映画「ドクター・ストレンジ」の本編が終了後、エンドロールを2回挟んだ後に本当のラストシーンがあります。
映画のラストでモルドがパングボーンの魔力を奪った理由とその後について。
またパングボーンの経歴や能力を持っているかについても考察とともにご紹介します。
パングボーンが麻痺した理由と経歴は?
ジョナサン・パングボーンは金属加工の工場に勤務しており、工場内で起こった事故で脊髄に損傷を負いました。
胸から下の麻痺のため車椅子での生活を強いられ、しばらくして両手にも麻痺が現れました。
しかし医師やヘルパーの努力もむなしく、弱ったパングボーンの体にできる事はありませんでした。
パングボーンは肉体の状態を直接改善することができないのなら、精神の向上を図るべきだと考え、世界各地の導師や聖女たちの元を訪れました。
最終的にカマー・タージにたどり着き、エンシェントワンやモルドから超次元エネルギーを操作する方法などを学びました。
それらの知識をパングボーンは自身の体を再構成するために活用し、ついに元の体の状態を手に入れました。
カマー・タージでより多くのことを学びましたが、パングボーンは自分の体が完全な状態に戻ったことに満足してそれ以上の修行をせず、奇跡の体験者としてアメリカでのかつての暮らしに戻っていきました。
モルドがパングボーンから魔力を奪った経緯は?
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モルドはドクター・ストレンジにとって兄弟子にあたり、エンシェントワンからはドルマムゥを倒すためには2人の力の協力が必要と言われるような良きライバルの関係にありました。
パングボーンはかつてドクター・ストレンジよりも重症の全身麻痺に苦しめられていたにもかかわらず奇跡的に元の体に戻り、両手の麻痺を治せずに苦しんでいたドクター・ストレンジにカマー・タージの存在を教えてくれた人物です。
ドクター・ストレンジにカマー・タージのことを教えてしばらくしたころ、金属加工の仕事をしていたパングボーンをモルドが訪問します。
モルドは魔術師の真の目的を理解したと語り、本来は全身麻痺であるはずのパングボーンは自然の摂理に従っておらず、「あるべき姿を捻じ曲げ、力を盗み、自然を犯している」と糾弾します。
これに対しパングボーンは「力は盗んでいない」と反論しますが、彼の体が麻痺で苦しめられないでいられるのは超次元エネルギーを使っているからに他ならず、結局モルドに襲われてしまいます。
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パングボーンがカマー・タージを出て元の暮らしに戻った理由は?
映画「ドクター・ストレンジ」でもパングボーン自身が語る通り、それ以上の修行をしても才能がなかったため身につけられなかったことが挙げられます。
また、目的が「元の体に戻る」ことであり、魔術について詳しくなってもそれ以上の知識欲や魔力への執着を持っていなかったため、アメリカでの元の暮らしに戻ることができたといえます。
初めのころのドクター・ストレンジがそうであったように、パングボーンも修行の中でマスター・オブ・ミスティック・アーツの「宇宙の神秘的な脅威への対抗する」という目的を知り、そんなことには関わらないと決めました。
そしてドクター・ストレンジとは違い、実際にその決断通りの行動を選択したためパングボーンはカマー・タージを出てアメリカでの元の暮らしに戻りました。
モルドはパングボーンから魔力を奪ったその後どうなったか?
モルドによって魔力を奪われたパングボーンですが、プログラムを体から取り出されたということはカマー・タージにやってくる前の状態に戻ったにすぎません。
再び魔術の修行をしてプログラムを体に取り込むことができれば解決するでしょう。
映画「ドクター・ストレンジ」内では、モルドがパングボーンから魔力を奪った後に命まで奪ったのかが描かれていないので、パングボーンのその後は分かりません。
ただし、モルドは自然の摂理の信奉者であり、自分自身に元から備わった力を行使することには否定的でない人物です。
パングボーンの体がもとの麻痺状態に戻った以上は、モルドはシンプルな悪ではなく重厚さのある悪役を作りたいという意志で製作されたキャラクターなので、命までは奪っていないといえます。
まとめ
今回は映画「ドクター・ストレンジ」のラストシーンのパングボーンからモルドが魔力を奪った場面について、どういった経緯で魔力を奪われることになったのか?をご紹介しました。
また、どうしてドクター・ストレンジとは異なり、カマー・タージをさることを選択したのかについても考察とともに解説してみました。
いつもたくさんのコメントありがとうございます。他にも様々な情報がありましたら、またコメント欄に書いてくださるとうれしいです。