映画「ドクター・ストレンジ」はマーベルのシリーズの中でも異色の魔術師がヒーローとして描かれる作品です。
その主人公であるドクター・ストレンジは「時間を操作する魔法」を使用でき、作品の中でも「時間」というものが大きなテーマとして扱われています。
今回はその彼の人生の分岐点となる交通事故の理由はヒドラによる暗殺なのか?
また、なぜ愛車はランボルギーニなのかその理由をご紹介します。
ドクター・ストレンジの事故の理由はヒドラの暗殺?
映画「ドクター・ストレンジ」の序盤に優秀な脳外科医であるドクター・ストレンジが雨の中を学会に向かうため車を飛ばしているときに前方不注意で交通事故に遭い、崖から転落してしまいます。
その際に医師としては命といえる両腕を失ってしまいます。
ドクター・ストレンジ自身もこれは自分自身が引き起こしたミスによるものだということを認識していますが、映画「ドクター・ストレンジ」の公開から2年前の映画「キャプテン・アメリカ:ウィンターソルジャー(2014)」にはドクター・ストレンジが「ヒドラ」という秘密組織にとって要注意人物であり、暗殺のターゲットになっているという発言が登場しています。
ドクター・ストレンジとヒドラの関係は?
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映画「キャプテン・アメリカ:ウィンターソルジャー」の中盤に秘密組織「ヒドラ」が今後将来的に脅威となる要注意人物の例として、ドクター・ストレンジやハルクといったスーパーヒーローたちの名を挙げる場面があります。
直接的にドクター・ストレンジが秘密組織「ヒドラ」と面識があるということではありません。
ヒドラとは何か?
映画「キャプテン・アメリカ:ウィンターソルジャー」に登場する秘密組織「ヒドラ」とは、表向きには過去の人間たちの犯罪歴や性格・行動などを分析して、将来的に犯罪者となるものを特定して犯罪を未然に防ぐための組織ということになっています。
しかし実際には、秘密組織「ヒドラ」は自分たちにとって利益をもたらす理想的な社会を構築することを目的とした組織であり、何かの才能に優れていたり社会を動かしうるカリスマ性を持った人間を「ヒドラにとっての」犯罪を起こす可能性のある人間として暗殺してきました。
ドクター・ストレンジを事故に見せかけヒドラが暗殺しようとした理由
マーベルシリーズのプロデューサーであるケヴィン・ファイギは、ドクター・ストレンジは医療の世界でずば抜けた才能を持った人間であり、知名度も高く多くの発見や功績を打ち立ててきた人間です。
ドクター・ストレンジの類いまれなる医師としての腕前を秘密組織「ヒドラ」は危険因子だと捉えています。
将来的に世界を変革しうる技術を発見するかもしれない可能性がある人間だということで暗殺されることになりました。
ドクター・ストレンジをヒドラが事故で殺さなかった理由
映画「ドクター・ストレンジ」において、事故シーンのどこで誰が暗躍していたのかを特定することは今のところできていません。
同じく走っていたSUVがドクター・ストレンジの航行を邪魔していたという意見もありますが、勝手に対向車線に飛び出ておいて前方不注意で避けようとしてスピンして落下したように見えます。
他にあり得る可能性はドクター・ストレンジの助手のビリーです。
ドクター・ストレンジのせかせかした性格を理解しているビリーならば、運転中のドクター・ストレンジに手術データを送りつけて話をすればどのようなことが引き起こされるのかを知っています。
知名度のある医師だけに、暗殺を目論んだことがバレることを避けることが第一にあったと言えます。
ドクター・ストレンジの運転への集中を削ぐ、運転中の手術データの転送を今までも繰り返してきており、ついに悪天候で見通しの悪い曲がりくねった道を行くドクター・ストレンジが自分自身の不注意から転落事故を起こしてくれました。
とはいえ、この点に関してはマーベル作品シリーズな好きなファンが深読みをして楽しむことができる余地として与えられたものであり、ドクター・ストレンジの事故の要因にヒドラの暗殺が関わっていようが、映画「ドクター・ストレンジ」のストーリーにはあまり関係がありません。
ビリーが電話で伝えた患者はキャプテンマーベルとウォーマシン?
