冬になるとインフルエンザの予防接種で注射をしなければなりません。
今回は、注射が痛くない方法まとめを紹介します。
また、注射が痛くない病院や無痛針について、痛くないパッチやシールについても紹介します。
注射が痛くない方法まとめ!
注射が痛くない方法にはどのようなものがあるのでしょうか?
注射部位をマッサージしておく
痛みを和らげるために、まずはあなたが幸せに感じられたり楽しみを感じられるものについて想像して、注射の直前に少しだけリラックスできるよう心がけます。
また、注射部位を指でマッサージしておきます。
一般的に肘の内側が注射、場合によっては手首の内側あたりに注射をすることが多いです。
マッサージをすることで、緊張している注射される部位を落ち着かせることができ、痛みを感じにくくすることができます。
注射がされる部位をマッサージしている時に、揉みすぎには注意してください。
敏感な部位・場所の注射を避ける
ある程度、血管が浮き出やすい部位に注射をすることが一般的です。
その時に、敏感な部位を注射する場所として選択しないようにしてください。
糖尿病などでインシュリン注射を自分でする場合にも、喉のような非常に敏感な部位は、一般的に注射する場所として適しているとは言えません。
素早く注射してもらう
これはあなたにはコントロールすることができないことです。
医師・看護師に注射をしてもらう際に、ためらったりゆっくりと注射したり、抜き去ったりすると痛みを感じる可能性が高まります。
ためらわずに素早く注射を刺して、抜き去る時も迅速な動きをしてもらうことで、痛みを感じる可能性が減ります。
注射器の針の細いものを使う
注射をする部位であったり、注射する薬品によって使用できるかが異なりますが、可能であればできるかぎり外径の最小な針を使ってもらうことで、痛みが減ります。
可能な限り、細長い針の注射を使ってもらいましょう。
医師・看護師に怖いと言うことを伝えておく
ストレートに注射が怖いことを伝えておくことも大切です。
医師・看護師があなたについて知ることで、できることや対応が変化する可能性があります。
インシュリン注射のように自分で注射をすることもあるので、その際にも抱えている不安があるのであれば、しっかりと医師・看護師に伝えておくことは重要です。
息を止めず呼吸を意識する
つい、針が刺さると考えると痛みに耐えるために、グッと息を止めてしまいがちです。
しかし、息を止めることによって体が強張り余計と痛みに敏感になったり、針が入りにくくなって痛い思いをしやすくなります。
ちゃんと普段通りの呼吸を続けられているか確認しましょう。
深呼吸をしてリラックスできるようにしましょう。
好きな音楽を聴く
環境が許すのであれば、できるだけ緊張したり注射のことを考えすぎないようにするために好きな音楽を聴いてみましょう。
注射のことばかりに気を取られない工夫、好きな音楽やテレビ番組、漫画などで気を紛らわせてみると良いです。
できるだけストレスがない状態を作り出すことは重要です。
もし、友人などもいるのであれば、話をしたりして針に向いた意識を散らしましょう。
特にインシュリン注射のように自分自身で注射をしなければならない場合には、周囲の環境を整えておくことは衛生面からも大切なことです。
注射部位を見ない
注射する部位を意識すると、緊張して痛みにも敏感になってしまいます。
刺されるところを見ておきたい気持ちもありますが、刺さる瞬間は目をそらしておくことで痛みに関する情報を視覚からは入れないことができます。
いろんな意識が注射に向くことで、痛いと言う気持ちが増幅してしまいます。
何のために注射をしているのかメリットを考える
何のためにこの注射をするのかを考えてみることも効果があります。
健康は重要であり、痛みに耐えて将来のリスクを避けるのか、たった一度の痛みのために病気に気づかない人生を選ぶのか…など。
自分にとって、今注射をすることでどのようなメリットがあるのかを納得することで、気持ちの整理がつきます。
空いている手で別の部位をつねる
右腕に注射をされているのであれば、空いている左手で太ももをつねります。
注射は一瞬ですが、慣れないチクッとした痛みが走ります。
何度もやっていれば慣れて行きますが、もっとも簡単な痛みを消す方法は別の痛みを生み出すことです。
できるだけ似たタイプの痛みである方がよいので、爪先で皮膚をつねるような痛みが似ているため良いです。
そして、注射ではなく自分でつねっている部位の痛みに意識を集中してください。
そうすることで注射の痛みが大したことのないものに感じられます。
注射が痛くない病院や無痛針・パッチやシールは?
