映画「ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY(ハーレイクイン2)」が2020年3月に日本公開されます。
今回は、映画「ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY(ハーレイクイン2)(ハーレイクイン2)」のネタバレあらすじ・結末を紹介します。
また、年齢制限・R指定の対象となるような内容なのか見ていきましょう。
映画「ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY(ハーレイクイン2)」のネタバレあらすじ・結末
ハーレイ・クインの幼少期は決して恵まれたものではなかった。
十分な愛情を受けることができずに親元を離れて生活していたハーレイ・クインはその後、大学を卒業しPh.D (博士号)を取得し、精神科医として勤務していた。
ジョーカーとの破局
そんなある日、運命の相手・ジョーカーと出逢う。
ハーレイ・クインの目にはジョーカーのことしか映っておらず、ジョーカーのために徹底的に尽くしていた。
しかし、その愛は精神異常者であるジョーカーに届くことはなかった。
ジョーカーに見限られたハーレイ・クインはドクという台湾レストランオーナーが経営するアパートの一室で新たなパートナーのハイエナ・ブルース(ブルース・ウェインにちなんだ名前)を買い、髪を切り服装も自分が着たいと思える服を着るようになる。
その後、クラブで相変わらずの行動を取っていたハーレイ・クインは、クラブオーナーのローマン・シオニス(ブラック・マスク)の運転手を傷つけてしまうが、周囲は未だにハーレイ・クインとジョーカーの関係が続いているものだと思っていた。
ローマン・シオニスはクラブの歌手ダイナ・ランスを新たな運転手として任命する。
そのため、ハーレイ・クインは皮肉にもジョーカーの庇護下にあったが、ジョーカーとの関係を完璧に解消したいと考えていたハーレイ・クインは、2人の出会いともいえる思い出のエース化学工場を爆破することを思い浮かぶ。
近くに駐められていたタンク車に飛び乗り、工場に突っ込ませて爆破させる。
これによって、ハーレイ・クインとジョーカーが破局したことがゴッサム・シティの犯罪者たちの間にも知れ渡り、ジョーカーを恐れてハーレイ・クインに手出しできずにいた者たちが動き始めることとなる。
ジョーカーの庇護を失ったハーレイ・クイン
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クラブには何者かが侵入し、クロスボウを用いた殺人が行われていた。
現場検証をしていたゴッサム・シティのはぐれ刑事レニー・モントーヤは、近くで起きたエース化学工場の爆発現場を訪れ、ハーレイ・クインのネックレスを発見する。
レニー・モントーヤはジョーカーの庇護下でなくなったハーレイ・クインには危険に晒されていると指摘する。
ダイナ・ランスにクラブオーナーであるローマン・シオニスに関する情報を求めるが、ダイナはこれを拒否する。
ローマン・シオニスはダイナと、ローマンの狂信的な右腕であるビクター・ザーズを送り込みダイヤモンドを取り戻す。
このダイヤモンドには、数年前に虐殺されたベルティネリという犯罪一家の財産に関する口座番号が埋め込まれていた。
カサンドラ・ケインという少女はスリの常習犯で、試合観戦に熱中する人々などから気づかれずに盗むことができる腕前の持ち主だった。
ある時、通りで出くわしたビクター・ザーズの持っていたダイヤモンドを盗むが、逮捕されてしまいとっさにダイヤモンドを呑み込んでしまう。
その頃、ハーレイ・クインは呑気にチーズサンドを食べようとしていたが、レニー・モントーヤに追われる形になり、ジョーカーと破局したことで逃亡中にはそこかしこからハーレイ・クインにさまざまな恨みを抱えた犯罪者たちにも狙われる。
ローマン・シオニスの手下に拘束されるが、偶然にもクロスボウの使い手・ハントレスによって助けられる。
カサンドラとハーレイ・クイン
ザーズはローマンにカサンドラによってダイヤモンドを盗まれてしまい、今はその胃袋の中にダイヤモンドがあることを伝える。
また、ダイナはカサンドラに危険が迫っていると警告をする。
ジョーカーの庇護下になくなったハーレイ・クインはローマンにとっても殺すべき相手となっていたが、ハーレイ・クインはローマンに対して盗まれたダイヤモンドを代わりに取り戻すと申し出ることで命を狙わないことを願い出る。
ローマンはその申し出を受け入れるが、カサンドラ確保にも賞金をかけていた。
