毎年、数多くのCMがテレビやネットで制作・放送されています。
今回は、嫌いなCMランキング2020を紹介します。
ムカつくCM、うざいCMや怖いCM、海外と日本のCMの違いについても解説します。
嫌いなCMランキング2020海外編!ムカつくうざい・怖い作品
では、2020年の嫌いなCMランキングとしてムカついたりうざい・怖いといった不快感を感じさせる作品をRankerの投票結果をもとに紹介していきます。
イギリス「DOE」の車の安全運転啓発
ドッキリやホラーではありません、まずはCMを見てください。
このCMが好きだというひとはおそらくいないでしょう。
うざいという訳ではありませんが、嫌いだと感じる人ばかりだと考えられます。
言いたいことはよく分かります。
直接的な描写はありませんが、車の運転でどれだけの子供たちが犠牲になったのかを伝える、心をえぐられるCMです。
Fragile Childhood「モンスター」
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非営利団体の「Fragile Childhood」が作成したCMです。
日本では考えられない、いったい何を言いたいのかが最後まで分かりにくいCMです。
子供たちと関わる親たちはアルコール依存症で、その行動や容姿は親たちは感じていませんが子供たちにとってはモンスターの姿をしているように映っていることを表しています。
ラストシーンのキャプションでは「私たちが酒を飲んでいるときに、子供たちは私たちをどのように見ているでしょうか?」と問いかけます。
色々な意味で嫌いなCMとして評価されています。
リトルベイビー「アイスクリーム」
非常にムカつく顔でありつつ、怖さを秘めた目をしています。フィラデルフィアに本社を持つリトルベイビーというアイスクリームのCMです。
果たしてこれで本当に売れるのか疑問ですが、まるでホラー映画の予告映像のような怖さがあります。
ナレーションは男がいかにして若さを保っているのか、その秘訣がアイスクリームだと説明しています。
男は「私は自分の仕事が好きで、私は自分の人生が大好きだ」と言い切ります。
大きく見開かれた目をしながら、身体中に塗りたくられたアイスクリームをスプーンですくい取って食べていきます。
このうざいCMのタイトルは「至福の時間」だそうです。
イギリスのシートベルト着用啓発
イギリスのテレビCMでシートベルトの着用を訴えています。
恋人同士が車中での距離を詰めるためにシートベルトをしていなかったがために、追突事故に遭い重体に陥るという凄惨な内容です。
映画「ファイナル・デスティネーション」を思わせるスローモーションの映像が怖さもあります。
多くの人が嫌いだと評価しています。
REMCO「Baby Laugh a Lot」
1971年にREMCOというアメリカのおもちゃメーカーのCMです。見ていただければ分かる通り、もはや狂気です。
笑い声はうざいだけでなく、恐怖すら感じます。
赤いドレスを着て髪型も引っ詰められたこのおもちゃの人形はボタンを押すことで笑い続けます。
人形で遊ぶ女の子とナレーションの声の作られたコミカルさが不気味さを煽ります。
クリープ係数を最大1000に上げるには、このビデオを0.25の速度で再生し、悪夢をお楽しみください。
K-feeコーヒーのCM
のどかな田園風景のCMかと思うかもしれませんが、心臓の弱い方は閲覧しない方が良いでしょう。ドッキリしたい方は以下の説明を読む前に再生してください。
K-FeeコーヒーというドイツのコーヒーメーカーのCMです。
車が静かに緑豊かな森の中を下っていき、映像が右にふられるのに合わせて目で追いかけると、車はもうそこにありません。
安全運転啓発のCMで事故にでもあったのか?と思っていると、突然、叫び声とともに悪魔のような顔がバンっと飛び出してきます。
本当に不快で嫌いです。
このCMで言わんとしていることは、K-feeコーヒーはCMと同じくらいのショッキングな目覚めを提供することができるのだそうです。
飲んでみたいと思うどころかうざくて嫌いになってしまいます。
ベイビーシークレット人形のCM
ショッキングな怖いCMではありません。
子供向けのおもちゃのCMとしては非常に不適切な内容で嫌いだという評価を多く集めています。
ささやくことができる赤ちゃん人形なのですが、CM中で話させている内容が最低です。
「お前のことを殺したい」などと言わせる描写を入れる必要はなんだったのか?
サイコパスでも量産したいのか、大人のブラックジョークなのかなんなのでしょうか?
