年金の一つの形であるiDeCo(イデコ)個人型確定拠出年金が話題になっています。
今回はiDeCo(イデコ)が何なのかよくわからない、年金のように信用できないし加入する意味ないのではないかと感じる理由について紹介していきます。
また、iDeCo(イデコ)に加入する意味あるのかについても解説します。
iDeCo(イデコ)個人型確定拠出年金とは何か?
iDeCo(イデコ)は個人型確定拠出年金の愛称として名付けられたものです。
それぞれの文字には
individual-type | 個人の-型 |
Defined | 明確な、はっきりした |
Contribution | 寄付金 |
pension | 年金 |
plan | 計画 |
という意味があり、日本語に直すと「個人型確定拠出年金」となります。
国民年金などの一般的に知られる年金制度は国民全員や企業・組合全員がお金を出し合い、そこから年金をもらうと言う形です。
それに対し、iDeCo(イデコ)は「個人型」と付けられている通りで、一人一人が自分のためだけに積み立てていく貯金そのものだと言えます。
積み立てたお金で
- 定期預金
- 保険
- 投資信託
などを自分で選んで資産運用をして利益・損失を出していくことになります。
iDeCo(イデコ)には税金対策がありますが、60歳になるまでは引き出すことができないというルールがあります。
iDeCo(イデコ)がわからない!信用できないし意味ないと感じる理由は?
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iDeCo(イデコ)がいった何かよくわからないといった声はネット上でもよく見受けられます。
知識のある人からは「信用できない、意味ないんじゃないか」といった声も上がっています。
どのような理由からなのでしょうか?
普通預金以外は不況のときに信用できないし意味ない
NISAとかiDecoしろって言われても、世界経済が後退局面に入りつつあるのに。
手数料うんと取られて損する予感しかしない私はおかしいのかな。
リーマンショックの時に外貨建て預金で大損した人を複数知っているから、普通の預金しか信用できない。
日本の景気がよくなりマイルドなインフレになればなぁ— かるかろどん (@karukarokarukar) June 17, 2019
日本はもちろん世界的にも経済が後退していっている現状で、老後のために動かせないお金を作ることに意味ないと感じる人は多くありました。
シンプルな仕組みの普通預金が何かあったときにも対応しやすく物価の上下動にも対応しやすいのではないか?という声もありました。
周囲にリーマンショックなどの不況で外貨預金などの資産運用をしていた人間ほど被害を受けていた経験をしている人は、資産運用そのものに対して恐怖感を持っているところがあります。
手数料や解約ができないとか得か損かわからないし信用できない
iDeCoのデメリット言ってないよね?60歳になるまで積み立てた資産を引き出せない。
途中で解約することも原則認められていない。
都度手数料がかかる。
得か損かわからない…難しい。#マネーランド— パッション (@passion3215) July 29, 2019
iDeCo(イデコ)は自分で指定した金融機関に手数料を管理費として支払わなければなりません。
いつでもiDeCo(イデコ)を休止することができますが、その間にも手数料が必要であったり、毎月の掛け金が少ない場合には節税効果も期待できないことがあり、iDeCo(イデコ)を使わない方で定期預金や投資信託などをしたほうがよいのではないか?という声もあります。
自己責任で存在意義がわからない
つみたて NISA, なんなら iDeCo も存在意義がわからないけど、
自己責任にするには都合がいいし、貯蓄が正義みたいな意識の改革には多少役に立つんかな普通の NISA の拡大でいいじゃん、という気も
— who (@_who378) July 30, 2019
国民年金や厚生年金、企業年金などは集めたお金を運用しておいてくれる人が存在します。
しかしiDeCo(イデコ)はすべてが「個人型」で利益も損失も自己責任になっています。
申し込みをして終わりではなく、自分自身で運用もしないといけないと考えると億劫になってしまうところがあります。
興味はあるけどよくわからないし信用できない
Ideco、いまいちわからない。
— Kenta_raw (@Kentaro_) July 31, 2019
iDeCoに積み立てNISAと興味はあるけどよくわからない(情弱)
— 塩大福 (@salt_daihuku) August 1, 2019
一番多い声として、漠然と「よくわからない」というものがあります。
ネット上では比較的いろいろな情報を集めやすい傾向にあるにもかかわらず「よくわからないからやめておこう」という人が多いということは、ネットに疎い人たちはもっと知識が少なくわからないでいる人たちがいると言えそうです。
わからないものは信用できないと感じることは当たり前でもあります。
仕組みが難しそうでわからない
お金の話で恐縮なのですが、皆さんつみたてNISAやiDeCoなどやっていますか?
