダとヒューストン・ブルックスは上院議員に髑髏島へのモナークの調査許可と資金援助を求めます。
その結果民間人を巻き込みアメリカ陸軍兵士を犠牲にし、モナークは髑髏島でのM.U.T.Oの情報を収集することに成功し、アメリカへと帰国します。
・モナークの歴史や最終的な目的は?
モナークの目的はM.U.T.Oを用いて人間のヒエラルキーを再構築することが目的ではないかという推測も生まれます。
ロゴマークはモナーク(MONARCH)の頭文字のMというだけではなく砂時計を模していることからも、階層の再構築を図っている考えられます。
まだ分からないことの多い機関ですが、2020年の「ゴジラ VS キングコング」では怪獣・モンスターだけでなく、モナークの暗躍にも注目ですね。
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