ハーレイ・クインはゴッサム・シティ警察に現れ、逮捕されているカサンドラ救出のために煙が出るだけのグレネードランチャーを使って侵入していく。
カサンドラの救出に成功したハーレイ・クインだったが、ローマンの放った犯罪者たちが行手を阻んでいた。
なんとか追手を払い、カサンドラとともにハーレイ・クインは自身のアパートへと身を隠し、絆を深めていく。
アパートのオーナー・ドクは、店を訪れたヘレナ・ベルティネリがクロスボウの暗殺者・ハントレスだと発覚し、近づいていく。
ヘレナ・ベルティネリ(ハントレス)は、かつての一家殺人事件を生き延び、暗殺者として訓練され、一家を殺した犯人たちへの復讐を果たそうとしていた。
ハーレイ・クインの住んでいたアパートはドクの裏切りによって警察に暴かれてしまい、逃亡を試みるが外にはカサンドラを探していた犯罪者が待ち構えており、爆撃されてしまう。
なんとか生き延びたハーレイ・クインとカサンドラはアパートの外で荷物を車に積み込んでいたドクに話しかける。
生活のためにハーレイ・クインの情報を売ったことを告げられ、ハーレイ・クインは悲しみに涙を流すが止まってなどいられなかった。
仕事だから仕方がない
ハーレイ・クインはローマンに電話をし、改めてローマンに自身の身の安全を保障する代わりにカサンドラを裏切り引き渡すことを申し出る。
ローマンはこれを受け入れ、廃墟となった遊園地で落ち合うことになる。
ダイナはモントーヤにこの情報を流した上で、ザーズとともに車で遊園地を目指していたが、モントーヤからケータイに返信が届き、ディスプレイにその内容が表示されてしまう。
ザーズは内容からダイナの裏切りを理解し、ローマンにこのことを告げる。
ダイナの裏切りを知ったローマンは、自室に飾られていた仮面を身につけて「ブラック・マスク」へと姿を変える。
遊園地のある施設内でカサンドラの口にガムテープを付けて準備をしていると、モントーヤが現れ、戦いが始まる。
モントーヤを倒してホッとしたのも束の間、次はザーズとダイナが現れ、ザーズが放った麻痺毒の塗られた矢が首筋に突き刺さり、ハーレイ・クインは倒れ込む。
ハーレイ・クインを処理したザーズは続いて、隣の部屋でカサンドラの近くにいたダイナに銃を突きつける。
ザーズによってダイナが殺されそうになるが、ハーレイ・クインは未だに毒の効果が切れずに立ち上がれずにいた。
そこにヘレナが現れ、ザーズを射殺する。
ザーズもまた、ヘレナの一家殺人に加担した一人だった。
モントーヤも意識を取り戻すが、そこにブラック・マスクへと姿を変えたローマンのけしかけた部隊が現れる。
一同は一時休戦とし、ひとまずはブラック・マスクからの攻撃を退けるためにチームを結成する。
ローマンの部隊の撃退に成功したものの、カサンドラをローマンに捕らえられてしまい、さらにはモントーヤが撃たれてしまう。
ハーレイ・クインもまた被弾するが、防弾ビスチェを着ていたために一命を取り留める。
ローマンはカサンドラを連れ去ってしまい、ハーレイ・クインはその後を追う。
ローマンの手下に再び阻まれるも、ヘレナがバイクに乗って現れたことで、2人で追いかけることに。
近くの橋でローマンに追いつき、近くに見える影に向けて銃弾を放つがローマンを捉えることができなかった。
ローマンはカサンドラを人質にするが、カサンドラはハーレイ・クイン武器箱から手に入れた手榴弾のピンを抜き、ローマンのジャケットに滑り込ませる。
ハーレイ・クインは手榴弾が爆発する直前に橋からローマンを突き落とす。
Birds of Prey
ローマンの牛耳る犯罪者集団が崩壊し、モントーヤはゴッサム・シティ警察を退職する。
カサンドラの持っていたダイヤモンドに刻まれた口座から大金を引き出し、モントーヤはダイナとヘレナとともに自分たちのチーム「Birds of Prey(猛禽類)」を設立する。
一方、ハーレイ・クインとカサンドラは残されたダイヤモンドを質屋に売り払い、2人のビジネスを開始する。
エンドロール後に、ハーレイ・クインはバットマンに関する秘密を私たちに明かそうとするが、そのセリフの途中で映画は終了する。
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年齢制限・R指定が必要な内容か:倫理的な問題
映画「ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY(ハーレイクイン2)」はPG12の対象となっています。
映画「ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY(ハーレイクイン2)」戦闘シーンがいくつかあります。