銀行で話聞いても全然わからない…😭😭
まだふるさと納税さえできてないのに— 舞妓ちゃん@再構築中サレ妻 (@000_9016569) August 22, 2019
NISAをはじめ、iDeCo(イデコ)に関しても資産運用をしたほうがいいのではないかと考えた人が銀行などで知識を得ようとしても、説明が下手くそなのか分かりませんが理解できない・わからないままなことがあります。
専門家としてどの人に教えてもらいにいくかも大きなポイントですが、仕組みのややこしさや将来的なメリット・デメリットというところがいまいち実感しにくくイメージを持てないところにも原因があるようです。
先送りするだけの不透明なもので意味ないしわからない
どうやら人は、不透明なもの程安心するみたいで、同僚とかもiDeCoやりまくってて意味がわからない。
もちろん、半数くらいはゴミ投信を買ってる。— ばーにぃ@不真面目インベスターLv.3 (@Barny23667979) August 24, 2019
周囲にiDeCo(イデコ)や投資信託などをすでに始めている人がおり、その人たちが信頼できる情報をもっていないときに信用できないと感じてしまうことがあります。
その結果、わかってない人たちが騙されているだけで意味ないのじゃないか?と考えるようになります。
知識がないからわからないし信用できない
iDeCoの移行手続きが完了したんだけど、やっぱりよくわからないところが大きいんだよね( ´△`)
職業上全く関わりもなければこういうことに触れる機会なかったからめっちゃ困る( ´△`)
疲れるしもうやだ~— 愁兎 (@1314Ichigo) August 26, 2019
今まで「老後は年金」という仕組みが根強くあるために、資産運用というものに対して私たちは恐怖心を持っているところがあります。
お金は貯めるものという価値観が強く、運用して利益を出すなどという考え方をもっていないため、知識が不足しており話についていけないでわからないままになってしまいます。
また、こういった価値観があるため、資産運用を信用できないものだと感じます。
メリットばかりでデメリットがわからないし信用できない
iDeCoをしらべてもメリットばかり押してくるから、信用できない。年金みたいにシステム崩壊していく予感しかないけどどうなの?
— 竹下 想 🤭 (@so_takeshita) June 6, 2019
iDeCo(イデコ)の普及率や認知度を上げるためにネット上だけでなく、テレビでもメリットが大々的に報じられることがあります。
しかし、メリットばかりを押し出されると余計に不安になって信用できないと感じます。
デメリットが隠されていると言うことは、年金のように制度が崩壊していくことがあるのではないかと思ってしまいわからなくなります。
60歳まで受け取りできないのは信用できない
iDeCoも、30年後に受け取り、ってちょっと信用できないので止めとくことにした。たぶん信託会社が潰れてる。
— 島尾文学を読むひと「いなかぶり」掲載@アルテリ八号 (@shimaotoshio) January 22, 2019
少し前まで安泰だと言われていた職業がそうではなくなってしまう時代に、60歳までは受け取りをできない仕組みをもつiDeCo(イデコ)は信用できないと感じる声があります。
一企業ではなく、国が運営してきた国民年金でさえボロが毎年のように出てきているため、「安全です」と言われてもその言葉を信用できないようになってしまいました。
歳をとってからお金もらっても意味ない
iDeCoとか年金とかさ、クソ喰らえって感じだよね
歳取ってからお金もらっても何も意味ないやん!!
— シーチキン (@Hdhq2WPYBrjG8IN) March 31, 2019
低所得層も多く貧富の差がどんどん開いてきている日本では、60歳になったときのことを考えるよりも、明日の心配で精一杯な人が増えています。
生きているかどうかもわからない先のために今使えるお金が減るくらいならやる意味ないと感じるようです。
年金制度も崩壊しているからiDeCo(イデコ)も信用できない
年金の現状を見てるとiDeCoも信用できないなーと思ってしまう。
— カマカマ (@ka_maka_ma) May 27, 2019
年金制度が崩壊し、年々もらえる額は減っていき、支給時期もいつになるのかもわからない状況です。
絶対に大丈夫だと思われていた年金制度を崩壊させたため、私たちはどうしても信用できないようになっています。
また、調べてもよくわからないことも影響し、ますますiDeCo(イデコ)は信用できないものだと感じてしまいます。
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iDeCo(イデコ)は意味ある?
iDeCo(イデコ)が意味あるかについては、適切に知識を得ている人たちは十分に効果を発揮させることができるでしょう。
何も考えずになんとなく資産運用をした方がいいと思っているのであれば、iDeCo(イデコ)を選択することで損をする可能性が高いです。
iDeCo(イデコ)の最大のメリットは節税効果にあります。
- 掛け金が全額所得控除
- 運用益が非課税
- 受け取るときに税負担を減らせる
これら3つが主なポイントです。
しかし、1つめ「掛け金が全額所得控除」と2つめ「運用益が非課税」はあくまでも今の税金負担が少なく見えるだけで、受け取り時に税金が課せられます。
なので受け取る時期や方法を考えた上で行動しなければ、単純に税金の負担を後回しにしただけになってしまいます。
特に退職金をもらえる人たちは受け取り時期に特に注意しなければなりません。
もちろん、資産運用することで利益をあげることもできるので、節税が思うようにされなくてもメリットがあるとは言えます。
ただし、資産運用として考えた場合にiDeCo(イデコ)を選択する理由が薄まることも事実です。
まとめ
・iDeCo(イデコ)個人型確定拠出年金とは何か?
iDeCo(イデコ)は「個人型」と付けられている通りで、一人一人が自分のためだけに積み立てていく貯金そのものだと言えます。
・iDeCo(イデコ)がわからない!信用できないし意味ないと感じる理由は?
- 普通預金以外は不況のときに信用できないし意味ない
- 手数料や解約ができないとか得か損かわからないし信用できない
- 自己責任で存在意義がわからない
- 興味はあるけどよくわからないし信用できない
- 仕組みが難しそうでわからない
- 先送りするだけの不透明なもので意味ないしわからない
- 知識がないからわからないし信用できない
- メリットばかりでデメリットがわからないし信用できない
- 60歳まで受け取りできないのは信用できない
- 歳をとってからお金もらっても意味ない
- 年金制度も崩壊しているからiDeCo(イデコ)も信用できない
・iDeCo(イデコ)は意味ある?
資産運用することで利益をあげることもできるので、節税が思うようにされなくてもメリットがあるとは言えます。
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