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5Gの健康被害は嘘やデマ?危険性や対策・発がん性とムクドリの大量死についても

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新しい通信システムである5Gが本格的に2020年から日本でも導入され、時代を変えるかもしれないとまで言われる5G。

今回は5Gの健康被害は嘘やデマなのか?

5Gの危険性や対策としてすべきこと、発がん性やムクドリの大量死について紹介していきます。

5Gの健康被害は嘘やデマ?

5Gの健康被害を気にする声が上がっていますが、嘘やデマなのでしょうか?

5Gには健康被害があるという主張

4Gを超える5Gがスマホなどの通信システムとして2020年春から日本でも導入されます。

海外での実証実験などを例にしたり、電磁波の危険性から5Gも健康被害があるのではないかと心配する声があります。

TwitterなどのSNSや記事も多く出回っています。

5Gに対して

  • DNAに損傷を与え、がんを引き起こす
  • 老化を促進する
  • 細胞の代謝に異常が生じる
  • ストレスタンパク質の生成が促進されさまざまな病気になる

といった主張がなされています。

5Gとは何か?

そもそも5Gとは何なのかを簡単に触れておきましょう。

ケータイ電話の通信技術は年々進化を続けています。

昔は電話しかできなかったのが、メールができるようになり、メールに写真や動画を添付できるようになりました。

さらにはYouTubeなどの動画を外出していても高画質で特に待ち時間もなく見れるようになっていきました。

こうした進化の先にあるのが5Gです。

通信速度はもっと早くなり、車の自動運転技術の実用化にも大きく貢献すると言われています。

さらには私たちがスマホを手放し、より便利な時代が来るかもしれないのが5Gです。

5Gの健康被害は嘘やデマ?

5Gの健康被害として指摘されているものは「電磁波」に関する危険性を指したものです。

  • DNAに損傷を与え、がんを引き起こす
  • 老化を促進する
  • 細胞の代謝に異常が生じる
  • ストレスタンパク質の生成が促進されさまざまな病気になる

これらの健康被害の可能性は5Gに限ったことではなく、Wi-FiであったりBluetoothや電子レンジなどにも共通することです。

 

電磁過敏症と呼ばれるものがあり、ケータイ電話やWi-Fiのような電磁波が発せられている場所にいると健康状態が悪化したり衰弱したような気がして来るという架空の病気があります。

WHO (世界保健機関)も実際に存在する病気ではなく心理的な症状だと言っています。

 

ケータイ電話の発する電磁波が脳腫瘍やがんと関連するという主張が何十年もなされてきましたが、証明されていません。

 

電磁波という言葉を使ってきましたが、稀に放射線と呼ばれる事があります。

放射線と聞くととても危険なイメージがありますが、大きく2種類のものがあります。

ペンシルバニア大学のケネス・フォスター教授によると次のようになります。

放射線(電磁波)
電離放射線 非電離放射線
波長が短いもの。
皮膚細胞やDNAを傷つけるエネルギーを持つ。
波長の長いもの。
細胞を傷つけるエネルギーを持たない。

ケータイ電話やWi-Fiなどで使用されているのは非電離放射線なので、基本的には危険性がないものとされています。

強力な無線周波数送信機の近くに居続けない限りは問題はないとフォスター教授は主張しています。

 

現時点では5Gに健康被害があるという主張には根拠がなく、嘘やデマだと結論づけるべきでしょう。

とはいえ、5Gが完全に安全だという証明も不可能なため、より多くの実験がなされていき安全性が保障されていくことが望ましいといえます。

5Gの危険性や健康被害対策・発がん性は?

もう少し詳しく5Gの危険性について、

また、5Gの健康被害としてどのようなものが想定されるのでしょうか?

5Gの健康被害から守るためにできる対策には何があるのか、発がん性についても見ていきましょう。

5Gの危険性は?

