ディズニーアニメとしても有名な「美女と野獣」が2017年にハリー・ポッターシリーズでハーマイオニーを演じたエマ・ワトソン主演で実写版として映画化されました。
日本でも大人気を博し、アナと雪の女王を凌ぐ記録を残しています。
今回は映画「美女と野獣」に登場するヴィルヌーブ村の乞食のアガットの正体が魔女である理由について紹介します。
また魔女と野獣の母親という説やモーリスとの関係についても考察します。
映画「美女と野獣」アガットの正体が魔女の理由
映画「美女と野獣」で重要な鍵を握るキャラクターである魔女はベルの暮らしているヴィヌルーブ村に変装して暮らしています。
いったい何のためにヴィヌルーブ村にいるのでしょうか?
アガット・魔女はどんな役?
映画「美女と野獣」で魔女は老婆に変装して嵐の夜に城で女たちとダンスに興じていた王子のもとに現れます。
そして嵐を逃れるための宿としていさせてほしいと、1本のバラを差し出しながらお願いします。
しかし王子はそのバラを笑い、魔女を城から追い出してしまいます。
すると魔女は王子の傲慢で愛のない心と人を容姿の美しさで人を選ぶ醜い心を呪い、王子を野獣へと変身させてしまいます。
魔女の呪いは強力で、姿を変えられた王子や家来の者たちの記憶は周辺の村人から消されてしまいます。
野獣となった王子に真実の愛に気づくことを課した魔女は、王子に「魔法のバラ」、見たいものを見せてくれる「魔法の鏡」、どこでもいきたい場所へ連れていってくれる「魔法の本」の3つを与えました。
アガットの正体が魔女の理由は?
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映画「美女と野獣」に登場する魔女は呪いをかけて終わりではなく、呪いを成長のための課題として使用しています。
魔女自身が設定した期間が過ぎるまではその動向を見守るという方針を持っています。
城の周辺の村に変装して生活をすることで、野獣の呪いを解くことができるきっかけになる女性を発見することができるかもしれません。
また、変装のモデルとしてアガットという父親を亡くして身寄りがなくなり、物乞いをする惨めな女性に変身しています。
期間が過ぎるのを待つだけであれば、より暮らしやすい環境で暮らせる人物に変装すればよいのに、貧乏で惨めなアガットにあえて変装しています。
ひとつの理由は、美しい容姿だと人間たちの恋愛に巻き込まれて傍観を続けられなくなるということがあります。
もうひとつは、もしベルのような女性が現れなければ自分自身が野獣の前に最後の可能性として現れることを想定していたのでしょう。
魔女の能力や魔法は何が使える?
魔女・アガットはさまざまな強力な能力や魔法を使えます。
変身
魔女は老婆に変身したように外観を別人に変えたり、自分自身の物理的な姿形を別のものに変えたりすることができます。
共感
魔女は他の人の感情や欲求を感じ取り、理解する力を持っています。
そのため魔女は王子が愛と本当の美しさを持たない冷たい心だということを感じ取ることができました。
呪い
呪いをかけることで強力な負の効果を発揮することができます。
王子を野獣にし、家来を家具に、城全体を呪文にかけたりすることができます。
符呪
魔法の能力を物体に符呪することができます。
王子・野獣に与えた魔法のバラもその一つです。
魔法のバラは呪いを解くまでのタイムリミットを見させることで積極的な変化を促し、野獣へと姿を変えさせられた原因となった言動を反省できるための役割があります。
また、外の世界を野獣が覗き見ることができる魔法の鏡や魔法の本も作成しています。
アガット・魔女のその後は?
ガストンたちが野獣の城を襲撃する中、魔女も野獣の城を訪れました。
野獣がガストンの銃弾に倒れ、魔法のバラの花びらも落ちきってしまいましたがベルが野獣への愛を告白するのを聞き、魔女は魔法のバラを復元しました。
その結果、野獣も家来も人間に戻ることができ、崩壊していた城も修復され、村人たちは王子や家来の記憶を取り戻しました。
映画「美女と野獣」では、記憶を取り戻した村人たちが再会を喜び合う姿を微笑みながら眺めています。
王子が優しく愛のある人間になったため、魔女は旅立ったと考えられます。
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映画「美女と野獣」魔女と野獣の母親説やモーリスとの関係について
映画「美女と野獣」の魔女は野獣の母親ではないか?という憶測がファンの間に存在します。
はたしてその可能性はあり得るのかを考察していきたいと思います。
魔女が野獣の母親説は正しくて同じ人?
映画「美女と野獣」の王子はわがままで傲慢な性格に育ってしまったことを憂いた王子・野獣の母親が姿を変えて登場したものが魔女だという噂があります。
この場合、王子の母親である女王は今も健在でなければなりません。
しかし、女王は病気で他界していることが確定しています。
なので野獣の母親である女王が魔女として登場することはあり得ません。
他の可能性としては、野獣の母親が魔女と交流があり、自分の死後の息子をお願いしたというものです。
どちらの考えも落雷でモーリスの馬車のルートに木が倒れたり、ベルという女性を使って王子の性格を治そうという計画が裏で進行していたとするものです。
魔女とベルの父・モーリスとの関係は?
野獣の城からベルを人質にする形で逃れてきたモーリスは、ヴィルヌーブ村でベル救出の助けを求めます。
ガストンと相棒のル・フウはモーリスを助けると言い、森の中へと同行しますが本当はモーリスの言葉を信じていませんでした。
ベルを我が物にしたいガストンは結婚を認めるようにモーリスに迫りますが断られてしまい、ガストンはモーリスを木に縛り付けて狼に食われてしまうように仕向けます。
そこにアガットの姿で魔女が現れてモーリスの縄をほどいて開放してあげます。
ヴィルヌーブ村は小さい村なので、モーリスがアガットを知っていても不思議ではありません。
あくまで魔女ではなくアガットとしてですが、ベルが野獣の呪いを解く役割を担うということを傍観者として期待していたと考えられます。
映画「美女と野獣」の魔女は無益な殺生を好まない優しい性格をしていますが、全く野獣と無関係な存在とは考えにくいので、女王である野獣の母親から密命を受けていたといえます。
まとめ
・アガット・魔女はどんな役?
映画「美女と野獣」で魔女は老婆に変装して嵐の夜に城で女たちとダンスに興じていた王子のもとに現れます。
魔女は王子の傲慢で愛のない心と人を容姿の美しさで人を選ぶ醜い心を呪い、王子を野獣へと変身させてしまいます。
・アガットの正体が魔女の理由は?
もし、ベルのような女性が現れなければ自分自身が野獣の課題になりに行こうと考えていたのでしょう。
・魔女の能力や魔法は何が使える?
変身、共感、呪い、符呪
・アガット・魔女のその後は?
記憶を取り戻した村人たちが再会を喜び合う姿を微笑みながら眺めています。
王子が優しく愛のある人間になったため、魔女は旅立ったと考えられます。
・魔女と野獣の母親説は正しくて同じ人?
野獣の母親である女王が魔女として登場することはあり得ません。
野獣の母親が魔女と交流があり、自分の死後の息子をお願いしたという推測もされています。
・魔女とベルの父・モーリスとの関係は?
アガットの姿で魔女が現れてモーリスの縄をほどいて開放してあげます。
ヴィルヌーブ村は小さい村なので、モーリスがアガットを知っていても不思議ではありません。
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