eスポーツやプロゲーマーの知名度が上がり、専門学校も作られるようになりました。
今回は、eスポーツ・プロゲーマーは稼げないのか?
eスポーツ・プロゲーマーの稼ぎ方や稼げるゲームについて紹介していきます。
eスポーツ・プロゲーマーは稼げない?
eスポーツ・プロゲーマーは稼げないし職業として選択すべきでは無いのでしょうか?
eスポーツとは何か?
eスポーツとは「electronic sports」の略称です。
PCゲームやテレビゲームなどの対戦ゲームをスポーツ競技として捉えた名称で、オリンピック競技にしようという動きもなされています。
その競技人口は世界に1億人以上もいると言われており、市場規模も加速度的に成長している今大注目のスポーツです。
2017 | 2018 | 2019 | 2022 |
655億円 | 865億円 | 1,096億円 | 1,790億円 (予想) |
引用:Newzoo Global Esports Market Report 2019
さまざまなゲームが定期的に大会を開催しており、日本でも1億円を超える優勝賞金が用意されたものがあり、「Dota2」という人気ゲームでは優勝賞金23億円にも及んでいます。
2019年の世界で活躍するプロゲーマーの最高年収は次のようになっています。
名前 | 金額 | ゲーム名 |
Johan Sundstein🇩🇰 | 6億8,895万円 | Dota2 |
Jesse Vainikka🇫🇮 | 6億4,690万円 | Dota2 |
Anathan Pham🇦🇺 | 5億9,994万円 | Dota2 |
Sébastien Debs🇫🇷 | 4億4,882万円 | Dota2 |
Topias Taavitsainen🇫🇮 | 5億4,134万円 | Dota2 |
引用:Top 100 Highest Overall Earnings
ヨーロッパの国の人たちが上位を占めており、今はDota2というゲームが高収入を得るためには最適と言えますが、12位にはスマートフォンゲームでも知られるフォートナイトのプレイヤーもランクインしています。
eスポーツ・プロゲーマーの平均年収や現状は?
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eスポーツ・プロゲーマーの平均年収は一概に断じることは難しく、企業などとマネージメント契約をしている人たちに絞れば、アメリカの場合は平均年収950万円というデータがあります。
市場規模が拡大して行っているところで、大会の賞金額によって大きく変動するため平均年収を出しにくいところがあります。
信用度の低いデータですが、日本のeスポーツ・プロゲーマーの平均年収を示したものがありました。
平均年収 | 468万円 |
増減幅 | 180万円〜670万円 |
月収 | 39万円 |
引用:平均年収.jp
eスポーツ・プロゲーマーはテレビなどでは大会での賞金額が高額であることを取り上げられることが多いですが、実際の収入に占める賞金額の割合はそれほど大きくありません。
特に日本では大会賞金を高額に設定しにくい法律的な理由があるため、国内のみに活動を絞っている場合は将来性に乏しいところがあります。
しかし、eスポーツ・プロゲーマーの知名度は上がってきており、自分自身が大会で勝利して賞金を得るという稼ぎ方以外の方法が重要になってきています。
eスポーツ・プロゲーマーは稼げない・稼げる?
eスポーツ・プロゲーマーもスポーツ選手のように企業と契約をしている場合がほとんどです。
スポンサーとなってくれる企業からは固定給か歩合制などさまざまな契約形態があり、自分の方針に合わせて選択することになります。
生活スタイルもチームプレイを求められるゲームがほとんどであり、固定給をもらっている場合は特に寮生活を送ることが多いようです。
大会の賞金額のみで生計をたてることは非常にリスクが高く、日本国内の大会では賞金額が高額になりにくい傾向にあります。
その理由は法律的な問題です。
刑法と景品表示法の2つの点で、企業が逮捕されるリスクを恐れているところがあります。
刑法185条(賭博罪) | 賭博をした者は、五十万円以下の罰金又は科料に処する |
景品表示法 | 賞金額を釣り上げることが、自社商品の売り上げにもつながるため、消費者庁は賞金の上限を元商品の20倍の金額、もしくは10万円が好ましいと表明 |
この問題の解決策はあるようですが、積極的に日本企業が高額賞金を用意した大会を開く保証はありません。
スポンサー契約しているeスポーツ・プロゲーマーも、そうでない人も大会賞金のみで生計を立てているケースは稀です。
eスポーツとしての取り組み以外にもいわゆる実況動画配信で収入を得ている場合があります。
YouTube、Twitch、OPENRECなどゲーム実況動画配信を行うための環境がさまざまあります。
動画の広告収入であったり、自身のチャンネルを設立してサブスクリプション(定期購読)してもらいファンを作ったり、ライブ配信をして投げ銭(スーパーチャットなど)をしてもらって収入を得ています。
また、eスポーツ・プロゲーマーであるためにはそのゲームにおける「強さ」が不可欠です。
しかし実況動画配信においては強さだけが重要というわけではなく、ファンを作ることができる「魅力」が重要です。
eスポーツ・プロゲーマーに限った場合は稼げるかどうかは、そのゲームの強さ次第であり、大会賞金の金額に依存してしまうため稼げないことがあります。
しかし、広くゲーム実況などゲームをプレイして収入を得ることは不可能と言うわけではありません。
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eスポーツ・プロゲーマー稼ぎ方は?
eスポーツ・プロゲーマーの稼ぎ方にはどのようなものがあるのでしょうか?