5Gの危険性を主張するときに電磁波が危険なのだと言われます。

もう少し厳密には無線周波放射(RFR)と呼ばれるものです。

この無線周波放射(RFR)にはマイクロ波やX線、電波やモニター画面の光、太陽光などからも放出されています。

つまりどこにでもあり、一概に危険だとは言いきれません。

話をややこしくする原因は放射線、無線周波放射(RFR)には2つの分類があるためです。

放射線(電磁波)
電離放射線 非電離放射線
波長が短いもの。
皮膚細胞やDNAを傷つけるエネルギーを持つ。
波長の長いもの。
細胞を傷つけるエネルギーを持たない。
X線、ガンマ線など 紫外線、可視光線、赤外線、低周波の電波、電力線、Wi-Fi、FMラジオなど

また、放射線と聞くと核兵器を思い浮かべます。

そのため、「細胞を殺す危険なもの」というイメージが先行してしまいますが、ケータイ電話で使用される無線周波放射(RFR)は非電離放射線なのでDNAの損傷や細胞組織の破壊を引き起こすという生物学的な証明は未だなされていません。

とはいえ、まだ証明されていないだけであり、完全に安全だと言い切れるわけでもありません。

 

5Gが広がった際には5Gの送信機は低電力であるため、今よりも多くの基地局が必要になると言われています。

しかし、5Gの放射線よりも強力な放射線が太陽光として降り注いでいるのも事実です。

 

また、5Gの周波数について主張されることがあります。

今までの1G〜4Gは1〜5GHzの周波数を使用していたのに対し、5Gでは24〜90GHzの周波数を使用することになるため、高い周波数ほど生物に危険性が高いというものです。

今まで 1〜5GHz
5G 24〜90GHz

周波数が高いことは事実ですが、周波数が高いほど危険だという科学的な証明はないことも事実です。

5Gに発がん性がある?

発がん性に関する研究は5G以前から行われ続けてきました。

最近の研究で無線周波放射(RFR)に発がん性があるかを調べる実験として3Gの無線周波放射(RFR)に長時間にわたる高曝露を行いました。

その結果、雄のラットにのみ変化が現れました。

雄ラット 副腎腫瘍、脳腫瘍、がん性心臓腫瘍
雌ラット 変化なし
マウス 変化なし

この研究から言えることは単純に「発がん性がある」という結論ではありません。

あくまで雄ラットにのみ症状が現れ、しかも検出できた腫瘍の数は非常に少なく統計的には偶然に発生する確率と言えるレベルです。

また、曝露レベルと期間は人間の許容量の4倍以上であり、照射されたラットはそうでないラットに比べて長生きしました。

 

2011年にWHO (世界保健機関)はケータイ電話の放射線を「人間に対して発がん性がある可能性があるもの」と定義される「グループ2B」に分類しました。

イェール大学神経学のノベラ博士によると、グループ2Bはカフェインと同じクラスで何かを意味するわけでもないとのことです。

ちなみにグループ2Bよりも危険度の高いものにはアルコール飲料や加工肉があります。

ICNIRP(国際非電離放射線保護委員会)によると5Gの周波数範囲は有害とされる範囲を大幅に下回っており、曝露レベルも遥かに下回っています。

また、WHOもICNIRPのガイドラインで推奨されている限度量を下回る周波数での曝露では「健康に既知の影響を及ぼさない」と述べています。

2014年にもWHOは「携帯電話の使用に起因する健康への悪影響は確認されていない」と述べています。

 

少なくとも現段階では、ケータイ電話やWi-Fiなどの無線ネットワークが健康被害を引き起こしたという科学的な証拠はありません。

5Gの健康被害対策は必要でなにがある?

5Gの健康被害が科学的に証明されていません。

ただし、万が一を想定した研究が続けられています。

もし、5Gをはじめとした電磁波、放射線の被曝量を減らしたいと考えている場合にできることは、

  • 夜寝るときにケータイ電話を離して寝る
  • ポケットではなく、カバンなどできるだけ身体に近づけないで持ち歩く

といったものが挙げられます。

就寝時に使用しないことで健康的な睡眠にも効果を発揮します。

5Gでムクドリの大量死は嘘・デマやベルギーの実験中止について

オランダで行われた5Gの実験でムクドリが大量死したという嘘・デマについて、

またベルギー・ブリュッセルで5Gの実験が中止されたことについて見ていきましょう。

5Gでムクドリの大量死は嘘・デマ?

