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映画「君の名は」巫女の口噛み酒は実在する?意味や瀧の能力・神社についても

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映画「君の名は。」は2016年に公開された映画で、日本の歴代興行収入ランキングの第4位に食い込み、全世界でも宮崎駿監督作品の「千と千尋の神隠し」を抜いて日本映画の最高成績を記録した作品です。

今回は映画「君の名は。」に登場する「口噛み酒」とは何なのか?本当に実在する酒の種類なのかについて、

また映画の中に登場した三葉の口噛み酒の意味や、瀧が得た能力や効果について紹介します。

映画「君の名は。」口噛み酒は実在する?

映画「君の名は。」に登場する「口噛み酒」は実在するお酒なのでしょうか?

口噛み酒とは何で作り方は?

口噛み酒は実在するお酒であり、作り方は文字通りに「米やイモ、木の実などを口で噛んで吐き出して貯めたものを放置して発酵させて作られたお酒」です。

かつては世界中に広く見られた酒の作り方の一つで、中南米、アフリカ、日本においてもアイヌや沖縄、奄美諸島で作られていました。

今ではアマゾンなどの文明の行き届いていない地域でのみ、口噛み酒は現存しています。

ベトナムにあったクメール王国では、映画「君の名は。」と同じく口噛み酒は女性が口で噛んで作っていたことから「美人酒」とよばれていたそうです。

 

口で噛むことで唾液に含まれる消化酵素のアミラーゼが米などの炭水化物を糖へと分解し、放置されることで発酵が進んでお酒になるという仕組みです。

アルコール発酵なので衛生的には問題ないようです。

巫女の口噛み酒は実在する?

かつてのベトナムでは女性が口噛み酒を作ることで「美人酒」と呼ばれていましたが、古代の日本・大和国や台湾では神事に利用されていたそうです。

このときの神具として作られた「口噛み酒」は映画「君の名は。」と同じく巫女や処女の女性が作ることになっていました。

口噛み酒の神社は実在する?

「口噛み酒」の文化は最近まで沖縄やアイヌには祭りの行事の一つとして行われていましたが、今も現存しているものはありません。

映画「君の名は。」に関連して長野県佐久市の市長がツイッターに次のような投稿をしたことで、新海三社神社が「口噛み酒の神社」と言われるようになってしまいました。


秋祭りには「浦安の舞」と呼ばれる神楽が行われていますが、新海三社神社の神事として「口噛み酒」が今も伝統として行われているという情報はありません。

映画「君の名は。」口噛み酒の意味や瀧の得た能力は?

映画「君の名は。」に出てきた三葉の作った口噛み酒の意味や瀧が飲むことで得た能力や効果は何でしょうか?

映画「君の名は。」に登場する口噛み酒の意味・役割は?

映画「君の名は。」に登場する口噛み酒はヒロイン三葉が住む岐阜県糸守町にある宮水神社に古くから伝わる神事の一つとして受け継がれてきた伝統です。

映画の前半で神楽を舞ったあとに、三葉と妹・四葉が一口の米を口に入れて咀嚼し、升の中に吐き出し封をするシーンが描かれています。

その後、宮水神社の御神体が置かれているクレーターの中央の巨岩の下に口噛み酒の入った瓶を奉納します。

 

三葉が作った口噛み酒には3つの意味があります。

宮水神社の神様へ奉納する神具としての口噛み酒

ひとつは、宮水神社の神様へ奉納する神具としての口噛み酒の意味・役割があります。

かくりよ(隠り世)から戻るときの対価としての口噛み酒

映画の中盤に宮水神社の御神体がある場所へ足を踏み入れるシーンで、三葉のおばあちゃん・一葉が「ここから先はかくりよ(隠り世)、あの世のこと」と言っており、「かくりよ(隠り世)から戻るには一番大切なものを差し出さないといけない」と話しています。

口噛み酒を御神体のもとへ奉納しに行きますが、そのエリアは現世ではないため、生きて戻ってくるためには通行料としての対価を差し出さなければなりません。

そのときに三葉たちが差し出した対価が「口噛み酒」でした。

口噛み酒は三葉が口の中で作ることで、唾液とともに吐き出されて作られます。

そのため、三葉自身が生み出すとともに三葉の体の一部が含まれたものと言えます。

映画の中では「三葉の半分」と言われています。

強制的に入れ替わりを起こす道具としての口噛み酒

三つ目の意味は、2016年の瀧が三葉ともう一度入れ替わり、ティアマト彗星の落下で亡くなってしまう歴史を改変するための道具として使われています。

口噛み酒は「三葉の半分」が含まれたものであり、宮水神社の御神体のもとに3年間にわたり奉納されていました。

瀧が口噛み酒を飲むことで、体の中に三葉の半分を取り入れることができ、同時に瀧自身は大概に放出されて2013年の生きていた三葉の中に入ることができました。

三葉の半分である口噛み酒を飲んだ瀧が得た能力や効果は?

映画「君の名は。」に登場する三葉が作り出した口噛み酒は、劇中で話されている通り「三葉の半分」が溶け込んだものであり、瀧はその口噛み酒を飲むことで自分自身の体に「三葉の半分」を取り入れることができます。

その結果、瀧の半分は大概に放出されて宮水神社の神様の力によって2013年の三葉の体に入ることができました。

まとめ

・口噛み酒とは何で作り方は?

口噛み酒は実在するお酒であり、作り方は文字通りに「米やイモ、木の実などを口で噛んで吐き出して貯めたものを放置して発酵させて作られたお酒」です。

・巫女の口噛み酒は実在する?

かつてのベトナムでは女性が口噛み酒を作ることで「美人酒」と呼ばれていましたが、古代の日本・大和国や台湾では神事に利用されていたそうです。

・口噛み酒の神社は実在する?

「口噛み酒」の文化は最近まで沖縄やアイヌには祭りの行事の一つとして行われていましたが、今も現存しているものはありません。

・映画「君の名は。」に登場する口噛み酒の意味・役割は?

  • 宮水神社の神様へ奉納する神具としての口噛み酒
  • かくりよ(隠り世)から戻るときの対価としての口噛み酒
  • 強制的に入れ替わりを起こす道具としての口噛み酒

・三葉の半分である口噛み酒を飲んだ瀧が得た能力や効果は?

映画「君の名は。」に登場する三葉が作り出した口噛み酒は、劇中で話されている通り「三葉の半分」が溶け込んだものであり、瀧はその口噛み酒を飲むことで自分自身の体に「三葉の半分」を取り入れることができます。

 

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シゲゾウ
アラサーのエンタメ好き兄ちゃんデス。 教育関連の仕事に就いています。 エンターテイメントを肌で体感してあなたに新鮮な感動と興奮する情報をお届けします!!! やってみなきゃ分からない!をモットーに何にでも前のめりで挑戦していきます!!