同じくマーベル作品シリーズのファンの間では、この交通事故の際に助手のビリーと手術データをやりとりしていた患者の情報が、他のマーベル作品シリーズのキャラクターのカメオ出演ではないか?と言われています。
3人の患者データをやりとりしており、1人目の「30代の空軍大佐。試作の武器に巻き込まれ脊髄を損傷した模様」という説明が「キャプテン・アメリカ:シビル・ウォー(2016)」で両足を負傷したウォーマシンというキャラクターを指していて、
3人目の「雷に打たれた22歳女性、統合失調症をコントロールするために脳に機械が埋め込まれています」という説明が「キャプテン・マーベル(2019)」の主人公であるキャプテン・マーベルを指していると言われています。
この2人に関するファンの憶測はともにマーベルシリーズのプロデューサーであるケヴィン・ファイギが否定しており、キャプテン・マーベルに関しては映画「キャプテン・マーベル(2019)」の中でも統合失調症をコントロールするために脳に機械が埋め込まれているといった設定は追加されていないため、ただのファンの妄言だと言い切れます。
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ドクター・ストレンジの愛車ランボルギーニ「ウラカン」について
ドクター・ストレンジが事故のとき乗っている愛車は?
映画「ドクター・ストレンジ」は腕は確かだけれど性格に問題大アリな脳神経外科医であるドクター・ストレンジが交通事故をきっかけに魔術と出会い、新たな人生を歩んでいく物語です。
映画の序盤で元恋人の同僚医師との復縁を夢見て、雨の降りしきる中を愛車を猛スピードで運転し学会に向かう最中に交通事故に遭います。
このとき運転していた愛車はランボルギーニ「ウラカン LP610-4」(237,250ドル(約24,000,000円))です。
マーベルヒーローでは他にもアイアンマンがアウディR8に乗ってています。
バットマンもランボルギーニ「ムルシエラゴ」に乗っています。
ではドクター・ストレンジがランボルギーニ「ウラカン」に乗っている理由は何でしょうか?
ドクター・ストレンジが事故のとき愛車ランボルギーニに乗っている理由
ドクター・ストレンジがランボルギーニの精神を持つことが乗っている理由
映画「ドクター・ストレンジ」で使用されたランボルギーニ「ウラカン」はなんとランボルギーニ社が自ら進んで24,000,000円もするスーパーカーを無償提供したそうです。
ランボルギーニの最高経営責任者ステファノ・ドメニカリはその理由についてドクター・ストレンジのキャリアや性格とランボルギーニの共通点について言及しています。
ドクター・ストレンジはマーベルシリーズのヒーローの中でも異色の魔術師というキャラクターです。
それだけでなく、ドクターとしても若くして素晴らしいキャリアを積み重ねてきており、脳外科の分野で技術的にリードする人物と言えます。
ものすごい野心家であり地位と名誉を得ることを望んでいます。
そして純粋であり先進的で、先見の明があります。
こうした性格や特性というのがランボルギーニの車が持っている精神と一致しています。
つまり服装や持ち物でキャラクターの性格を表すように、ドクター・ストレンジの愛車でもその性格を表していると言えます。
ドクター・ストレンジが乗ることでランボルギーニのウラカンも特別になれる
そしてこれは商業的な意味合いですが、マーベルシリーズという大人気作品のニューヒーローであるドクター・ストレンジが乗っている車として認知されることで、ランボルギーニ「ウラカン」は特別な車だというステータスを得られます。
この点は他のスーパーヒーローに関しても同じことが言えます。
バットマンやアイアンマンといったスーパーヒーローの映画が人気であることはその面白さだけでなく、どこかで私たちも子供のようにヒーローになりたいという願望を持っていると言えます。
そうしたときに、超能力や魔術師にはなれないけれど、少しでもスーパーヒーローになれる手段として車があります。
しかし、ドクター・ストレンジの場合はスーパーヒーローを代表する車としてはあまりいい登場の仕方をしていません。
猛スピードで乱暴な運転をしたために交通事故に遭い、さらにランボルギーニ「ウラカン」は社内にいたドクター・ストレンジを守れませんでした。
それでもランボルギーニ社が愛車として「ウラカン」を提供した理由はなんでしょうか?