大会の賞金
やはりeスポーツ・プロゲーマーとしてはゲームの大会で勝利した賞金が稼ぎ方の一つです。
日本国内では法律的な問題もあり、世界大会に比べて賞金額が低いです。
言語的な壁やライバル数が増えることなど難しいところがありますが、世界大会も活動の範囲内とすれば可能性は一気に広がります。
スポンサー契約
大会に出場する際など、スポンサー企業の商品やロゴの入ったTシャツなどを着用します。
そうした契約料を固定給であったり出来高払いであったり、さまざまな形態のものから選択して契約します。
日本でもeスポーツ・プロゲーマーの知名度が上がってきており、企業とスポンサー契約をしている選手が増えてきています。
また固定給で生活を保証しようというところや、固定給ではないものの練習環境や食費などは保証するといった契約など、さまざまな種類があります。
ゲーム動画配信
大会の賞金やスポンサー契約で十分に稼げる人もいる一方で、そうでない人も多くいます。
YouTubeやTwitchなどのゲーム実況動画配信をリアルタイムでできるものなどを利用して、広告収入やサブスクリプション・投げ銭をしてもらって稼ぐ方法があります。
eスポーツ・プロゲーマーになりたいと思っていても、強くはないことがあります。
そうした人たちでもゲームをしながらお金を稼ぐ方法として、あなた自身のファンを作ることができれば稼げるため、動画配信は一つの可能性です。
講座や解説者など
eスポーツ・プロゲーマーもスポーツ選手と同じく選手生命はそこまで長くないと言われています。
プロゲーマーの養成専門学校があるように、教育者として講座やセミナーを開いたりすることで稼ぐことも可能です。
また、プレイヤーとして知名度があれば大会の実況解説員として呼ばれることもあるでしょう。
自分自身が積み上げてきた経歴やスキルを生かして後輩たちを指導したり、eスポーツ・プロゲーマーの知名度を上げるための宣伝活動をすることもできます。
eスポーツ・プロゲーマー稼げるゲームは?
eスポーツ・プロゲーマーが稼げるゲームは端的に言ってしまえば、賞金額が高いゲームです。
今のところは「Dota2」が最も高額ではあります。
しかし、そのためには世界中のライバルたちに勝つためのスキルがなければなりませんし、世界大会なので渡航費などの問題も絡んできます。
日本国内でもそれなりに知名度があり、定期的に大会が開かれているものとしては
- ウイニングイレブン
- ぷよぷよ
- ストリートファイター
などが挙げられます。
スマホゲームでも大会が開かれていることがあり、シャドウバースなどが挙げられます。
eスポーツ・プロゲーマーとしては大会で優勝して賞金を得るという形が思いつきますが、ゲームでお金を稼ぐ方法は動画配信でも可能です。
その点では、知名度・人気があるゲームの中から自分が興味を持てそうな楽しめるゲームをプレイして、動画の広告収入やサブスクリプションなどで稼ぐというスタイルも考えられます。
まとめ
・eスポーツとは何か?
eスポーツとは「electronic sports」の略称です。
・eスポーツ・プロゲーマーの平均年収や現状は?
eスポーツ・プロゲーマーはテレビなどでは大会での賞金額が高額であることを取り上げられることが多いですが、実際の収入に占める賞金額の割合はそれほど大きくありません。
・eスポーツ・プロゲーマーは稼げない・稼げる?
eスポーツ・プロゲーマーに限った場合は稼げるかどうかは、そのゲームの強さ次第であり、大会賞金の金額に依存してしまうため稼げないことがありますが、広くゲーム実況などゲームをプレイして収入を得ることは不可能と言うわけではありません。
・eスポーツ・プロゲーマー稼ぎ方は?
- 大会の賞金
- スポンサー契約
- ゲーム動画配信
- 講座や解説者など
・eスポーツ・プロゲーマー稼げるゲームは?
日本国内で絞れば
- ウイニングイレブン
- ぷよぷよ
- ストリートファイター
などが挙げられます。
いつもたくさんのコメントありがとうございます。他にも様々な情報がありましたら、またコメント欄に書いてくださるとうれしいです。