注射が痛くない病院や無痛針、痛くないパッチやシールについて見て行きましょう。
注射が痛くない病院はどこ?:歯科医院が多い
注射が痛くない病院、痛みを感じにくい工夫をしている病院というものも存在します。
方法はさまざまですが、
- 表面麻酔
- 無痛点への注射
が、一般的なものです。
どちらかと言えば歯科医院で無痛治療が流行しています。
Google検索などで「注射 無痛 地名」と検索すれば、お近くの無痛治療を行っている病院が表示されます。
注射が痛くない無痛針:ナノパス34
蚊の針から着想を得た外径が小さい注射針が開発されています。
単純に外径の大きさは傷口の大きさと関係があり、外径が小さいほど痛みを感じにくいと言えます。
当初はインシュリン注射のように常用しなければならない人の痛みを少しでも和らげる目的で開発されましたが、「痛みのない注射針」として広く認知されたこともあり、さまざまな用途で病院・医院から注文が入ったと言います。
医療機器メーカー・テルモが開発した「ナノパス34」という注射針は直径0.18mmという細さを有しています。
ただし、細さゆえに注射部位や薬品によっては使用することができないこともあります。
注射が痛くないパッチ・シールとは?:日本とアメリカの例
2017年12月から佐藤製薬が販売を開始した「エムラパッチ」と言うものがあります。
注射の痛みを感じなくするシールのようなものですが、肌に貼る麻酔剤です。
注意点は、注射をする1時間前に腕などの注射部位に貼り付けておく必要があるということです。
佐藤製薬では同様の効果がある「エムラクリーム」というものを開発しており、それをより簡単に利用できる形としてエムラパッチが開発されました。
薬価自体は1枚251.6円で、健康保険を適用することで実質負担は80円程度になります。
現在、市販はされていないため、医師による処方箋が必要となり病院・医院によって処置料は異なります。
アメリカではインフルエンザの予防接種の方法として、注射ではなくパッチタイプのものが開発されています。
溶けてなくなるマイクロニードルを備えたパッチを貼り付けることで、インフルエンザワクチンを安全に接種できると言います。
アメリカでは毎年、成人の約40%がインフルエンザの予防接種を受けておらず、自己投与ができて痛みがないパッチが現状を解決してくれると期待されています。
BBCによると、今のところこのパッチによる問題は報告されておらず、パッチを数分間貼り付けることになるので2〜3日間軽いかゆみが発生することがあったと言います。
また、パッチを使用した人の中でインフルエンザにかかった例もないとのことです。
さらに注射とは異なり、保存も簡単で最低でも1年間は冷蔵しないでパッチを保管することができます。
インフルエンザ以外にも風疹やポリオなどにも利用を拡大する計画です。
今後、一般にも普及していき日本でも広まれば注射器の必要ない、痛みを感じないでワクチン接種をできる社会になるかもしれません。
まとめ
・注射が痛くない方法まとめ!
- 注射部位をマッサージしておく
- 敏感な部位・場所の注射を避ける
- 素早く注射してもらう
- 注射器の針の細いものを使う
- 医師・看護師に言う
- 息を止めず呼吸を意識する
- 好きな音楽を聴く
- 注射部位を見ない
- 何のために注射をしているのかメリットを考える
- 空いている手で別の部位をつねる
・注射が痛くない病院はどこ?:歯科医院が多い
Google検索などで「注射 無痛 地名」と検索すれば、お近くの無痛治療を行っている病院が表示されます。
・注射が痛くない無痛針:ナノパス34
医療機器メーカー・テルモが開発した「ナノパス34」という注射針は直径0.18mmという細さを有しています。
・注射が痛くないパッチ・シールとは?:日本とアメリカの例
2017年12月から佐藤製薬が販売を開始した「エムラパッチ」と言うものがあります。
アメリカではインフルエンザの予防接種の方法として、注射ではなくパッチタイプのものが開発されています。
いつもたくさんのコメントありがとうございます。他にも様々な情報がありましたら、またコメント欄に書いてくださるとうれしいです。
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