映画「君の名は。」は2016年に公開された映画で、日本の歴代興行収入ランキングの第4位に食い込み、全世界でも宮崎駿監督作品の「千と千尋の神隠し」を抜いて日本映画の最高成績を記録した作品です。
今回は映画「君の名は。」で主人公・瀧とヒロイン・三葉の入れ替わりの原因や条件は何なのか?
またなぜ瀧と三葉が入れ替わりに選ばれたのか、その理由について紹介します。
映画「君の名は。」瀧と三葉の入れ替わりの原因や条件は?
映画「君の名は。」で主人公・瀧とヒロイン・三葉の入れ替わりの原因や条件は何でしょうか?
糸守の彗星・隕石と入れ替わりの関係
映画「君の名は。」の舞台となる岐阜県の糸守町には今まで2度にわたって隕石が落下してきた歴史があります。
映画の中で3度目の落下を迎えることになるティアマト彗星は1200年周期に地球にやってきては糸守町に落下してきました。
一度目は三葉たちが口噛み酒を奉納する大きなクレーターのある御神体となる巨岩のある場所です。
そして映画の後半でテッシーが話している「糸守湖」になったのが1200年前の彗星・隕石です。
そして映画の舞台となる2013年の糸守町には3度目の彗星・隕石がやってきます。
瀧と三葉が入れ替わりをする理由は、3度目の彗星・隕石の落下を阻止するためです。
三葉と宮水神社の神様の関係
|
|
ヒロイン・三葉は宮水神社の巫女であり、宮水神社の神様は過去2度にわたる糸守町を襲った隕石落下を憐れみ、1200年に一度の隕石襲来を回避することを使命の一つとした生まれた神様です。
映画「君の名は。」の中でも歴代の巫女たちが夢見の形で神様の声を聞くことができたという話が出てきます。
しかし、この宮水神社の巫女が背負ってきた使命もすべて、200年前におきた「繭五郎の大火」という事件によって宮水神社の古文書もほとんどが消失してしまいます。
それにより、組紐の紋様や豊穣祭の神楽の舞や、巨岩の中のご神体の祀られている部屋の天井に描かれた絵の意味も何もかも分からなくなってしまいました。
さらには神主を継ぐはずだった三葉の父・宮水俊樹は妻・二葉の病死をきっかけに一葉との仲が悪くなってしまい、1200年目の隕石の落下が迫っているのに宮水神社の神様にとっては最悪の状態がやってきます。
三葉と瀧の入れ替わりの原因は?
ヒロイン・三葉と主人公・瀧の入れ替わりの原因は、糸守町を襲うことが確定しているティアマト彗星の隕石落下の被害を最小限に抑えるように宮水神社の神様が仕組んだ策略です。
宮水神社の巫女が受け継いできた神様との交信の方法として存在する夢見を利用して、数年未来を生きている人間を巻き込むことにしました。
できるだけ強い結びつき、恋愛感情が芽生える関係になってくれる相手と入れ替わることで、糸守町の壊滅を阻止する手引きをします。
三葉と瀧の入れ替わりの発生条件は?
三葉と瀧が入れ替わりをしてしまう発生条件は映画序盤で2人が分析している通り、「睡眠」によって引き起こされます。
あくまで入れ替わりは「夢を見ている」という前提のもとに行われていることであり、「夢」だからこそ大人になった2人や今まで入れ替わりを経験してきたおばあちゃんの一葉たちも忘れていくことになります。
|
|
映画「君の名は。」瀧と三葉が入れ替わりに選ばれた理由は?
映画「君の名は。」の入れ替わりは瀧と三葉が選ばれた理由はなんでしょうか?