株式会社Autoway「スタッドレスタイヤ」のCM
日本のテレビCMです。心臓が弱い方は閲覧しない方が良いでしょう。
逆に怖い思いをしたい人は、以下の説明文を読む前に再生ボタンを押してください。
夜の雪道を走行する車の乗客の視点から撮影された映像です。
吹雪の中を進んでいると白い服を着た女性の姿が見えます。
その直後、フロントガラスに女性がへばりついて目を見開いており、動揺しながらも車は急いでバックをして悲鳴を上げながら逃げようとします。
「行き道は楽しい」という非常にうざいテロップが入り、冬用タイヤを付けるように促してきます。
覚醒剤防止の啓発CM
怖いCMではありません。
覚醒剤が私たちに何を見せるのか?を描いているため、違った意味で怖いCMだと言えます。
一人の女性が洗面台の前に立っており、手首をかみそりの刃で切り裂いて水につけています。
女性の母親が慌てて駆けつけて「何をしているの!」と叫びながら、女性の手首にタオルを巻きつけて水から引き上げようと格闘しています。
このCMのタイトルは「Deep End」と名付けられており、「覚醒剤について何を知っていますか?」という広報シリーズの一つです。
覚醒剤を使用した若者たちが売春、窃盗、暴力によって満足感を得るようになる描写がなされていたシリーズの中で、この「Deep End」は痛めつける対象が自分自身であるということをダイレクトに表しています。
エイズ予防を訴えるCM
「エイズは大量殺人者」と銘打つこのCM。見ていただければ分かる通りで、ほとんどのシーンはもしかすると性行為を描いているため不快感を感じてうざいと感じる人もいれば、興奮を覚える人もいるかもしれません。
どちらかといえば、このCMでは興奮を覚える人に対して注意喚起するために作られており、欲望のままに性行為をしているとエイズになっているかもしれないことを訴えています。
そして、CMタイトルが表す「大量殺人者」として、性行為をしている人物の顔がナチス・ドイツのヒトラーを模したものになっています。
言いたいことは分かりますが、ヒトラーをイメージしたCMという点が多くの人に嫌いと評価される理由です。
チョコレート菓子「キンダーサプライズ」のCM
キンダーサプライズは日本でも一時期流行していたチョコレート菓子です。
卵形のチョコレートの中にカプセルに入ったおもちゃが入っている形で、今では子供向けのチョコレート菓子として定着しています。
ハンプティダンプティのキャラクターが壁の上に座っているというシチュエーションで、キャラクターの気持ち悪さが気にならなければ基本的には怖さは感じないでしょう。
壁から転落した際に放った言葉や、キャラクターの顔つき・ナレーションの声が合わさり、キンダーサプライズの「サプライズ」とは何を指しているのか?を想像することで不気味さを感じるかもしれません。
「#Pub Loo Shoker」の飲酒運転防止のCM
ロンドンで放送された#pub loo shockerとして認知されている飲酒運転防止の啓発CMです。
男性がトイレに行き洗面台にふらふらと歩み寄り、手を洗って髪をセットしていると突然女性の顔が鏡にぶつかり、割れた鏡からは血が滴り落ちています。
鏡を見ていた男性はパニックに・・・。
というドッキリが次々とトイレに現れる男性たちに向けて行われます。
ドッキリ系のCMが嫌いな人からは嫌われています。
このCMの鏡を突き破る女性の顔は、飲酒運転で事故を起こした際に同乗している女性がシートベルトをしていないために、頻繁に車のフロントガラスから首が突き刺さっていることを示しています。
ちょっとくどいところがあるので、うざいと感じるかもしれません。
SONY「PS3」のCM
真っ白い何もない部屋の中に、赤ちゃんの人形とPS3があります。赤ちゃんの人形はまばたきをし、クスクスと笑います。
その後、涙を浮かべていたかと思えば、大きな目のなかにはさまざまな激しい爆発の映像などが映し出されていきます。
赤ちゃんの人形は「マーマ」と呟きます。
意味不明ですが、怖さがあります。
CMの意図は、PS3にはこのように多くの感情を揺さぶる体験が秘められていること、おもちゃの赤ちゃんの人形であっても近くに座っているだけで感情を動かされるということを示しています。
しかし、不気味で怖いです。
クリネックス「ティッシュ」のCM
日本の怖いCMとして有名なクリネックスのティッシュCM。怖いし意味がわからないし、とにかく嫌いだと感じさせる要素が多く詰め込まれています。
赤鬼の見た目をした子供、白い服に身を包んだ女性は赤鬼を恐れるでもなく、赤鬼に近づきます。
BGMの歌声は「今日が発見の日になるだろう」と歌っていますが、雰囲気と相まってただ怖いだけです。
真夜中にこのCMを見ると、いつもとは違う映像が映し出されるという都市伝説もあります。
マクドナルドのドナルドのCM
古いマクドナルドのCMです。
映画「IT」のペニーワイズと比べると、マクドナルドのドナルドはそれほど怖いようには見えないかもしれません。
しかし、ピエロよりも人間味が強いせいもあり化粧の仕方や髪型、紙コップや鼻・頭の上のトレイなどのピエロ風の衣装を着たギャングのように見えます。
また、このドナルドはある男の子と女の子の友達を作っており、彼らが望むことを全てしてあげたいのだと語ります。
その一つとして、魔法のトレイを使えば次から次へと新しいハンバーガーやフライドポテトが出てきます。
男の子と女の子をマクドナルドのカロリー食で肥満にさせることに成功します。
バーガーキングのCM
直接的なホラーではありません。背景を想像していくことで不気味さのある怖さを秘めています。
男が目を覚ますと、ベッドには王様がおり「ダブルクロワッサンサンドイッチ」を手渡して、ナレーションが艶っぽい声でトッピングの説明をします。
ベッドで優雅な朝食というのは素敵かもしれませんが、男が目覚めるまで王様は何をしていたのか?