ドクター・ストレンジが事故のときに愛車ランボルギーニも破壊される意味
ドクター・ストレンジは若くして素晴らしいキャリアを積み重ねてきており、脳外科の分野で技術的にリードしてきた人物で、野心家であり地位と名誉を得ることを望んでいます。
そして純粋であり先進的で、先見の明があります。
こうした性格や特性というのがランボルギーニの車が持っている精神と一致してることがランボルギーニが愛車になった理由でした。
つまりドクター・ストレンジの愛車であるランボルギーニ「ウラカン」はドクター・ストレンジ自身です。
ドクター・ストレンジが医師の人生を捨てて、他の道で人を救える方法を見つける出来事はなんでもよかったと言えます。
それが交通事故であった理由として、ドクター・ストレンジ自身とも言える愛車ランボルギーニ「ウラカン」が破壊されることで、ドクター・ストレンジのそれまでのキャリアや性格すべてが破壊され、再構築されることを示しています。
ドクター・ストレンジの愛車がランボルギーニ「ウラカン」である理由
ランボルギーニには有名なアヴェンタドールやムルシエラゴなどがあります。
その中でもドクター・ストレンジの愛車としてランボルギーニ「ウラカン」であった理由は何か?
今までのランボルギーニのスーパーカーにはなかった横開きドアや低価格(アヴェンタドールの半額)、V10エンジンなどが独特の素材感を持っていること。
ドクター・ストレンジもスーパーヒーロー作品の中で異色の存在であります。
ランボルギーニ「ウラカン」は「ハリケーン」を表す言葉ですが、この点についてはあまり関連性が見られません。
このあたりは交通事故が大雨の中だったこと・・・くらいでしょうか。
まとめ
・ドクター・ストレンジの事故の理由はヒドラの暗殺?
映画「ドクター・ストレンジ」の公開から2年前の映画「キャプテン・アメリカ:ウィンターソルジャー(2014)」にはドクター・ストレンジが「ヒドラ」という秘密組織にとって要注意人物であり、暗殺のターゲットになっているという発言が登場しています。
・ヒドラとは何か?
秘密組織「ヒドラ」は自分たちにとって利益をもたらす理想的な社会を構築することを目的とした組織であり、何かの才能に優れていたり社会を動かしうるカリスマ性を持った人間を「ヒドラにとっての」犯罪を起こす可能性のある人間として暗殺してきました。
・ドクター・ストレンジを事故に見せかけヒドラが暗殺しようとした理由
マーベルシリーズのプロデューサーであるケヴィン・ファイギは、ドクター・ストレンジは医療の世界でずば抜けた才能を持った人間であり、知名度も高く多くの発見や功績を打ち立ててきた人間です。
ドクター・ストレンジの類いまれなる医師としての腕前を秘密組織「ヒドラ」は危険因子だと捉えています。
・ドクター・ストレンジをヒドラが事故で殺さなかった理由
知名度のある医師だけに、暗殺を目論んだことがバレることを避けることが第一にあったと言えます。
・ビリーが電話で伝えた患者はキャプテンマーベルとウォーマシン?
事故の時に電話でやりとりした患者データはキャプテン・マーベルでもウォーマシンでもありません。
・ドクターストレンジが事故のとき乗っている愛車は?
ドクター・ストレンジの愛車はランボルギーニ「ウラカン LP610-4」(237,250ドル(約24,000,000円))です。
・ドクターストレンジが事故のとき愛車ランボルギーニに乗っている理由
ドクター・ストレンジがランボルギーニの精神と同じく、先進性や野心などを持っているから。
ドクター・ストレンジというスーパーヒーローが乗ることで、ヒーローに憧れた人が乗りたいと思う特別な車になれるから。
ドクター・ストレンジの人生の分岐点で、過去の自分自身の象徴として破壊されることに意味があるから。
ランボルギーニ「ウラカン」は独創的な車であり、新たな独創的なヒーローであるドクター・ストレンジと似ているから。
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