映画「ダイナー」はホラー小説を得意とする平山夢明が2009年に出版した同名小説を映画化した作品です。
第28回日本冒険小説協会大賞や第13回大藪春彦賞を受賞した作品ですが、あまりにも過激なグロテスク表現の多さから映像化は不可能とされてきましたが2019年7月に実写映画として公開されることになりました。
今回は映画「ダイナー」の主人公であるボンベロの結末やその後は死んだのか生きているのかについて、
また、ボンベロの過去についても原作小説やマンガをとの違いについて紹介していきます。
映画「ダイナー」あらすじ・結末とボンベロは最後に死んだ?
映画「ダイナー」あらすじ、結末やボンベロは最後に死んだのかを紹介します。
映画「ダイナー」のあらすじは?
映画「ダイナー」はそのタイトルにある通り、「ダイナー(食堂)」を主な舞台とした作品です。
日本語に訳すと「食堂」になってしまいますが、アメリカンダイナーという言葉の雰囲気に近く、ハンバーガーなどが主に出されるカフェレストランのような場所です。
ただし、このダイナー「キャンティーン」は殺し屋がシェフを務める殺し屋の客だけが入店を許された店です。
主な登場人物はダイナー「キャンティーン」の店主・シェフである「ボンベロ」、ウェイトレスの「オオバカナコ」、そして客としてくる殺し屋たちです。
日給30万円の怪しいアルバイトに応募したオオバカナコは命を奪われそうになり、命乞いをしていたところ料理の腕を見込まれてダイナー「キャンティーン」で雇われることになります。
ダイナー「キャンティーン」に現れる殺し屋たちがさまざまなトラブルを起こし、ボンベロやオオバカナコはそれに巻き込まれていきます。
映画「ダイナー」結末とボンベロは最後に死んだのか?
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主人公であるボンベロは殺し屋の組織のトップであった「デルモニコ」に強い恩義を感じており、ボンベロが殺し屋を引退してダイナー「キャンティーンでシェフとして働くことができているのもデルモニコのおかげでした。
しかしある時、デルモニコは殺されてしまいます。
その後、組織には6人の長老と呼ばれる人間たちが君臨しており、デルモニコの甥でもあるナンバー2であったコフィが組織のトップに代わります。
このとき、デルモニコに忠誠を誓っていたボンベロの所有権もコフィに移ります。
トップがコフィに代わりますが、暗殺者は誰であったのか?を組織の長老たちは探し続けていました。
そして、ついに元組織のトップであったデルモニコを殺した犯人が新しくトップに立ったコフィであることが判明し、組織の長老たちはコフィを始末することになります。
コフィに所有権があったもの全てが処分されることになりますが、ボンベロは今までの功績を評価されて殺されずに追放処分されることになります。
ダイナー「キャンティーン」は閉店、ウェイトレスのオオバカナコは殺されることになりますが、ボンベロによってオオバカナコは救出されます。
組織がこれを放っておくはずはなく、ボンベロとオオバカナコは組織の人間すべてから命を狙われることになり、ダイナー「キャンティーン」での籠城戦が始まります。
数的にも不利であり、このままではボンベロもオオバカナコも殺されて終わりかと思われましたが、店には隠し通路があり、オオバカナコ一人を脱出させてボンベロは戦いへと戻ります。
その後、オオバカナコは「Chimps Piss」という自身のダイナーを開き、ボンベロのために料理した「ボンベロズバック」というメニューを提供して、いつかボンベロが現れる日を待ち続けていました。
原作小説「ダイナー」では、ボンベロの死の瞬間は描かれずに終わりますが、「ダイナー2」という続編小説が連載されており、その中でボンベロが病院で治療を受けた後、姿をくらましたという話があります。
記憶障害などにはなっているようですが、オオバカナコの前には姿を現さないまでも生きていることは確実です。
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映画「ダイナー」ボンベロの過去や原作との違いは?
映画「ダイナー」の主人公であるボンベロの過去や原作との違いについて見ていきましょう。
映画「ダイナー」ボンベロの過去は?
原作小説ではボンベロの過去について深くは掘り下げられていませんでしたがマンガ化もされており、そちらではボンベロの過去のエピソードが明かされています。
その中では幼少期のボンベロには両親がいることが描かれています。
暴力的な父親がおり、母親はその暴力が自身に向かないようにするために息子であるボンベロを盾にしていたり、男色趣味の男の慰み者にされそうになっているなどの壮絶な過去が描かれています。
映画「ダイナー」ボンベロの原作との違いは?
原作マンガと映画版ではボンベロの設定は大筋では変わりがないようです。
ボンベロ自身もかつては殺し屋として活動をしていましたが、別の人生を歩みたいと思っていました。
そんなときに当時の組織のトップであったデルモニコに料理の腕を見込まれて、殺し屋から足を洗うことができました。
料理の腕は一流であり、ダイナーらしくハンバーガーのようなメニューからイタリアン、フレンチ、デザートまでなんでも一人でこなせてしまうほどの人物です。
まとめ
・映画「ダイナー」のあらすじは?
ダイナー「キャンティーン」に現れる殺し屋たちがさまざまなトラブルを起こし、ボンベロやオオバカナコはそれに巻き込まれていきます。
・映画「ダイナー」の結末とボンベロは最後死んだのか?
戦いの後、記憶障害などにはなっており、オオバカナコの前には姿を現さないまでも生きていることは確実です。
・映画「ダイナー」ボンベロの過去は?
暴力的な父親がおり、母親はその暴力が自身に向かないようにするために息子であるボンベロを盾にしていたり、男色趣味の男の慰み者にされそうになっているなどの壮絶な過去が描かれています。
・映画「ダイナー」ボンベロの原作との違いは?
ボンベロ自身もかつては殺し屋として活動をしていましたが、別の人生を歩みたいと思っていましたところ、当時の組織のトップであったデルモニコに料理の腕を見込まれて、殺し屋から足を洗うことができました。
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