その目つきだけでなく、最後のシーンでは王様が男の膝に手を置き、男は王様の手に手を置き、気まずそうにしています。
このホモっぽい展開が非常に不快で嫌いだと感じる意見があります。
シュガーライスクリンクルのシリアルのCM
ポストシュガーライスクリンクルのシリアルのCMです。
鶏小屋から抜け出す不気味なピエロは、セットを壊しながらシリアルを食べ始めます。
シリアルを食べながらピエロは絶賛し、朝食のアドバイスを始めます。
ピエロ恐怖症の人にとっては見ていられないCMです。
また、不気味な表情のピエロが目を見開きながら朝食について語り続ける様はうざいです。
イギリスの携帯会社「Phones 4U」のCM
イギリスの携帯会社「Phones 4U」のCMです。
森の中を何かから必死に逃げる男性が木の影に隠れて、やり過ごせたかと安堵するとゾンビが横に立っており絶叫します。
しかし、ゾンビは取引について男性に語り始めて「私たちのオファーを逃すことはあなたにとって大きな問題となりますよ」と説明をします。
地面からは突然手が生えてきたりしますが、このCMが放送されると広告基準局に200件以上の苦情が殺到して放送禁止となりました。
ドッキリ系は基本的にどこの国でも嫌われています。
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海外と日本のCMの違いは?
海外と日本ではCMの質が全く違うと言われます。
私の周りでは、日本のCMは面白いという意見をよく耳にします。
もちろん、日本に関心がある人たちの意見でしかないので一概に断じることはできません。
海外のCMと日本のCMを見比べたときに見られる違いは
- エンターテイメント性
- わかりやすさ
- タレントのイメージ
このあたりが大きな違いです。
エンターテイメント性
エンターテイメント性というと語弊がありますが、日本のCMは15秒や30秒などの間にバラエティ番組のような詰め込まれた作品が多いです。
特にCM中は他の番組をザッピングするという人もいるため、テレビドラマの場合には出演者がCMにも登場して、ドラマとCMの境目が分かりにくいような工夫がされていたりします。
わかりやすさ
日本のCMは考えさせるものも稀にありますが、基本的にはシンプルでわかりやすい作品が多いです。
企業のイメージCMよりも、最初から最後まで売りたい商品が押し出されていたりするため、「これはなんのCM?」と思わせられることがほとんどありません。
タレントのイメージ
日本のようにCMといえば人気のタレントが出演して、タレントと商品が関連づけられていることが多いです。
海外のCMは人気のタレントがぽんぽん出演していません。
どちらかといえば商品にスポットが当てられており、食品系の場合に必要があればタレントが実演をしていたりするといった程度です。
まとめ
・嫌いなCMランキング2020海外編!ムカつくうざい・怖い作品
- イギリス「DOE」の車の安全運転啓発
- Fragile Childhood「モンスター」
- リトルベイビー「アイスクリーム」
- イギリスのシートベルト着用啓発
- REMCO「Baby Laugh a Lot」
- K-feeコーヒーのCM
- ベイビーシークレット人形のCM
- 株式会社Autoway「スタッドレスタイヤ」のCM
- 覚醒剤防止の啓発CM
- エイズ予防を訴えるCM
- チョコレート菓子「キンダーサプライズ」のCM
- 「#Pub Loo Shoker」の飲酒運転防止のCM
- SONY「PS3」のCM
- クリネックス「ティッシュ」のCM
- マクドナルドのドナルドのCM
- バーガーキングのCM
- シュガーライスクリンクルのシリアルのCM
- イギリスの携帯会社「Phones 4U」のCM
・海外と日本のCMの違いは?
- エンターテイメント性
- わかりやすさ
- タレントのイメージ
いつもたくさんのコメントありがとうございます。他にも様々な情報がありましたら、またコメント欄に書いてくださるとうれしいです。