洋画 PR

映画キングコング髑髏島の巨神・日本刀の文字と意味は?四字熟語についても

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

映画「キングコング:髑髏島の巨神」はモンスターバースというさまざまな世界的に有名な怪獣・モンスターが同じ世界の中に存在したらどうなるか?という考えのもとに作られた作品の一つです。

今回はMIYAVIが演じた日本兵のグンペイ・イカリが持っていた日本刀に書かれた文字の意味、四字熟語についてもご紹介します。

映画「キングコング:髑髏島の巨神」日本刀の文字と意味は?

映画「キングコング:髑髏島の巨神」の冒頭に登場する日本兵・グンペイ・イカリを演じたMIYAVI。

ステレオタイプな日本人の兵隊ということで、銃だけでなく日本刀まで脇差して髑髏島に不時着します。

日本海軍の零戦パイロットであったグンペイ・イカリ(MIYAVI)はマーロウとの空中戦を繰り広げた末に、ともに髑髏島に不時着、その後も先頭を続けてマーロウの息の根を止めようとしたときにコングが現れる・・・。

という展開になっています。

マーロウとの戦闘で銃弾は詰まり使えなくなり、日本刀を取り出し襲い掛かります。

日本刀には4文字の漢字が並んでいます。

日本刀や包丁にされる「名入れ」は持ち主の名前を入れてみたりすることが多いですが、どうやらこの四文字の漢字は「グンペイ・イカリ(軍平・碇)」とは書かれていないようなので、日本刀に第二次世界大戦での自分自身の思いを込めたというのが近そうです。

 

この日本刀に名入れされた見た目に「おお!日本っぽい!」とも思いつつも、


という意見があるように、横文字っていうのがそもそも日本刀としておかしいですよね、確かにゴシック体というのも・・・。

なんていうツッコミはさておき、いったいどういう意味が込められた4文字なのでしょうか?

映画「キングコング:髑髏島の巨神」日本刀の文字と四字熟語の意味は?

なかなか判読するのが難しいですが、書かれているのは「賦天否還」と読めます。

パッと調べてみますが、それらしい言葉は出てこないので映画オリジナルの造語でしょうか・・・。

「賦天否還」の読み方は「ふてんひかん」でよいでしょう。

「賦」の意味は天から与えられたもの、貢物といったものがあります。

「天」はそのままの意味で神仏を指しています。

「否還」は2語で一つの意味を持つと考えるのが妥当です。漢語ではありませんが、「還」を否定していると捉えるべきでしょう、つまり「還らない・還さない」という意味になります。

したがって、「賦天否還」の意味は「天から与えられたものを還さない」ということになります。

「天から与えられたもの」とはこの場合「自分の命」を指し、「天に命を還す」とは死ぬことを表すので、この日本刀に込めた想いや意味としては「絶対に自分は死なない、生きて還る」といったところでしょう。

 

第二次世界大戦に日本兵のパイロットとして出兵したグンペイ・イカリ(MIYAVI)の強い意志が感じられます。

その思いは髑髏島でのハンク・マーロウ(ジョン・C・ライリー)との生活においても心折れることなく、脱出への望みをかけ続けた姿につながります。

そして、ハンク・マーロウ(ジョン・C・ライリー)はそんなグンペイ・イカリ(MIYAVI)の「賦天否還」の受け継いでいったのだと言えます。

追記:日本刀の文字の四字熟語の意味は運否天賦?

「あ〜ちゃん」さんからコメントで新たなご意見を頂戴いたしましたので、ご紹介させていただきます。

グンペイ・イカリ(MIYAVI)やハンク・マーロウ(ジョン・C・ライリー)が持っている日本刀の文字の四字熟語ですが右から左に読むと「〜否天賦」となり、それらしい意味を持った言葉として「運否天賦(うんぷてんぷ)」という語があります。

たしかに「還」ではなく「運」とも読めそうです。

 

「運否」は運を否定した形であり、「運ではない」と直訳するとなりますが、この場合は「運と不運」、「上手くいくこともそうでないことも〜」という意味合いになります。

「天賦」は「天から与えられたもの」と言う意味です。

よって、「運否天賦」とは「運を天に任せる」ということで「人事を尽くして天命を待つ」と同じ意味合いの言葉と言えます。

 

映画「キングコング:髑髏島の巨神」にはディレクターのヴォート・ロバーツの意向もあり、多くの日本のアニメ作品などへのオマージュが散りばめられています。

この「運否天賦」という語は「賭博黙示録カイジ」という漫画のキャラクターも使用したセリフであり、日本のアニメ作品などへの造詣が深いディレクターのヴォート・ロバーツならば、この四字熟語を知っていて流用しようとしたとも考えられます。

 

また、右から左に横書きする書き方も1942年から廃止されていく動きが起こるので、1943年時点で右から左に「運否天賦」が書かれているものがあっても(ゴシック体で漢字を日本刀に横書きする点を無視すれば)おかしくはないようです。

 

とはいえ、戦争を博打と同じように「運否天賦」(運は天に任せる)と言う気持ちでグンペイ・イカリ(MIYAVI)が考えていたようには思いたくないところではあります。

せっかく日本へのオマージュだというのなら、武士道精神をもった日本兵グンペイ・イカリ(MIYAVI)というキャラクターでいてほしいなと思ってしまいます。

まとめ

・映画「キングコング:髑髏島の巨神」日本刀の文字と意味は?

映画「キングコング:髑髏島の巨神」の冒頭に登場する日本兵のグンペイ・イカリを演じたMIYAVIがマーロウとの戦闘で使用した日本刀には4文字の漢字が並んでいます。

刀や包丁の「名入れ」にはオリジナリティを出す、持ち主がわかるようにするということ以外に、願いを込めるという意味合いもあります。

 

・映画「キングコング:髑髏島の巨神」日本刀の文字と四字熟語の意味は?

グンペイ(MIYAVI)が持ち、その後マーロウに受け継がれた日本刀の腹には「賦天否還」(ふてんひかん)と書かれています。

「賦」の意味は天から与えられたもの、貢物といったものがあります。

「天」はそのままの意味で神仏を指しています。

「否還」は2語で「還らない・還さない」という意味になります。

したがって、「賦天否還」の意味は「天から与えられたものを還さない」ということになります。

「絶対に自分は死なない、生きて還る」といった意志が込められています。

・もう一つの日本刀の文字の四字熟語の読み方と意味

右から左に読むと「運否天賦(うんぷてんぷ)」と読めます。

「運を天に任せる」という意味になります。

 

いつもたくさんのコメントありがとうございます。他にも様々な情報がありましたら、またコメント欄に書いてくださるとうれしいです。

ABOUT ME
シゲゾウ
アラサーのエンタメ好き兄ちゃんデス。 教育関連の仕事に就いています。 エンターテイメントを肌で体感してあなたに新鮮な感動と興奮する情報をお届けします!!! やってみなきゃ分からない!をモットーに何にでも前のめりで挑戦していきます!!