2018年11月5日に「Health Nut News」というブログ上で「オランダのハーグで行われた5G実験中に、数百羽の鳥が死んだ」という記事が投稿されました。

この執筆者は5Gの陰謀論を流布している人物によるものでした。

 

ハーグのハイヘンス公園で不可解な鳥の大量死が発生したこと自体は事実です。

市によると2018年10月19日から死亡が始まり、11月3日までに337羽のムクドリと2羽のハトが死んでいたことが分かりました。

市は何らかのウィルスの可能性を考慮し、ハイヘンス公園への犬の散歩を禁止、オランダ食品消費者製品安全局によってウィルステストが行われました。

鳥の大量死は珍しいことではなく、2011年にもアメリカのアーカンソー州やルイジアナ州、スウェーデンなどで短時間に数千羽の鳥が死亡した例が報告されています。

原因は病気であったり大気や河川の汚染などさまざま考えられています。

アメリカ地質調査所は鳥や魚などの野生生物の大量死を追跡調査しており、その記録によると毎年163例の大量死がアメリカ連邦政府に報告されています。

 

オランダ・ハーグであったという嘘・デマでは、ハイヘンス公園付近で実験が行われており同時期に大量死があったとのことでした。

実際に5Gの技術実験はオランダで行われており、ハイヘンス公園の近くでも2018年6月28日に行われました。

しかし大量死まで3ヶ月以上空いており、関連性があると断言することはできません。

また、オランダ健康評議会のメンバーでICNIRP(国際非電離放射線保護委員会)の委員長も務めているエリック・ヴァン・ロンゲン博士は、5Gの被曝レベルは現在使用されている3Gや4Gと同じレベルだと語っています。

唯一、鳥の大量死と5Gの実験に関連があり得るとすれば、高出力でかなりの加熱が行われた場合ですが、世界中にある基地局でそのような報告はありません。

ベルギー・ブリュッセルで5Gの実験中止

ベルギー・ブリュッセルで5Gのパイロットプロジェクトが健康への懸念のために中止されました。

ブリュッセルの地域では非常に厳しい放射線基準が設けられています。

そのため、1mあたり6Vという基準によってベルギーの首都では4Gを提供する際にも問題が起こっていました。

ブリュッセル首都圏政府大臣セリーヌ・フレモーはこの件に関して、「市民はモルモットではなく、市民を保護するためにも5Gが放射線基準を満たしていないならば容認されない」と述べています。

 

ベルギー・ブリュッセルでこのように厳しい規制がなされていることには、EUの本部が置かれているということも影響していると考えられています。

まとめ

・5Gには健康被害があるという主張

海外での実証実験などを例にしたり、電磁波の危険性から5Gも健康被害があるのではないかと心配する声があります。

・5Gとは何か?

通信速度はもっと早くなり、車の自動運転技術の実用化にも大きく貢献すると言われています。

・5Gの健康被害は嘘やデマ?

ケータイ電話の発する電磁波が脳腫瘍やがんと関連するという主張が何十年もなされてきましたが、証明されていません。

・5Gの危険性は?

5Gの放射線よりも強力な放射線が太陽光として降り注いでいるのも事実です。

また、5Gの周波数が4Gよりも高いことは事実ですが、周波数が高いほど危険だという科学的な証明はないことも事実です。

・5Gに発がん性がある?

2011年にWHO (世界保健機関)はケータイ電話の放射線を「人間に対して発がん性がある可能性があるもの」と定義される「グループ2B」に分類しました。

イェール大学神経学のノベラ博士によると、グループ2Bはカフェインと同じクラスで何かを意味するわけでもないとのことです。

ちなみにグループ2Bよりも危険度の高いものにはアルコール飲料や加工肉があります。

・5Gの健康被害対策は必要でなにがある?

  • 夜寝るときにケータイ電話を離して寝る
  • ポケットではなく、カバンなどできるだけ身体に近づけないで持ち歩く

・5Gでムクドリの大量死は嘘・デマ?

2018年11月5日に「Health Nut News」というブログ上で「オランダのハーグで行われた5G実験中に、数百羽の鳥が死んだ」という記事が投稿されました。

この執筆者は5Gの陰謀論を流布している人物によるものでした。

・ベルギー・ブリュッセルで5Gの実験中止

ベルギー・ブリュッセルで5Gのパイロットプロジェクトが健康への懸念のために中止されました。

ブリュッセルの地域では非常に厳しい放射線基準が設けられています。

 

いつもたくさんのコメントありがとうございます。他にも様々な情報がありましたら、またコメント欄に書いてくださるとうれしいです。

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シゲゾウ
アラサーのエンタメ好き兄ちゃんデス。 教育関連の仕事に就いています。 エンターテイメントを肌で体感してあなたに新鮮な感動と興奮する情報をお届けします!!! やってみなきゃ分からない!をモットーに何にでも前のめりで挑戦していきます!!