瀧と三葉の共通点と入れ替わりの理由
ヒロイン・三葉が入れ替わりをすることは、宮水神社の巫女が代々受け継いできた夢見という能力です。
主人公・瀧が入れ替わりの相手として選ばれた理由は、瀧の人生が三葉が夢見ていた人生像に近かったことが挙げられます。
映画序盤にも三葉は田舎暮らしが退屈なので、来世は東京のイケメン男子に生まれ変わりたいと夢見ています。
他にも瀧は三葉の理想としていた点として、おしゃれなカフェに行くという習慣を持った人物でした。
三葉の理想と瀧の共通点 |
東京の男子 |
おしゃれなカフェ通いをしている |
イケメン(三葉にとって) |
どうしても瀧でなければならなかったか?とは言えません。
あくまで宮水神社の神様リサーチ的に三葉と相性の良い夢に見た男子として選ばれた一人というだけです。
瀧が三葉の口噛み酒を飲んだ意味
宮水神社の神様は、三葉が恋に落ちる相手として瀧を選び、2人は入れ替わりのタイミングを理解していませんが、瀧が三葉や糸守町にまつわる歴史を知ることができる体験を積ませています。
口噛み酒がどこに奉納されているかなど、瀧が行動をすれば三葉に辿り着けるように見計らって夢見をさせました。
口噛み酒は映画の中でも瀧が話している通り、「三葉の半分」でもありますが、言わば強制的に入れ替わりを引き起こすことができる道具でもあります。
瀧が三葉にたどり着こうと努力し、三葉の口噛み酒を飲むことで隕石の落下もすべて理解した状態で入れ替わることができるので、隕石の落下を防ぐ行動ができるということです。
あまりにも早い段階で瀧が三葉や糸守町に関する真実を理解しても、入れ替わった先でテッシーらを巻き込んだりといった適切な行動ができる可能性は低いため、ギリギリのタイミングで行動して入れ替わらせる必要が神様にはありました。
瀧と三葉に3年の年の差がある理由は?
瀧が入れ替わりの相手として選ばれた理由とも関係しますが、主人公・瀧とヒロイン・三葉が3年の年の差があることには、1年差などでは糸守町の隕石落下の事件を知っている可能性があったこと。
しかし、この考え方には少し現実味が欠けるので、口噛み酒がキーアイテムとして働くことを考慮すると、ご神体の元へ奉納して神様の力を手に入れるためには三年間の熟成期間が必要だったと考えられます。
また、「3」という数字はキリの良い数字というだけでなく、「三種の神器」や「三三九度」など神社・神道においても意味深い数字と言えます。
まとめ
・糸守の彗星・隕石と入れ替わりの関係
映画の中で3度目の落下を迎えることになるティアマト彗星は1200年周期に地球にやってきては糸守町に落下してきました。
・三葉と宮水神社の神様の関係
ヒロイン・三葉は宮水神社の巫女であり、宮水神社の神様は過去2度にわたる糸守町を襲った隕石落下を憐れみ、1200年に一度の隕石襲来を回避することを使命の一つとした生まれた神様です。
・三葉と瀧の入れ替わりの原因は?
ヒロイン・三葉と主人公・瀧の入れ替わりの原因は、糸守町を襲うことが確定しているティアマト彗星の隕石落下の被害を最小限に抑えるように宮水神社の神様が仕組んだ策略です。
・三葉と瀧の入れ替わりの発生条件は?
三葉と瀧が入れ替わりをしてしまう発生条件は映画序盤で2人が分析している通り、「睡眠」によって引き起こされます。
・瀧と三葉の共通点と入れ替わりの理由
主人公・瀧が入れ替わりの相手として選ばれた理由は、瀧の人生が三葉が夢見ていた人生像に近かったことが挙げられます。
・瀧が三葉の口噛み酒を飲んだ意味
口噛み酒は映画の中でも瀧が話している通り、「三葉の半分」でもありますが、言わば強制的に入れ替わりを引き起こすことができる道具でもあります。
・瀧と三葉に3年の年の差がある理由は?
口噛み酒がキーアイテムとして働くことを考慮すると、ご神体の元へ奉納して神様の力を手に入れるためには三年間の熟成期間が必要だったと考えられます。
いつもたくさんのコメントありがとうございます。他にも様々な情報がありましたら、またコメント欄に書いてくださるとうれしいです。