しかし、特に凄惨な戦闘シーンという訳でもなく、バットを振り回したり殺傷能力のないグレネードランチャーを使ったりと、戦闘シーンの盛り上がりはむしろ少ないと言えます。
ではエロシーンが多いことで、年齢制限・R指定になったのかと言えば、これといったエロシーンはありません。
ダイナとローマンのキスシーンがあったりする程度です。
年齢制限・R指定の理由には、倫理的な部分考えられます。
カサンドラのスリ
一つ目はカサンドラがスリを行っているという部分です。
逮捕されていますが、物語の最後でもカサンドラのスリの技術によって窮地を脱していることからも、「スリがいけないことだ」という部分を前面に押し出せていないことが問題視されていると言えます。
レイプシーン
二つ目はレイプシーンです。
エロシーンというほど明らかなものではありませんが、主人公であるハーレイ・クインが酔っぱらった状態で男からレイプされる場面があります。
ダイナは少ししてから男たちを蹴散らして、ハーレイ・クインを助けるという部分なので、ハーレイ・クインとダイナが結びつきを深める重要なシーンでもあります。
裏切り
三つ目は裏切りに関する部分です。
ハーレイ・クインはカサンドラと共に、ドクがオーナーを務めるアパートに身を潜めます。
しかし、ドクに情報を売られたことで安全ではなくなり、そのことをドクに問いただすと「金のために情報を売った、これも仕事で仕方のないことだ」と吐き捨てられます。
その後、ハーレイ・クインも本意かどうかは分かりませんが、仕事だと割り切り、カサンドラをローマンに引き渡すことで自らの身の安全を手に入れようとしています。
そこまで暗さを感じさせない物語ですが、冒頭のジョーカーとの別れから引き続いてハーレイ・クインの「裏切り」がテーマになっているとも言えます。
犯罪行為
四つ目は犯罪行為がちりめられていることです。
冒頭のジョーカーとの破局を周囲に知らしめるために行った、タンク車を盗んだ上で、アクセルペダルを踏み込んだ状態で固定して脱出する行為は、簡単にマネができてしまいますがとても危険な行為です。
BIRDS OF PREYのタイトルの意味:猛禽類
映画「ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY(ハーレイクイン2)」は原題は「Birds of Prey」のみです。
日本版はどうしてこうも、よく分からない副題をつけるのでしょうか?
今回は本来のタイトルが副題になってしまっており、よく分かりません。
Birds of Prey自体は、直接的には物語のラストにモントーヤ・ダイナ・ヘレナの3人が設立した犯罪者たちを狩るチームを指しています。
Birds of Preyの英語の意味は「猛禽類」、つまりタカやワシなどを指すため、食物連鎖の上位に位置する動物を表しています。
また、鳥類であるという部分はバットマンがいなくなった後のゴッサム・シティで犯罪者集団を壊滅させたこと、バットマン以上に幅広く犯罪者集団を壊滅へと追い込むという意味で、コウモリよりももっと広範囲の縄張りや体格をイメージできる猛禽類をチーム名に採用したことが分かります。
日本版でBIRDS OF PREYが副題となった理由は、ラストで結成されたBirds of Preyにはハーレイ・クインが所属していないことが挙げられます。
もしハーレイ・クインもモントーヤたちと一緒に行動をしていたのなら、原題に近い邦題が付けられていたでしょう。
まとめ
・映画「ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY(ハーレイクイン2)」のネタバレあらすじ・結末
- ジョーカーとの破局
- ジョーカーの庇護を失ったハーレイ・クイン
- カサンドラとハーレイ・クイン
- 仕事だから仕方がない
- Birds of Prey
・年齢制限・R指定が必要な内容か:倫理的な問題
映画「ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY(ハーレイクイン2)」はPG12の対象となっています。
・BIRDS OF PREYのタイトルの意味:猛禽類
映画「ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY(ハーレイクイン2)」は原題は「Birds of Prey」のみです。
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