映画「ドクター・ストレンジ」で主人公のドクター・ストレンジ(ベネディクト・カンバーバッチ)に魔術を教える師匠であるエンシェントワン。
坊主頭なのにあの美人っぷりにはびっくりしますよね。
今回はエンシェントワンを演じた女優が誰なのか?また、この役を演じるに至った経緯や他の出演作についてご紹介します。
エンシェントワンを演じた坊主の美人のティルダ・スウィントンとは誰?
映画「ドクター・ストレンジ」で魔術の師匠・エンシェントワンを演じた坊主の美人はティルダ・スウィントン。
本名:キャサリン・マチルダ・スウィントン Katherine Mathilda Swinton |
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生年月日:1960年11月5日(58歳) | |
出身地:イングランド・イギリス | |
身長:180cm | |
受賞歴:アカデミー賞助演女優賞(2007) ゴールデングローブ賞主演女優賞(2001)など |
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その他:ベルリン国際映画祭審査委員長、カンヌ・ヴェネツィア国際映画祭審査員 |
ミドルネームのマチルダから、ティルダとしているのですね。
経歴を少しだけ上の表に載せてみましたが、まぁもはや化け物ですね。
映画「ドクター・ストレンジ(2016)」のときで56歳・・・、56歳であの美貌とは恐ろしい。
それに声が綺麗で優しくて聞き取りやすい、ぜひ英語版で見て欲しいですね。
配役に関しては賛否両論あったようですが、これだけの経歴の持ち主でこの年齢で美貌ですからね、納得するしかないでしょう。
エンシェントワンを演じた坊主の美人のティルダ・スウィントンの過去出演作は?
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ティルダ・スウィントンの日本でもよく知られている出演作としては、「ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女(2005)」の「白い魔女」が挙げられます。
作品の内容どうこうはさておき、「白い魔女」と言われても納得できる雰囲気を醸し出しています。
そして同じく2005年の作品でキアヌ・リーブル主演で話題にもなった「コンスタンティン」では「ガブリエル」を演じています。
白衣に羽をつけた天使姿ももちろんですが、この「コンスタンティン」ではそれだけではありません。
役柄の都合もあり、なんとスーツ姿までお目にかかることができるという優れた作品です。
数々の受賞歴や映画祭の審査員をつとめるほどに評価されているだけあって、近年ではこうした一筋縄ではいかない役どころも難なくこなしてしまえる女優です。
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エンシェントワンを演じたティルダ・スウィントンの過去出演作オススメ一覧
映画「ドクター・ストレンジ」でエンシェントワンを演じた坊主頭でも美人だと認めさせたティルダ・スウィントンの美しさを思い知ることができる過去の出演作のオススメを一覧にしてみました。
ソーラ・サッカー / セサリー・サッカー(2役) |
ヘイル、シーザー! |
2016年 | |
マリアン役
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胸騒ぎのシチリア |
2015年 | |
マダム.D役 |
グランド・ブダペスト・ホテル |
2014年 | |
イヴ役 |
オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ |
2013年 | |
ソーシャルワーカー役 |
ムーンライズ・キングダム |
2012年 | |
エヴァ・カチャドリアン役 |
少年は残酷な弓を射る |
2011年 | |
白い魔女役 |
ナルニア国物語/第3章: アスラン王と魔法の島 |
2010年 | |
コードネーム:ブロンド役 |
リミッツ・オブ・コントロール |
2009年 | |
ケイティ・コックス役 |
バーン・アフター・リーディング |
2008年 | |
カレン・クラウダー役 |
フィクサー |
2007年 | |
ペニー役 |
ブロークン・フラワーズ |
2005年 |
個人的には最新作で日本では2020年に公開予定の日本刀を振るうティルダ・スウィントンが見られる「The Dead Don’t Die」も気になるところです。
エンシェントワンは本当は500歳のお爺さんだった?
さて、そんな美貌と演技力をもつティルダ・スウィントンが今回、映画「ドクター・ストレンジ」で演じたのエンシェントワン。
実は原作のコミック版では美人でもなく、そもそも女性でもなかったのです。
キャラクター設定はモルドもコミック版とは異なりますが、エンシェントワンは全く異なります。
エンシェントワンは原作だとチベット人の老人男性なんだけどホワイトウォッシュされ白人女性にされてしまった
人種を変えた理由としてはアジア系に対するステレオタイプのイメージを変える為云々だったけどその癖エンドゲームでは略奪と書かれたヤクザ事務所とか出てきて滑稽だった pic.twitter.com/zu5Lrdk1rY
— じゃぁっく・おりばー (@jamifo1) May 17, 2019
コミック版では500歳以上のチベットの伝説の魔術師のお爺さんです。
映画「ドクター・ストレンジ」のエンシェントワンは700歳以上なので、それよりは若い設定だったようですね。
映画「ドクター・ストレンジ」では、ドクター・ストレンジがエンシェントワンに弟子入りを志願する展開になりますが、コミック版では才能を感じたエンシェントワンが弟子入りを求めるという違いもあります。
死因もコミック版では異なるので、興味がある方はぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。
そんなティルダ・スウィントン演じるエンシェントワンですが、映画「ドクター・ストレンジ」では残念ながら死亡してしまいます。
しかし2019年に公開された「アベンジャーズ/エンドゲーム」にも登場しています!
エンシェントワンをティルダ・スウィントンが演じることで差別問題に?
ハリウッド映画で近年問題となるのが、出演者の人種割合とその役どころです。
映画「ドクター・ストレンジ」でも司書のウォンのキャラクターイメージが原作では差別的と判断されて、改変されています。
そしてティルダ・スウィントンの起用もこれとは別の意味で差別的だと非難されました。
本来は500歳以上のチベット人男性魔術師という役柄を白人女性にすることがアジア人に対する差別だと捉えられたようです。
これにはやむを得ない事情として、原作コミック通りの人物をキャスティングしようと探していたのですが、見つけ出すことができなかったため、その超越したキャラクター性と神秘性を生かせる人物として枠を広げた結果、ティルダ・スウィントンが選ばれたようです。
映画としてはすごくよかった。でもエンシェントワンがなんで女や!
— 転がるよ (@korogaruyo) 2017年2月4日
このように、原作コミックを知っている熱心なファンの中には女性に変更されたことに納得できないでいる声もあります。
マジかストレンジいいぞ
エンシェントワンめっちゃかっこいいんだよな
最高だわ— ⚁マクダラ◽︎ (@makudara) 2019年4月26日
しかし、好意的に捉えている声の方が多く感じましたし、批判している場合も作品自体に関しては満足しているので、結果としては功を奏したキャスティングだったといえそうです。
まとめ
さて、今回は映画「ドクター・ストレンジ」のエンシェントワンを演じた坊主頭の美人の正体は一体誰なのか?ということを中心に、ティルダ・スウィントンの経歴や過去の出演作、女優としての魅力について。
また、エンシェントワンがコミック版と映画版ではどのように違うのかということについてもご紹介してきました。
いかがだったでしょうか?
ご拝読いただきありがとうございました。