ディズニーアニメとしても有名な「美女と野獣」が2017年にハリー・ポッターシリーズでハーマイオニーを演じたエマ・ワトソン主演で実写版として映画化されました。
日本でも大人気を博し、アナと雪の女王を凌ぐ記録を残しています。
今回は「美女と野獣」アダム王子の名前の由来や理由について。
また、野獣の年齢や呪いの期間についての考察を紹介します。
映画「美女と野獣」 野獣・アダム王子の名前の由来や理由は?
映画「美女と野獣」のキャラクターの中でも主人公であるはずの野獣。
それにもかかわらず「野獣」という名称でしか呼ばれません。
野獣の名前として「アダム」が挙げられていますが、どうしてアダムなのでしょうか?
その理由は何でしょうか?
映画「美女と野獣」野獣・アダム王子の役どころは?
映画「美女と野獣」の主人公・野獣は人里離れたお城に暮らし、贅の限りを尽くしては遊び呆け、人を見た目で判断する傲慢な王子でした。
あるとき城に現れた魔女をそれと気付かずに不遜に振る舞ったために、魔女の怒りを買って野獣へと変身させられて城から出られない呪いをかけられてしまいます。
野獣・アダム王子はベルたちに何と呼ばれている?
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映画「美女と野獣」で愛し合う野獣とベルですが、ベルは野獣の名前を知りません。
ベルは野獣のことを「ビースト」と呼び、召使のコグズワースやルミエールは「王子」「ご主人様」と呼んでおり、誰一人として野獣の本名を呼んではいないのです。
映画「美女と野獣」のエンドロールにおいても徹底されており、キャスト名とともに記されているキャラクターの名前は「野獣(Beast)」のみです。
原作での野獣・アダム王子の名前や本名は?
映画「美女と野獣」は1991年のディズニーアニメ映画「美女と野獣」を実写化リメイクした作品です。
これらには原作小説があり、1740年にフランスのヴィルヌーブ夫人という女性が執筆した「La Belle et la Bête(美女と野獣)」です。
この原作小説ではベルも野獣も名前や本名というものはなく、ベルも「美しい人」という意味のフランス語が役名として使用されているだけで、野獣は相変わらず「野獣」のままです。
野獣の名前「アダム王子」は本名?
ディズニーファンの間では、映画「美女と野獣」の野獣の名前・本名は「アダム」だということがトリビア的に知れ渡っています。
これは、1998年に制作された「The D Show」というディズニー公認のゲームの中で野獣が「アダム王子」という名前で紹介されているためです。
しかし「アダム王子」は野獣の公式につけられている名前ではありません。
映画「美女と野獣」のDVDのディレクターコメンタリーでは野獣は「野獣」または「王子」としか呼ばれていません。
ベルには1991年のアニメ映画「美女と野獣」で「ベル」という名前を与えたのに、野獣に名前を与えなかった理由は作家とプロデューサーたちがその必要性を忘れていたためだそうです。
公式に野獣を「アダム王子」と呼んではいませんが、アニメーターたちは野獣のことを「アダム」と呼んでおり、現在では暗黙の了解となっているようです。
公式に野獣を「野獣/アダム王子」と併記して紹介する日は来るのでしょうか・・・。
野獣・アダム王子の名前の由来や理由は?
野獣の名前・本名が「アダム王子」であることには聖書に登場する「アダムとイヴ」からインスピレーションを得ていることは確かだそうです。
野獣が愛を知り、獣の姿から呪いが解けて人間に戻るその過程は新たな創造の瞬間として捉えられています。
野獣にはバッファロー、クマ、ゴリラ、ライオン、イノシシ、オオカミなど多くの動物たちが合体して出来上がったデザインです。
アダムも天地創造の6日目にすべての動物を神が創造し終えた最後に生まれた神に似せて作られた存在であり、その後イヴという女性と愛を育んでいくという点でも共通しているといえます。
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映画「美女と野獣」 野獣の年齢や呪いの期間は?
映画「美女と野獣」の中で野獣・王子の年齢は言明されていません。
1991年のアニメ映画では「バラは彼が21になるまで咲くだろう」といわれていること。
そして劇中のルミエールがベルをもてなしながら歌う「ひとりぼっちの晩餐会(Be Our Guest)」の中で「10年間何もできずに〜」と歌われています。
このことから野獣・王子が魔女に呪いをかけられたのは11歳の時のことであると言えます。
映画「美女と野獣」で冒頭の王子が舞踏会をひらいているときの容姿や、野獣に姿を変えられた後に肖像画を爪で引き裂く場面があります。
当時の年齢が11歳ということを考えれば大人びていすぎな気がします。
この点に関しては歴史的にも、例えばエドワード6世は13歳のときの肖像画を、18歳に見えるように描かせています。
幼帝であるときには、君主としての威厳を示す意味も込めて容姿を大人びて見せることが当たり前だったようです。
王子・野獣に関してもルミエールやコグスワースが摂政を務め、王国を統治していました。
まとめ
・映画「美女と野獣」野獣・アダム王子の役どころは?
映画「美女と野獣」の主人公・野獣は人里離れたお城に暮らし、贅の限りを尽くしては遊び呆け、人を見た目で判断する傲慢な王子でした。
・野獣・アダム王子はベルたちに何と呼ばれている?
ベルは野獣のことを「ビースト」と呼び、召使のコグズワースやルミエールは「王子」「ご主人様」と呼んでおり、誰一人として野獣の本名を呼んではいないのです。
・原作での野獣・アダム王子の名前や本名は?
原作小説ではベルも野獣も名前や本名というものはなく、ベルも「美しい人」という意味のフランス語が役名として使用されているだけで、野獣は相変わらず「野獣」のままです。
・野獣の名前の「アダム王子」は本名?
「アダム王子」という名前は野獣の公式につけられたものではありません。
しかし、ディズニーのアニメーターたちも野獣のことを「アダム」と呼んでおり、現在では暗黙の了解となっているようです。
・野獣・アダム王子の名前の由来や理由は?
野獣の名前・本名が「アダム王子」であることには聖書に登場する「アダムとイヴ」からインスピレーションを得ていることは確かだそうです。
・映画「美女と野獣」 野獣の年齢や呪いの期間は?
野獣・王子が魔女に呪いをかけられたのは11歳の時のことであり、10年間呪いにかかったままだったと言えます。
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